今日は、大学の授業料の振替日。
次男は、新年度が始まってからすぐ
口座から引き落としがありましたが
長男の大学は
コロナの影響を考慮されたのか
今年度の振替は
例年より大幅に遅く設定され、
まもなく夏休みになるこの時期でした。
国立大の授業料は、
私立に比べればそう高くはありません。
そして、学費として納める額は
長男も次男もまったく同じ
やはり大きく次男と違うのは、
“生活費”です。
特別な贅沢を
許していたわけではありませんが、
家賃、光熱費、食費、その他、
これを学生の自力だけで…というのは
正直、無理があると思ってます。
でも、実際、
奨学金とバイト代だけで
自力で頑張る学生さんが
少なくはない…ということも、
この一年で知りました。
もちろん、
すべて親御さんが援助…というご家庭も
多くありますけど。
年間数十万円の学費を
親に納入してもらい、
家賃はパパの口座から引き落とし、
電気代もガス代も水道代も
ママが毎月口座に入れてくれて、
時々は田舎からお米や食品が送られてきて、
そして、
ママからは
「ちゃんと食べてるの～？」とLINEが来て
自宅に送られる成績表を見たとか
家にあんまりいないとか
お小言を言いたいママから
あの子ったら困っちゃうわ(>_<)
と愚痴をこぼされたパパが
たま～～～に、忘れた頃に、
「おい、おまえ、ちゃんと勉強してんのか？」
なんて電話してくることもある
バイトもあるし
友達と遊びたいけど、
お盆とお正月くらいは
しょうがないか…と帰省をしたら、
おじいちゃんおばあちゃんは
すっかり大人びた孫をクスッと笑いながら
ごちそうを作ってくれお小遣いもくれる
・・・普通とか、一般的というのが
何を基準としているかは
わからないけれど、
まあ、地方から出ていった大学生の暮らしは
こんなもんですかね？
うちも、そうでした。
息子はママからのLINEを
うるせーな…と思いながら
「わかってるよ」なんて、
言葉少なの一言返信をする
のどかな田舎に住む
おじいちゃんおばあちゃんは、
田舎にいる時はあんなに欲しかったもの
見たことがなかったものが
溢れているような
僕がいる都会を知らない
バイトしたらすぐ手に入る程度の
お小遣いだけど、
ニコニコしながら渡してくるから
しわしわの手から受け取りながら
「うん、ありがと」って
父や母には見せない幼い顔を
わざとして見せると
おじいちゃんおばあちゃんは
さらにニコニコして
「体に気をつけなさいよ～」って言う・・・
成人した大人なんですから
意思はあります。
その意思も、気持ちも、
尊重したいとは思います。
苦悩だって、誰よりも理解してあげたい。
ただ、
青年にも感情や気持ちがあるように、
田舎にいる父母や
おじいちゃんおばあちゃんにだって
感情も気持ちもあります。
人を思いやる気持ちを疎かにして
「俺は俺でやってます」
というのは、
あまりに勝手だと
私は思います。
もう、成人なのだから…と
すべてを許すことも
私はしません。
私の居所を、
私の親は知っています。当然。
連絡が来て
「うるせー」「うざ」と
こんな年齢になっても思ってはいるけど、
何ヵ月も何年も
放置したりはしません。
居所を知らせたくないのも、
返事をしてこないことも、
よほどの理由があってのこと
それは重々考慮し、
息子の意思も尊重はしますが、
人の気持ちが
わからない人間でいるのは
困ります。
成長の課程は複雑で、
大人なら当たり前の常識さえ
理不尽に思えることもあるでしょう。
でも、
だからといって、
厳しいことを言うようですが
私は、息子の今を、
うんうん
わかった
よしよし
好きにしていいよ
…と全面的に
受け入れ、認めることはしません。
ダメなことは、ダメ
おかしいことは、おかしい
そう言い続ける親でありたいです。
親ですから。
他に誰も
そんなことを
息子に言っては
くれませんから。
私は、息子の書き置きを
1年前に読んでから
一度も読み返してはいません。
賢い息子が、
頭が恐ろしく良い息子が、
事をよくわかっている大人な息子が、
書いたにしては
なんとも稚拙な
保身と責任転嫁をした文章は
さっさと忘れます。
一年間、逃げ続け
折り合いをつけられず
意固地になって
人に感謝をせず
人の気持ちを思いやれずにいる中でも
授業料は振替され
口座にはまた入金された
その状況と、自分を、
今は、知ってもらうだけでかまいませんが
一年前の書き置きにあった
いつか親の気持ちがわかる時が
俺にも来るかもしれないし、
もしかしたら俺にはずっと
来ないかもしれない
それは、
親の気持ちがわかっていない人が
書き残す文ではないので
私も諦めないでいようと思った
今日でした。
…と真面目なこと書いたけど、
口座の残高が
一気に何十万円も減ってるの見たら
まあまあガックリしちゃうよね笑
二人分の授業料振替笑