十分大人の、私達の年代の女性は

今、こうして安定した暮らしをして

子を育て、大学にやる・・・

私がこのブログを通してつながっている

ブロ友さん方は、

ほとんどが

そんな暮らしをしていらっしゃる方々なので、

ピンと来ないかもしれないです。

私もね、「そこ?!削る?」と

一瞬思いました。





NHK現代より『生理の貧困』 





でもね、
「ああ、そうか・・・」と。



私の妹は、
教員とか保健師ではないのだけれど、
仕事の中の、一部の業務で
大学生と関わることがあって



大学生の実生活については、
同じ立場の二人の息子を持つ私より、
ずっと詳しいんですね。



昭和の時代にはまだよくあった下宿や
古いアパートに間借りをして、
シンプルな生活をする友人宅に
居候をし、
「困ってない」
「結構おもしろい」
と言っていた長男のことを、


妹は
「はぁ~・・・」とデカいため息をつき笑、
「呑気なもんね。あの子は甘いわ。」
と呆れたように言っていたのも、
つい最近のことです。



大学生の暮らしについては、
一年半長男の動向を知らせてくださった、
“協力者”からも聞いてはいたし、



私自身、かつて
大学生の就活支援の仕事をした時に
大学生の“ナマの声”を聞き、
少しは把握していました。





なので、
私がこのブログを通し、ご縁をいただけた
お母様方やそのお子さんの暮らしが
“フツー”
“当たり前”
だとは思っていません。
とても恵まれている環境のお子さんばかりだと
思います。
そりゃそうです、
有名塾や予備校に行き
有名難関私立や一流国立大の話を
「合格しました~!」
「いくつ受けていくつどうだった」
「何点だったの」
と書いているママや、そのお子さんが
経済的に困窮しているようには思えません笑
いえ、大学や偏差値等と暮らしは別
…って言われるかもしれませんが、
そもそも
そういうことに拘り、必死になれる時点で
まだ、余裕があるんだと思うのです。



そして可愛い息子さんや娘さんも、
ママと一緒に住まいや家具家電を選び、
おしゃれをしたりお友達と飲みに行ったり
大学生活を謳歌していらっしゃって、
けして、
「今月暮らせるのか、来月どうしようか」
という生活ではなさそう。




でも、そんな
「今月暮らせるのか、来月どうしようか」
という大学生は、
ごまんといる…ってこと。




実際、大学生の就活支援をしていた頃
息子の暮らしがどんなかを知りたくて
周りにいた長男と同年代の子達に
暮らしぶりを根掘り葉掘り聞いたのですが笑、
「私はバイトがまだ週3くらいだから、
マシな方です。
毎晩行かなきゃいけない人もいます。」
なんで?
「生活費がいるから。」
仕送りは?足りない?
「学費は奨学金、家賃は出してもらってますが
生活費は自分で稼ぎなさい…って家庭の子は
いっぱいいますよ。」
いくらほしい?
「3万じゃ足りない。
生活費全部ってことになると最低5万。
家賃出してもらってるから、
私は5万で足ります。」

地方国立大に来た田舎暮らしの大学生は
こんな子がいっぱいいました。





一年半、
長男の動向を知らせてくださった“協力者”も
私の長男のことは
「甘えている」とはっきりおっしゃっていて、
バイトの一つもしたことがない子だった
…と私が言うと
「バイトばーっかり行って、
全然研究室に来ない…って子も
いっぱいいるのにね笑」と苦笑いをし、

なんでですか?大学に来たくないからですか?
研究がしんどいとか?
…と聞く無知な私に

「・・・滝汗
そりゃ、
生活しなきゃいけないからですよ、お母さん。
学費も家賃も生活費もお小遣いも
すべて、100%、親からの仕送り
何も困ってません…って子を
僕はそれほど知りませんけどね。」
と言われてしまいまして。



そして、それを妹に話すと
あっさりと
「うん、そんなもんだよ」と。




お姉ちゃん、
大学生はね、千円、二千円も大きいの。
まずは、学費。大学に通えること。
次に家賃。毎日寝る場所は絶対必要。
その次は、ご飯。食べずにはいられない。
賄い付きの飲食店や居酒屋のバイトが
どれだけそんな学生にとってありがたいか。


やっぱりお友達と
たまにはご飯も食べたい、飲みにも行きたい。
おしゃれもしたいから、
たま~~~に、ほんとに、たま~~~にだけど
シマムラやg.u.で服も買うし、
化粧品なんか100均でうまく見つけてきたりね。


じゃあ、何を省くか?


具合が悪くても病院に行かないわ、
必要なものも、
有る物で代用したり、
もらえるところに行ったり。


「絆創膏をください」って
医務室に学生が来たのよ。
そんなことは、よくあるからかまわない。
ハイハイ、って渡す。
でもね、時々
「ヽ(ヽ゚ロ゚)それは病院すぐ行きなさい!」
「Σ(゚ロ゚ノ)ノカチ割れて流血してるじゃん!」
ってことがあるんだよね。
本人困ったからなんとかしようと思って
来たんだろうけど、
39度の熱が一週間続いても
ぱっくり割れて血がダラダラ流れてても
病院じゃなくて医務室で、という判断を
しちゃうの。
お金がないから。
病院に3,000円払うなら、
3,000円でパンと牛乳買いたいの。
お弁当だって一週間分買えちゃうからね。
5,000円払うなら、
電気代優先。




私はそれを聞いていたから、
長男がいなくなった間
“協力者”に預ける手紙に必ず
「体調が悪くなったら病院はすぐ行きなさい」
「お金が要るなら言ってきなさい」
と毎回しつこく書いていました。



生理用品も、そうなのかもしれませんね。




たまたま、よく知るのが大学生だから、
大学生の暮らしを書きましたが
大学生に限らず。



何を、どうしたらいいか…は
すぐに考えられないしわからないけど、
皆が最低限の暮らしをできるよう、
学生さんも
本業に勤しめる暮らしができるよう、



うーん、
そうすると
腐ったお金の使い方をする人達や
税金のなめた使い方する機関や人しか
頭に浮かばないんだけどね笑、



今日はお休みで、
製薬会社に勤める友人と
税率のこと
医師のこと
就職のこと
大学生のことを
話しているうちに
「生理の貧困」の話になった笑、
雨の水曜日です。