近所に、紫陽花で有名な神社があって
まだ少し早いのですが
お散歩に行くはめになりました。



去年は、
満開のいちばん美しい時に行って


淡い紫色の毬が散らばるような参道を
散歩したり




交配した、変わった紫陽花も観賞したり
キラキラ星
ダンスパーティー
万華鏡




そこに甥っ子を連れて行ったのですが、
紫陽花そっちのけで
カタツムリやカエルを捕獲しまくって。



そしたら、午後から雨が上がった土曜日
甥っ子が私に電話をかけてきて


「オバ!カエルの神社、前に行ったやん?」


カエルの神社じゃねーわ、紫陽花の神社だよ


「あ、そかそか!ま、どっちでもいいけど
前もさー、行ったよね?
そろそろオバ、行きたい季節だよね?」


あ、もうそんな季節?早いな。
オバの中では去年の夏から
時が止まってんだけど。


「なんで?
あ、まあいいや、それは今度ゆっくり聞く。
僕、今、急いでるから!
こういうお天気の時だったでしょ?
カエルがいっぱいいたのは」


よく覚えてんなぁ・・・
オバの中では去年の夏から、


「いいから、それは。
早く連れてって!
今いっぱい
カエルが出てきてると思うんだよ!」





って催促をされたので、
甥っ子を連れて神社へ。



見事に咲いてない。

まだ、早い。



しかし、甥っ子の目的は
紫陽花ではないので、
花も咲いていない緑一色の中を
がさごそうろうろ、

カタツムリを捕ったり、
カエルを捕ったり。


カエルの写真はありません、
カエルは逃げまくるから
カメラなんかかまえていたら
「手伝え」と甥っ子にどやされるので、
写真を撮る暇はない。


そして、いちいちいちいち甥っ子に
手を洗え、消毒しろ、…と
うるさく言わないといけないので
オバは忙しい。



あー、1時間くらいは付き合わないと
帰りたがらないかなぁ…と覚悟をしていた
その時


紫陽花の根元で、
ミョーな動きをする生き物が。


蛇。



田舎では、よくあることです。
もちろん、私も嫌いだし触れないけど、
見慣れているのでさほどびっくりはしません。



が、小1の甥っ子
完全に固まって
紫陽花には一切近づかなくなって


「オバ、帰ろう。もう、いいや」



ヘタレだな、おまえは。
だいがくのおにいちゃんは、
毒のあるなしを判別した後
すぐに捕まえて、
しばらくガン見した後
リリースしてたよ。


面白そうな個体だと判断したら、
持ち帰ってた。



「オバ、おにいちゃんに怒らないの?」



怒ったよ、
飼ってたのも、知らなかった。



でも、ある晩にね、
オバがまだマンション住んでた時、




・・・それが昨日の投稿にも少し書いた
蛇事件。




イメージ画像として載せたこの写真に
そっくりだった、
マンションのリビング。
カーテンやソファの色、家具の配置、
まさにこのまんま。


ここで、私
お風呂の後、眠くなるまで
テレビ見てたんですよね。ソファの上で。


で、そろそろ寝ようかなって
ソファから床に足を下ろした時に
スッ・・・
と足元で動くものが見えた気がしたの。


気のせいかも。
もうコンタクトレンズはずしちゃってるし。
虫だったら、あんな動きしないしね。
高層階はゴキブリもほとんどいなくて快適、
たまにカブトムシやクワガタが
バルコニーに飛んで来てたけど、
それは夜じゃなくて早朝が多い。
寝よ、寝よ。


もう一度足を下ろす前に
念のために、ソファの下を見たら。


蛇。


蛇っていうか、
もはや大蛇の域。



これが、
私の悲鳴でセコムがかけつけた蛇事件です。



厳密に言うとね、
セコムがかけつけるより早く、
部屋から長男が飛び出してきて、


泥棒か強盗かなんかと思ったのか、
へんちくりんな戦闘態勢で
ハッ!ハッ!…って
ポーズをとりながらリビングに現れて、


「ちょっと!これなに!なんで!」
と狼狽する私と
指を指す先を見た途端



なーんだ。びっくりしたじゃん
いや、珍しいくらいデカいの見つけたからさ



と、静かに言うんで



「だから、連れて帰ってきたと?!」
と問い質したら



そ。


と言いながら、
子犬か子猫を抱っこするみたいに
抱えて、


あらあらもう、おまえはー
ちゃんと入ってろピンクハート


って部屋に戻っていった、蛇事件。







甥っ子が蛇を怖がって
急いで車に乗り込むのを見て
笑いながら


蛇すらも、
ちょっと懐かしくなってしまった


雨上がりの土曜日でした。



人は、最悪経験を基準に
強く生きていく生き物です真顔