ブォンブォン!

パラリラパラリラ!

ババババババババッ!














その日はチームの集まりだった。













『んでよ~こないだ~まじムカついたんだよ!そのセンコーがよ~俺のせいみたいに言いやがってよ!俺ぶちギレて机蹴飛ばして、そのまま校長んとこ行ったよ。あいつ辞めさせろってね!』




『マジかよ!それで!?』



『先生も悪気があって言ったんじゃないんだろう。少し頭を冷やして、一度先生と話をしてみなさい。って言われた。』



『なかなかいい校長じゃね!?』



『まぁ校長は物分かりいい奴でよ…でもよっ!あいつが……』






























『ハハハッ!結局かよ!(笑)』







『それマジ残念すね(笑)なぁ~慎二!』





『んっ?あ、あぁそぅだな。』





『………。』
























ブォンブォンブォン!






『じゃあな健太、慎二!かたずけよろしくな!』




『はいっ!お疲れっす!』





ブォンブォン!ブォーン!











『ダァァー!何で毎回俺らが片付けしなくちゃなんねんだよ!あのくそハゲボケっ!食ったらゴミ箱に捨てればいいだろ!どんな教育されてきたんだ!親の顔が見てみたいぜ!おいっ!慎二も手伝えよ!』






『おぉ…。』











『……。』












『…あのさ健太!俺っ…。』







『さっちゃんの事諦めきれない。だろっ。』







『………。』








『俺、お前がそんな落ち込んだとこ初めて見るわ。しかも理由は女。女なんか!とか言ってた奴が、恥ずかしくねぇのかよ。』






『………。』












『…ったくお前よ……。』









『…なんか初めてだから自分でもどうしたらいいかわかんなくて…。そんな自分が情けなくて…。ダセェよな、俺。』







『……。』










『………。』






























『慎二。ちょっと来いよ。』










『んっ。』

























ザッ!











ゴッ!!



ガシャン!







『ぃって!!』










『テメェ!いつまでうじうじしてんだよ!好きなら好きだって伝えろよ!ビビってんだろ!必死に頑張ってるさっちゃんにも!それを見てるだけの自分の無力さにも!正直ムカつくんだよ!テメェいつからそんなションベンクセェ奴になったんだよ!アァ!?』






『…ゴメン…。』








『ゴメンじゃねぇよ!立て、このやろっ。ボコボコにしてやる!胸くそわりぃんだよ!』





ドスッドスッ!

ガッシャン!!









『…っくっ…そ。』







『あぁ?なんかいったか?悔しいんだろ?情けない自分を指摘されて!でも否定もできない。お前はそぅやって綺麗事ばっか言って、結局周りに迷惑かけてんだよ!俺にも、さっちゃんにもっ!しょうもない優しさなら相手に迷惑なだけなんだよっ!』













『……違う…。』







『違わねぇ。』










『違うっ!』






『違わねぇよっ!!』










『お前に!お前に何がわかるんだよっ!俺がどんだけあいつの事考えてるか!好きなんだよっ!好きすぎて訳わかんねぇんだよ!何していいかわかんねんだよ!悔しいんだよっ!…………ただ好きなんだよ…。』





















『テメェ馬鹿だな。』








『うっ…うぅぅ……!!!』

















『俺もよくわかんねぇケドよ。人ってよ、単純なんだって。楽しいときは笑うし、ムカつけば殴りたくなる、好きになれば近くにいたくなる。それって普通なんだよ。カッコつけることねぇんだって。恥ずかしがることねぇんだって。もっと自分に素直になれよ。好きなんだろ、さっちゃんの事。だったら何ができるかじゃねぇだろ?近くにいてやるんだよ。近くにいかねぇと何もわかんねぇよ。もっとシンプルにいこうぜ。好きなら好き、それでいいじゃん。』














『…うっうっっあっあぁぁ!!』















『おいおいっ!そんな泣くなよ!俺がいじめてるみたいじゃん!』









『あぁぁうっ!!』







『おい慎二っ!!』


































その日、何かがはじけた。














今までモヤモヤしてたもんが一気に消えた。
















そうだ。
















そぅだよな。

















好きなら好き。


















それだけでいい。


















何をやってやればいいとか














相手のためとか
















そんなことわかんねんだよな結局。













ただ自分の事は自分でわかる。



















好きだって。





















一緒にいたいって。






















素直に


















真っ直ぐ。




































その日、俺は幸子のとこへ行った。

















直ぐに伝えたい。




























愛してるって。