母が78歳の時に父が亡くなりました。
寡黙で職人気質の父と底抜けに明るい母、
月と太陽のような夫婦でした。
母は父が亡くなってから一度も
父の夢を見ることがなかったようです。
「一回も夢に出てこない、
きっと成仏してるんだわ。」
といつも言っていました。
母が一人暮らしが限界となり
我が家に引き取りました。
そのあと
「母(私の祖母)が夢に出でてきた」
「姉さんが出てきた」
と身内を夢に見るようになりました。
「お父さんは?」と聞く私に
「一回も出て来ん、何してるのかね、あん人は・・
早く迎えに来てほしいのに」
と。
そして
「私は父(私の祖父)が3歳で死んだから顔を知らんでしょ、
だからあの世に行っても父の顔がわからないから
父に私を見つけたら抱きしめてね
ってお願いしてる」
と言った時には、胸が熱くなりました。
そして入院、転院、施設入所を経て
亡くなる数日前、
「お父さんがやっと夢に出てきた」
そう言いました。
「なんか言ってた?」と聞くと
「私のこと、じーっと見てた。」って。
そして(以前の記事に書きましたが)
眠るようにあの世に旅立っていきました。
じーっと母のことを見に来た父が
もうお迎えに行こうと思ったのかな。
「おい!行くぞ」という父に
「あんた、遅いわ、何してた?ずっと待ってたのに」
なんて母がぶつぶつ言いながら
父に手を引かれ
旅立っていった
そんな姿が目に浮かびます。
天国でお父さん(祖父)に抱きしめてもらえましたか?
懐かしい人たちにも会えましたか?
「お迎え」ってやっぱりあるような気がしています。
私をお迎えに来るのは夫?かな