「え、ちょ、あぐりんさんは建築学科とかじゃないんですかぁ??」
「しかも文系は文系でも哲学科って思いっきりド文系ですよねー(笑)」
「あぐりんさんはもともとウチ(某大手ハウスメーカー)の社員だったんですよね、たしか?・・・え!違う?」
「でも、もともとどっかの住宅会社にいたんでしょ?・・・え?いない?(おやくそく)」
「てか、なんでそんな業界の裏のことまで知ってるの・・・(汗)」
「じゃあ、どうやってそんなスキルを身につけたんですか?そもそも身につくもんなんですか?」
「あぐりんさんのやってることって、それって仕事なんですよね??そんな仕事ってあるんだー、いーなー」
こんなことを間取りの打ち合わせ中にお客さんからも、
ハウスメーカーさんや工務店さんからもよーく言われてて。
本題の打ち合わせそっちのけで(笑)
今でこそある程度は建築についても知り得てるんだけど、
当時は建築に関しては本当にずぶのド素人。
でも目の前の人が何に悩んでいるかとか、
本当にほしいと思っているものは何なのかとか、
本人では気づけない心の声みたいなのを察知するのがほんと得意で(笑)
これが得意になったのには色々な理由が沢山あるんだけど、
一番は営業マンしてたとき全く売れなかったことかなって思う。
CADというものをハウスメーカーさんや工務店さんに飛び込みで行って
新規開拓して売るってことをやってたんだけど、
これがまったくサッパリ売れなくて。
当時の僕がやっていた飛び込み営業はまぁひどくて、
目の前で名刺を破られてゴミ箱に捨てられたこともあった。
ムカついたからそれをゴミ箱から拾って持って帰ったこともあったけど、
それでもめげずに営業して営業して、それでも全く売れなかった。
それから超自信喪失で社会に必要ないのかとさえ思ってて、
2ヶ月位引きこもったこともあったんだよね。
で、なんだかんだで大きく変わる転機があって、
それから2年後にはトップセールスになっちゃった(笑)
(転機の話は長いのではしょる(汗))
そんな中で僕は自分の心の痛みって、
案外ほかの人も同じように苦しかったり痛みを抱えているんだなって気づいたんだよね。
それが住宅を買う側、売る側、両方を同時に見れる場があったことで、
ものすごく中立で見れるようになれた。
なんていうか、売る側と買う側の仲人みたいな感覚かな。
お互いの意見や思い、要望とか、ストレスを
第三者の僕だからこそ感じられるポジションだったんだなーて思って、
あらためて本当に感謝だったんだよね。
そんなことをかれこれ13年間やってて、
改めて件数を数えたら3700組になってて(笑)
自分でいうのも・・・だけどすごくない?
最初はそういう気持ちを汲む的なことが中心だったんだけど、
だんだんやっていくとデザインとか間取りとかのパターンがわかってきて、
ここがマズいとかちょっと直したらグッと良くなるとかが案外誰も気づいていないこともわかってきた。
最終的には、ハウスメーカーさんでも設計の方はまったく出てこず、
むしろ僕に全部委任してもらえるようになったんだよね。
僕はただ合理的な間取りのアドバイスとかデザイン良くするとかだけじゃなくて、
住まう人が本来の自分軸に立ち戻れる場を作るってところまでイメージして、
間取りやデザインをとっかかりに提案しています。
「家」って「ホーム」っていうじゃん。
「ホーム」ってiPhoneのボタンでもそうだけど、
「ホーム=中心、コア」みたいなもんでしょ。
人にとっての「ホーム」ってその人の豊かさだったり愛だったり、
本当の自分らしさだったりに浸れて充電できる場所だと思ってるんだよね。
と、超長くなっちゃったからこの辺で。
んじゃまたー