虎九美のブログ-o1


オスロ市内にある国立美術館です。


この美術館には有名な作品、ムンクの「叫び」が展示されています。



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この絵は誰もが知ってる作品で、学校の教科書やTV、雑誌など、


いろいろなものに使われたりしてると思います。


本物の絵を見てもやはり迫力のある恐怖を感じました。



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むかし、盗難事件があって以来、その後はガラス板で保護されるようになりました。


絵は帰って来たものの、かなり損傷を受けてたそうです。



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(この写真は美術館で購入したポストカードです)


1893年 エドヴァルド・ムンク作 「叫び」


この絵は空想ではなく、ムンク自身が体験したことを絵で表現したものと


みられます。


ムンクが書いた日記によると



二人の友人とエ―ケベルグの高台にある歩道を歩いていたとき・・・


太陽が沈みかけのころ、突然!空が血の赤い色変わった!


それでも友人たちは歩き続けたが・・・


私はそこに立ち尽くしたまま不安に震え


自然を貫く果てしない叫びを聴いた


(少し省略しました)


といったことが書かれてたそうです。


「叫び」の作品の人物はムンク自身であり、人物が叫んでるのではなく


叫びにおどろき、両耳をふさいでるところだったのです。


先週7月25日のBSプレミアムで放送されてた「極上美の饗宴」でムンクの


特集を観てたら


ムンクの叫びを研究されてる方の話によるとノルウェーの地形の関係で、おそらく


うねるような雲が発生したのだろうということと


過去に、別の場所で血の赤い色のような空を目撃したという新聞の記事が発見


されたが、ムンクが制作した1893年と一致しなかった。・・・・しかし


ムンクの日記で新たな事実が!


「叫び」は過去に体験した出来事を作品にしたものであり、その過去の年代と日時が


別の場所で起きた現象の年代とほぼ一致したそうです。


つまり「叫び」という作品は空想の世界ではなく、ムンクの体験したことを


独自の作風で表現したものだったのです。


またこの「叫び」の色彩遠近法に注目!


色の関係で暗い青(オスロ・フィヨルドの海)は奥へと下がり、逆に


赤い色の空が前へと浮き上がる遠近法を使っているので


誰もが無意識に空へと目が行ってしまうように工夫されてます。


この作品に込められた作者のメッセージ!奥が深いです。



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ムンクの自画像のポストカードです。



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こちらはムンクの最愛の妹が結核の病で亡くしてしまった悲しみを


絵にしたもの


「叫び」よりも前に描かれた作品です。


ムンクは死んでいった家族たちのへの悲しみが後に


絵の作風として「死」「恐怖」「不安」などのテーマを扱うようになったのでは


ないでしょうか



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「叫び」の舞台になっているエ―ケベルグの高台からオスロ市内を


見おろしてみました。


あの絵に描かれている人物たちが歩いている所は橋の上だとばかり


思ってましたが、実際は高台のごく普通の歩道でした。



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この中央に写っている教会も「叫び」の中に小さく描かれてます。


自分のかってな解釈でもうしわけありませんが


「叫び」の背景でひとつだけ描かれてる建物が教会であるのは、おそらく


恐怖を感じる中ですがれる神聖なものを描きたかったのではないでしょうか・・・


と、自分は思うのですが



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この高台へ来たら「叫び」のポーズをしましょう



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「叫び」に描かれてるフィヨルドの海はこのあたりでしょうか?



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オスロの鉄道路線





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港の船もよく見えます。



ムンクの「叫び」は全部で4作あって代表的油彩画はオスロ国立美術館


他はオスロのムンク美術館にテンペラとパステル画の2種類


ノルウェーの実業家の方がリトグラフだそうです。



子どもの頃から、なにげなしに見たことのある教科書の中の絵・・・


今回の旅行でまた一つ名画の謎が解けた気がします。