当たり前じゃなかったよ、君と過ごした時は。
戻れない…今、気づいた。
突然襲う、君が居ない世界にうつされて
寂しくて寂しくて
失くなってしまうよ
ひとつふたつ共に咲かせた数少ない想い出
見つめてるばかりの僕を
まるでほら
この都会に降る雪みたいに刹那だけど、忘れないでね
やがて聞こえるのは足音だけ
言葉は既に失って
訪れたあの場所には
もう
人影もなく花は枯れ
○
泣いているよ
やり場のない思い抱えて
泣いているよ
いつのまにか声を殺して
泣いているよ
泣く筈ないのに
泣いているよ
記憶を無くして
泣いているよ
マーブル色のスーパーボール
泣いているよ
悔しいだけじゃない
悲しいだけじゃない
切ないだけじゃない
霞ンデク
笑っているよ
笑う筈ないのに
泣いているよ
声を殺して
呼んでいるよ
いつでも
どこでも
何をしてても
空に気持を写したら
楽になれるかな?
あなたに
あなたへ
あなたを
泣いているよ
笑っているよ
呼んでいるよ
霞ンデク
霞んでく
○
手の届くところにあるあたたかさに、
安易に手を伸ばすのはいけない事だろうか。
届かないものに焦がれるよりも
自分を見てくれるものの隣に居たい。
それがたとえ、かたちだけの偽り事でも、構わない。
○
ずっといっしょに生き抜いてきた
この腕だからこそ
痛かったときも苦しかったときもいっしょだった。
安心や些細な幸せを感じたのもそう。
つらい思いだって共有してきた、いっしょだから死ななかった。
かえのない半身。
いまさら誰にも渡さない。
○
平和とは…戦争とは…なんぞや、なんぞや
何を考えている?
戦争に正義など無い
独立?天誅?
…言い訳だな
殺し合いの
大虐殺の為の
言い訳に過ぎない
だから
勝者よ
望んだ平和を手にいれよ
考えの限りの手を尽くせ
全ては全ての死者の為に
何を思っている?
平和はここに無い
目を開けろ
耳を澄ませ
…認めろ
みんな戦ってる
気付けば戦ってる
涙を流して全てを捨てて
平和を望んでるのに
それを得るために
戦ってる
だから
声をあげろ
詩を歌え
賽を振れ
全ては自分と愛する者達の為に
そして
それを護る為だけに笑って戦える
そんな平和な日を呼ぶために
○
僕が要らないものは
いつも 与えられる
視線 お節介 野次 怒声 暴力
だから 僕はあいつ等が嫌い
それなのに
僕が欲しいものは
いつも 与えられない
視線 優しさ 温もり 言葉 愛情
だから 僕はあなた達が憎い
みんな嫌い なの かも
○
やさしくないものばかりのこの世界を
悲観するなんて惨めなこと だれがするか。
何も欲さない
何も求めない
僕の望みは、ただただ、そう在りたい。それだけだ。
だからこそ
まだ絶望なんてものを味わえるこの躯も志もなにもかもを道連れに
壊れてしまえばいい
○
何もいらないって思ってた
君さえそばにいてくれたのなら
何にも変える事の出来ない君が
そばにいてくれたのなら
僕には何もいらない
もうはぐれちゃったよ…
だから 僕は…
僕さえもいらない様な気がして
此処から何処かへ消えようと
決心せざるを得なかった
○
真っ白な 空間
― 何もない
ただ…
目の前にいるのは
小さな ボク
しゃがみ込んで
両腕で 顔を隠して
泣いている
だから 僕は
ボクに 歩み寄り
膝を曲げて 訊ねたのだ
“ねぇ、 どうして泣いてるの”
そうしたら ボクは
泣き声を 空間に響かせたまま
消えたんだ。
ふ、 と
後ろを振り返れば
ボク が いた。
先ほどの 小さな姿ではなく
鏡みたいに 対峙する
僕 と ボク
ただ 違うのは
ボクは 泣いている
泣き顔のまま 俯いていた
重くぶら下げられていた 腕は
ゆっくりと持ち上げられ
小刻みに 震える 双肩を過ぎ
頭へと 掲げられた
僕は ボクに 手を差し伸べたも
弾かれて そして
ボクは 僕を睨んで口を開いた
―お前なんか…
お前なんか
“ ”
突然 空間を
突風が 襲った
その音に ボクの声は 掻き消されてしまったけど
眉間に 皺が出来るほどに
瞑った 眼と
頬を伝う 悲しい滴と
口の動きから
容易く 理解できた
だって
君 は ボク
ボク は 僕
だから 僕も
微笑んで 口を開くんだ
―お前なんか…
お前なんか
“イナクナッチャエバ 良インダ”
○
ある一人の人間は僕にこう言った。
君の夢、=欲望。
―…無限にある
僕の夢は
その君の夢、=欲望
そして
君の幸せ。
無限という単位が最大限じゃない
○
ずっと ずっと
荊に捕らわれた
お姫様
夢へ 夢へと
堕ちてゆき
王子様を待っている
王子様がやってきて
目覚のkiss
重い瞼を開けば
手にしていた銃で
その王子とやらを
撃ち殺してやる
○
「白と黒と猫と道」
それは白の物語 花舞い散る道歩く白猫
この世の光を見続けて 闇を知らずに育った猫
並木道歩き 桜の花びら咥えてる
幸せという名の境遇持ちながらも 彼女はどこか悲しげ
寂しげという言葉が似合う猫 今日も平たい道歩く
それは黒の物語 暗闇が照らす坂道歩く黒猫
街灯だけが唯一の目 この世の光知らず育った猫
忌み嫌われ育った彼は いつもやすらぎ探している
手入れのされてない尻尾は 棘のよう
悲しげという言葉が似合う猫 今日も砂利道歩く
それは白と黒の物語 境遇違う二匹 心は同じ二匹
二匹出合った この空の下で
白猫は黒猫の尻尾を包んであげた
黒猫は白猫の尻尾にやすらぎを求めた
吹き荒れる風よ邪魔をしないでおくれ 温もり味わっていたいんだ
何よりも固いダイヤモンドの絆 光り輝き続けるよ
白猫は希望を手に入れ
黒猫は優しさ手に入れた
この世の光と闇を知る二匹の猫
物語は始まったばかり
それは白と黒の物語
すべてをかけて守り通すよ この道の果てまでも歩いていこう
それは白と黒の物語
幸せという言葉が似合う猫たち 今日も花道歩く
○
世界中の全ての人が僕を嫌いになったあの日
僕は君に出逢ったんだ
○
一度も君の笑顔見ることできなかったね
それでも電話越しの君の笑い声が好きだったよ
何度も何度も君の笑顔想像しては僕は幸せかみしめた
君が居なくなった事実は
頭で理解できなくても
心が理解していた
君が居ない
僕は一人だ
消えない傷が闇を切り裂き
微かに開いた穴からまた闇が流れ出す
深く深くもっと深く黒く染まる
一人で生きていけないのは当たり前?
そんな事言わないでくれよ
一人で生きていけないのが本当だったとして
この僕に頼れる相手なんかいないじゃないか
信じられる仲間がいないじゃないか
一緒に苦しいこと背負ってくれる仲間なんかいないじゃないか
ただ一人だった
一度深く落ちた僕の手を引いてくれたのは君だけだった
それでも君も僕を裏切ったじゃないか
この先
何を信じていけばいいって?
僕の事を知らない人と言い切らないでよ
忘れたとしても、もう一度思い出してよ
僕達の思い出は簡単に忘れられるようなものだっただろうか?
ただ 僕のなかで願いばかりがグルグルと渦を巻いて
残像が闇をつくるんだ
この闇を取り除いてくれよ…
○
笑うことでしか 自分を保てなかった
わかりますか?
泣かないんじゃなくて 泣ける場所がないんです
強いんじゃなくて 弱さを吐き出せる場所がないんです
帰りたいけど 帰る場所がないんです
わかりますか?
作り笑いはいつしか 分厚い仮面になりました
取り替えられる仮面 でも素顔は出せない
仮面を 二つ付けているんです
一枚は 怒ったり 笑ったり 取り替えられる仮面
その中に 絶対取れない ポーカーフェイス
いつの間にか それがないと生きていけませんでした…
嗚呼、神様。
○
嫌な事を 言いそうな自分に 驚いて
一瞬 口を開けかけたが すぐ閉じた。
そんな事を言ったら傷つく
自分の評価が下がる
嫌われる
嫌な思いをさせる
泣かせるかもしれない
怒られるかもしれない
でも
自分の気持ちは?
そしてまた自分を取る自分が居る。
そんな自分を
すこしだけ。一歩くらい離れた所から見る自分が居る。
人間って我侭な生き物だと これでもかと思い知らされると同時に
どうでもよくなる
結局、人は自分が一番なのだ。
そして 別れる 出会う は必然な事で偶然なんてあり得ないのだと。
そんな事を考えるほど この世界に希望を無くす。
欲求や理性が頭を支配しては邪魔をする。
自分を作る作業を。
そして僕は壊れる。
そんな自分が嫌いなくせに それでも変なプライドが邪魔して
固定概念や偏見と共に 守ろうとする。
ちっぽけな僕の心を。
そんな自分が嫌いなくせに 好きだから守るプライド。
世の中矛盾だらけだ と言うが
自分が一番 矛盾があるんだと知れば知るほど吐き気がする。
落ち込む度に 頭の奥は冷ややかになっていく。
比例するのは当たり前 矛盾も。
理性をも壊すほどの衝動に溢れる欲求と
欲求をも壊すほどの沈黙が流れる理性と。
矛盾が邪魔して通れない。
○
冷たい夜風が
ほてった体を冷やしていく
そんな心地良さが
この頃好きになって
決まった時間に
あの裏通りを歩くんだ
電灯がキラキラと
俺の道を照らす
猫が
電信柱の下で鳴いている
空を見上げれば大きな月が
お前も嬉しいのか この満月が
そう
俺は独り言を呟きながら
猫の頭をそっと
撫でてやった
少し
肌寒くなってきたみたいだと両腕を擦りながら
それでも空を見上げていた
アイツは今頃何してんだろ
目を閉じて
風を体で感じるほど
一人だと
嫌というほど感じるんだ
風は優しく
時にはキツく俺を
励ましてくれる
月の光が勇気をくれる
俺の溜め息が風になり
アイツに届けば良いのに
目を閉じれば
眩いばかりのアイツの笑顔が
俺を
寂しさから開放してくれる
アイツが
此処に居れば
どんなに良いかと
それでもアイツは
現れる筈も無く
もう体は冷えきったみたいだ
そろそろ帰ろうかと
一人きりの猫を抱えて
歩き始めた
心でアイツを感じてるんだ
離れて居たって
いつも繋がっている
分かるんだ
アイツが俺の真ん中に居る
ああ
なんて嬉しい事か
誰にも分からない
俺だけの気持ち
ああ
こんなにも
アイツが愛しいんだ
風はいつの間にか
止んでいた
離れて居たって
いつも繋がっている
そう信じられたのは
アイツのおかげだよな、と俺は
自分の腕でスヤスヤ眠る
猫の背中を撫でて
月に向かって微笑んだ
○
キコエル 僕を呼ぶ “声”
いつまでも変わらないと君は言ったね?
いつもと同じ この場所で
けれど、君はいなくなって
僕は一人 此処に居る
大切な君を失くした僕は
ずっと傍に居た 君たち
戻れない…今、気づいた。
突然襲う、君が居ない世界にうつされて
寂しくて寂しくて
失くなってしまうよ
ひとつふたつ共に咲かせた数少ない想い出
見つめてるばかりの僕を
まるでほら
この都会に降る雪みたいに刹那だけど、忘れないでね
やがて聞こえるのは足音だけ
言葉は既に失って
訪れたあの場所には
もう
人影もなく花は枯れ
○
泣いているよ
やり場のない思い抱えて
泣いているよ
いつのまにか声を殺して
泣いているよ
泣く筈ないのに
泣いているよ
記憶を無くして
泣いているよ
マーブル色のスーパーボール
泣いているよ
悔しいだけじゃない
悲しいだけじゃない
切ないだけじゃない
霞ンデク
笑っているよ
笑う筈ないのに
泣いているよ
声を殺して
呼んでいるよ
いつでも
どこでも
何をしてても
空に気持を写したら
楽になれるかな?
あなたに
あなたへ
あなたを
泣いているよ
笑っているよ
呼んでいるよ
霞ンデク
霞んでく
○
手の届くところにあるあたたかさに、
安易に手を伸ばすのはいけない事だろうか。
届かないものに焦がれるよりも
自分を見てくれるものの隣に居たい。
それがたとえ、かたちだけの偽り事でも、構わない。
○
ずっといっしょに生き抜いてきた
この腕だからこそ
痛かったときも苦しかったときもいっしょだった。
安心や些細な幸せを感じたのもそう。
つらい思いだって共有してきた、いっしょだから死ななかった。
かえのない半身。
いまさら誰にも渡さない。
○
平和とは…戦争とは…なんぞや、なんぞや
何を考えている?
戦争に正義など無い
独立?天誅?
…言い訳だな
殺し合いの
大虐殺の為の
言い訳に過ぎない
だから
勝者よ
望んだ平和を手にいれよ
考えの限りの手を尽くせ
全ては全ての死者の為に
何を思っている?
平和はここに無い
目を開けろ
耳を澄ませ
…認めろ
みんな戦ってる
気付けば戦ってる
涙を流して全てを捨てて
平和を望んでるのに
それを得るために
戦ってる
だから
声をあげろ
詩を歌え
賽を振れ
全ては自分と愛する者達の為に
そして
それを護る為だけに笑って戦える
そんな平和な日を呼ぶために
○
僕が要らないものは
いつも 与えられる
視線 お節介 野次 怒声 暴力
だから 僕はあいつ等が嫌い
それなのに
僕が欲しいものは
いつも 与えられない
視線 優しさ 温もり 言葉 愛情
だから 僕はあなた達が憎い
みんな嫌い なの かも
○
やさしくないものばかりのこの世界を
悲観するなんて惨めなこと だれがするか。
何も欲さない
何も求めない
僕の望みは、ただただ、そう在りたい。それだけだ。
だからこそ
まだ絶望なんてものを味わえるこの躯も志もなにもかもを道連れに
壊れてしまえばいい
○
何もいらないって思ってた
君さえそばにいてくれたのなら
何にも変える事の出来ない君が
そばにいてくれたのなら
僕には何もいらない
もうはぐれちゃったよ…
だから 僕は…
僕さえもいらない様な気がして
此処から何処かへ消えようと
決心せざるを得なかった
○
真っ白な 空間
― 何もない
ただ…
目の前にいるのは
小さな ボク
しゃがみ込んで
両腕で 顔を隠して
泣いている
だから 僕は
ボクに 歩み寄り
膝を曲げて 訊ねたのだ
“ねぇ、 どうして泣いてるの”
そうしたら ボクは
泣き声を 空間に響かせたまま
消えたんだ。
ふ、 と
後ろを振り返れば
ボク が いた。
先ほどの 小さな姿ではなく
鏡みたいに 対峙する
僕 と ボク
ただ 違うのは
ボクは 泣いている
泣き顔のまま 俯いていた
重くぶら下げられていた 腕は
ゆっくりと持ち上げられ
小刻みに 震える 双肩を過ぎ
頭へと 掲げられた
僕は ボクに 手を差し伸べたも
弾かれて そして
ボクは 僕を睨んで口を開いた
―お前なんか…
お前なんか
“ ”
突然 空間を
突風が 襲った
その音に ボクの声は 掻き消されてしまったけど
眉間に 皺が出来るほどに
瞑った 眼と
頬を伝う 悲しい滴と
口の動きから
容易く 理解できた
だって
君 は ボク
ボク は 僕
だから 僕も
微笑んで 口を開くんだ
―お前なんか…
お前なんか
“イナクナッチャエバ 良インダ”
○
ある一人の人間は僕にこう言った。
君の夢、=欲望。
―…無限にある
僕の夢は
その君の夢、=欲望
そして
君の幸せ。
無限という単位が最大限じゃない
○
ずっと ずっと
荊に捕らわれた
お姫様
夢へ 夢へと
堕ちてゆき
王子様を待っている
王子様がやってきて
目覚のkiss
重い瞼を開けば
手にしていた銃で
その王子とやらを
撃ち殺してやる
○
「白と黒と猫と道」
それは白の物語 花舞い散る道歩く白猫
この世の光を見続けて 闇を知らずに育った猫
並木道歩き 桜の花びら咥えてる
幸せという名の境遇持ちながらも 彼女はどこか悲しげ
寂しげという言葉が似合う猫 今日も平たい道歩く
それは黒の物語 暗闇が照らす坂道歩く黒猫
街灯だけが唯一の目 この世の光知らず育った猫
忌み嫌われ育った彼は いつもやすらぎ探している
手入れのされてない尻尾は 棘のよう
悲しげという言葉が似合う猫 今日も砂利道歩く
それは白と黒の物語 境遇違う二匹 心は同じ二匹
二匹出合った この空の下で
白猫は黒猫の尻尾を包んであげた
黒猫は白猫の尻尾にやすらぎを求めた
吹き荒れる風よ邪魔をしないでおくれ 温もり味わっていたいんだ
何よりも固いダイヤモンドの絆 光り輝き続けるよ
白猫は希望を手に入れ
黒猫は優しさ手に入れた
この世の光と闇を知る二匹の猫
物語は始まったばかり
それは白と黒の物語
すべてをかけて守り通すよ この道の果てまでも歩いていこう
それは白と黒の物語
幸せという言葉が似合う猫たち 今日も花道歩く
○
世界中の全ての人が僕を嫌いになったあの日
僕は君に出逢ったんだ
○
一度も君の笑顔見ることできなかったね
それでも電話越しの君の笑い声が好きだったよ
何度も何度も君の笑顔想像しては僕は幸せかみしめた
君が居なくなった事実は
頭で理解できなくても
心が理解していた
君が居ない
僕は一人だ
消えない傷が闇を切り裂き
微かに開いた穴からまた闇が流れ出す
深く深くもっと深く黒く染まる
一人で生きていけないのは当たり前?
そんな事言わないでくれよ
一人で生きていけないのが本当だったとして
この僕に頼れる相手なんかいないじゃないか
信じられる仲間がいないじゃないか
一緒に苦しいこと背負ってくれる仲間なんかいないじゃないか
ただ一人だった
一度深く落ちた僕の手を引いてくれたのは君だけだった
それでも君も僕を裏切ったじゃないか
この先
何を信じていけばいいって?
僕の事を知らない人と言い切らないでよ
忘れたとしても、もう一度思い出してよ
僕達の思い出は簡単に忘れられるようなものだっただろうか?
ただ 僕のなかで願いばかりがグルグルと渦を巻いて
残像が闇をつくるんだ
この闇を取り除いてくれよ…
○
笑うことでしか 自分を保てなかった
わかりますか?
泣かないんじゃなくて 泣ける場所がないんです
強いんじゃなくて 弱さを吐き出せる場所がないんです
帰りたいけど 帰る場所がないんです
わかりますか?
作り笑いはいつしか 分厚い仮面になりました
取り替えられる仮面 でも素顔は出せない
仮面を 二つ付けているんです
一枚は 怒ったり 笑ったり 取り替えられる仮面
その中に 絶対取れない ポーカーフェイス
いつの間にか それがないと生きていけませんでした…
嗚呼、神様。
○
嫌な事を 言いそうな自分に 驚いて
一瞬 口を開けかけたが すぐ閉じた。
そんな事を言ったら傷つく
自分の評価が下がる
嫌われる
嫌な思いをさせる
泣かせるかもしれない
怒られるかもしれない
でも
自分の気持ちは?
そしてまた自分を取る自分が居る。
そんな自分を
すこしだけ。一歩くらい離れた所から見る自分が居る。
人間って我侭な生き物だと これでもかと思い知らされると同時に
どうでもよくなる
結局、人は自分が一番なのだ。
そして 別れる 出会う は必然な事で偶然なんてあり得ないのだと。
そんな事を考えるほど この世界に希望を無くす。
欲求や理性が頭を支配しては邪魔をする。
自分を作る作業を。
そして僕は壊れる。
そんな自分が嫌いなくせに それでも変なプライドが邪魔して
固定概念や偏見と共に 守ろうとする。
ちっぽけな僕の心を。
そんな自分が嫌いなくせに 好きだから守るプライド。
世の中矛盾だらけだ と言うが
自分が一番 矛盾があるんだと知れば知るほど吐き気がする。
落ち込む度に 頭の奥は冷ややかになっていく。
比例するのは当たり前 矛盾も。
理性をも壊すほどの衝動に溢れる欲求と
欲求をも壊すほどの沈黙が流れる理性と。
矛盾が邪魔して通れない。
○
冷たい夜風が
ほてった体を冷やしていく
そんな心地良さが
この頃好きになって
決まった時間に
あの裏通りを歩くんだ
電灯がキラキラと
俺の道を照らす
猫が
電信柱の下で鳴いている
空を見上げれば大きな月が
お前も嬉しいのか この満月が
そう
俺は独り言を呟きながら
猫の頭をそっと
撫でてやった
少し
肌寒くなってきたみたいだと両腕を擦りながら
それでも空を見上げていた
アイツは今頃何してんだろ
目を閉じて
風を体で感じるほど
一人だと
嫌というほど感じるんだ
風は優しく
時にはキツく俺を
励ましてくれる
月の光が勇気をくれる
俺の溜め息が風になり
アイツに届けば良いのに
目を閉じれば
眩いばかりのアイツの笑顔が
俺を
寂しさから開放してくれる
アイツが
此処に居れば
どんなに良いかと
それでもアイツは
現れる筈も無く
もう体は冷えきったみたいだ
そろそろ帰ろうかと
一人きりの猫を抱えて
歩き始めた
心でアイツを感じてるんだ
離れて居たって
いつも繋がっている
分かるんだ
アイツが俺の真ん中に居る
ああ
なんて嬉しい事か
誰にも分からない
俺だけの気持ち
ああ
こんなにも
アイツが愛しいんだ
風はいつの間にか
止んでいた
離れて居たって
いつも繋がっている
そう信じられたのは
アイツのおかげだよな、と俺は
自分の腕でスヤスヤ眠る
猫の背中を撫でて
月に向かって微笑んだ
○
キコエル 僕を呼ぶ “声”
いつまでも変わらないと君は言ったね?
いつもと同じ この場所で
けれど、君はいなくなって
僕は一人 此処に居る
大切な君を失くした僕は
ずっと傍に居た 君たち