『ぉ~い』
『おぉ~い』
『おい!!』
んっ?
『いつまで寝てんだよ!ツカマジで寝んなよ!教科書濡れてんぞ!』
おいそんなでかい声で言うなよ!よだれとか恥ずかしいじゃん!
周りをうかがってみるが誰も聞いていない。
『あっもぅ終わった?』
『とっくに』
俺の机の左上にある小指くらいの黒い穴をボールペンで堀ながら言うこの茶髪の男。
幼馴染みの健太。
この学校で髪を染めているのはこいつか、そこまで可愛くもないくせにデシャバって先生に注意されても『地毛です』と言える位でしかやりきれないうるさいグループの女子2、3人。
この健太とはガキのころからいつも一緒だった。
左手の中指にある古傷はラジオ体操の帰りにアイツの捕まえたクワガタに噛まれたもの。
ラジオ体操にでるくらいガキのころから一緒だった。
『てゆか今日の集会どうするよ~ダルいよな。』
集会というのは俺達が入っている暴走族の集まり。
暴走族と言ってもこんな田舎。たかが知れてる。別に他のチームと抗争があるわけでもないし、都会のように怖いおじさんたちの許可を得る必要もない。
と言うか他のチームは知らないがうちはそんなのはない。
なんと言っても俺達合わせてもたったの7人しかいない。
俺達以外5人は1つ上の先輩。だから何も言えないがこれで暴走族なんて言っていいものなのか、と俺は思っている。まぁケド一様四代目で少しは歴史があるから今さらやめられないってところもあるんだろう。
『とりあえず出とこうで』
『ケドよ~集会っつっても何もやんね~じゃん!ファミマに集まってカップ麺食うだけでしょ?俺らはいっこ下だから何かと気使うし。正直抜けて~よな。』
確かに健太の言うとうりである。先輩の誘いを断れなかったのと、暴走族という刺激のある言葉に誘われてしまったということに今は後悔している。
『とりあえず6時半健太んち行くわ』
『へ~い。んじゃまた後で。』
6時。
いつものようにバイクにまたがり発進。今年の夏は何だか気持ちがいい。
走っていて何だかニヤけそうになるくらいカラッとしていて。
バイクに乗っている時は自分が一番な気になれる。
誰も止めることはできない。ハンドルを握る自分しか。すれ違う人もたったの一瞬。一秒後には違う風景が映る。何も考える隙もない。ただ道と信号だけを見ている。
嫌なこともすべて忘れられる。
(ヤベッ)
(あぁ~)
(無理か)
『ガッシャーーーン!!!!』
(やっちまった。)
(どっか怪我したか?)
(いやどこいたくない。動く動く。)
『誰もいないか。よかった。』
『よかったね。』
(んっ?)
『生きてるじゃん。』
『誰だ?』
『ハイッ。膝血出てるよ。』
あっ。ヤベッ。痛いな。右膝。
『誰もいないし誰も見てないよ。よかったね(笑)』
(あんたに見られてるし。ツカ笑うんじゃねぇよ。)
ガサッ!
『なによ。せっかく人が親切にしてるのに。』
『うるせぇ。』
『可愛くないの!…そのハンカチあげる。じゃあね、お気をつけて~。』
(ムカつく女。)
今思えば最初はなんとも思わなかった。
生意気で男っぽくて、なんか見下してるようなムカつく女
としか思わなかった。
だけどまさか
あれから6年経つ今でも俺の中にいつづけるなんて
あの頃のあいつと俺が
今でも光り続けてる。
『おぉ~い』
『おい!!』
んっ?
『いつまで寝てんだよ!ツカマジで寝んなよ!教科書濡れてんぞ!』
おいそんなでかい声で言うなよ!よだれとか恥ずかしいじゃん!
周りをうかがってみるが誰も聞いていない。
『あっもぅ終わった?』
『とっくに』
俺の机の左上にある小指くらいの黒い穴をボールペンで堀ながら言うこの茶髪の男。
幼馴染みの健太。
この学校で髪を染めているのはこいつか、そこまで可愛くもないくせにデシャバって先生に注意されても『地毛です』と言える位でしかやりきれないうるさいグループの女子2、3人。
この健太とはガキのころからいつも一緒だった。
左手の中指にある古傷はラジオ体操の帰りにアイツの捕まえたクワガタに噛まれたもの。
ラジオ体操にでるくらいガキのころから一緒だった。
『てゆか今日の集会どうするよ~ダルいよな。』
集会というのは俺達が入っている暴走族の集まり。
暴走族と言ってもこんな田舎。たかが知れてる。別に他のチームと抗争があるわけでもないし、都会のように怖いおじさんたちの許可を得る必要もない。
と言うか他のチームは知らないがうちはそんなのはない。
なんと言っても俺達合わせてもたったの7人しかいない。
俺達以外5人は1つ上の先輩。だから何も言えないがこれで暴走族なんて言っていいものなのか、と俺は思っている。まぁケド一様四代目で少しは歴史があるから今さらやめられないってところもあるんだろう。
『とりあえず出とこうで』
『ケドよ~集会っつっても何もやんね~じゃん!ファミマに集まってカップ麺食うだけでしょ?俺らはいっこ下だから何かと気使うし。正直抜けて~よな。』
確かに健太の言うとうりである。先輩の誘いを断れなかったのと、暴走族という刺激のある言葉に誘われてしまったということに今は後悔している。
『とりあえず6時半健太んち行くわ』
『へ~い。んじゃまた後で。』
6時。
いつものようにバイクにまたがり発進。今年の夏は何だか気持ちがいい。
走っていて何だかニヤけそうになるくらいカラッとしていて。
バイクに乗っている時は自分が一番な気になれる。
誰も止めることはできない。ハンドルを握る自分しか。すれ違う人もたったの一瞬。一秒後には違う風景が映る。何も考える隙もない。ただ道と信号だけを見ている。
嫌なこともすべて忘れられる。
(ヤベッ)
(あぁ~)
(無理か)
『ガッシャーーーン!!!!』
(やっちまった。)
(どっか怪我したか?)
(いやどこいたくない。動く動く。)
『誰もいないか。よかった。』
『よかったね。』
(んっ?)
『生きてるじゃん。』
『誰だ?』
『ハイッ。膝血出てるよ。』
あっ。ヤベッ。痛いな。右膝。
『誰もいないし誰も見てないよ。よかったね(笑)』
(あんたに見られてるし。ツカ笑うんじゃねぇよ。)
ガサッ!
『なによ。せっかく人が親切にしてるのに。』
『うるせぇ。』
『可愛くないの!…そのハンカチあげる。じゃあね、お気をつけて~。』
(ムカつく女。)
今思えば最初はなんとも思わなかった。
生意気で男っぽくて、なんか見下してるようなムカつく女
としか思わなかった。
だけどまさか
あれから6年経つ今でも俺の中にいつづけるなんて
あの頃のあいつと俺が
今でも光り続けてる。


