千国街道(塩の道) その一  長野県安曇野市 | 一期一会 〜今を生きる〜

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様々な経験を経て、一期一会の素晴らしさ、今を生きる大切さを知りました。
還暦を期に新たな気持ちで生きていこうと決めました。たくさんの神仏と、たくさんの人たちと。

こんにちは。

最近、千国街道沿いの石仏・神社巡りに、ちょっとはまっております。

千国街道は別名塩の道ともいい、長野県松本市と新潟県糸魚川市の間、約120km程あります。

戦国時代、上杉謙信公から武田信玄公へ塩を送った道です。

中山道ほど当時の面影はありませんが、街道沿いにはたくさんの石仏を見ることができます。

区間はバラバラになりますが、足を運んだ場所を紹介したいと思います。ちなみに歩きではなく、車で通っています。

出発場所は熊倉の渡し。

松本市中心部から奥に見える山を越えての渡しになります。

千国街道最大の渡しで、昭和30年代まで使われていたそうです。

ちょうど梓川と奈良井川の合流地点の、少し下流域になります。

ここから200mほど進むと、

仏法寺というお寺があります。現在は無住ですので、お堂と石仏だけが残っています。

このお寺、熊倉の渡しの対岸にある、平瀬城が武田信玄に攻略された際、戦火に会い焼失しています。

参道には百体観音が建てられていますが、百体はないかと。

天保4年(1833年)の建立だそうです。

さらにお堂には、

室町時代の作と推定されている阿弥陀如来像。

ガラス越しに撮影しました。

なぜかローソクが二本ともに傾いている。

仏法寺を出て、街道を北へ進みます。所々に

道標や、道祖神が祀られています。この安曇野周辺は馬頭観音さまより、道祖神のほうが多いかも知れません。

現在の街道の様子はこんな感じ。

道は狭いですが、長閑でとても良いです。

このまま市街地の中心まで進むと、

八坂神社があります。境内には面白い石像がありました。

なんだろね。

ここを出ると街道は現在の国道を進みます。そして、途中には、

玄蕃稲荷神社。

住宅街にあり境内はとても狭いですが、境内社もあります。

左の一物は、子宝に恵まれそう。

拝殿の中には、きりっとした狛狐さまが、

ちょっと厳しそう。

さらに北へ進んで、穂高神社。今回は先日夜に伺った時の写真を。

手水鉢が綺麗にされていました。

大好きな神馬ちゃんも、

ちょっと意味ありげなニコニコ顔。

実は夜の神社参拝はあまりよくないそうで、それを知って今回参拝したのですが、拝殿へ向かうと、

神様を感じることができませんでした。そして、神馬ちゃんの所へ戻ると、「でしょ~」って感じでニコニコ顔。納得しました(笑)

 

ここ安曇野は水が綺麗で、ワサビが有名ですね。

どうですか?綺麗でしょ。

でも実は、写真に写ってない場所は、ごみが結構浮いてました。

写らないようにするのが大変。

そして、街道を大きくそれて、

水色の時道祖神へ。

テレビの撮影の時に作られたようです。

昭和50年代。

なんせ、大竹しのぶが高校生役ですからね。

二体の石像ですが、しっかりと抱き合っています。

仲良きかなって感じですね。

再び街道へ戻り、追分へ。

右はこのまま千国街道で、高瀬川を渡り、現在の池田町へ。左が現在の松川村への分岐点です。

 

ではまた。