今日は思い切って、ハ長調からト長調に移調を
試みてみました。
思い切って…。とは言っても、今までじわじわと
用意して、この日を待っていたのです！
長音階は２つの同じ並びのテトラコードからできていて、
ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド
全 全 半 全 全 全 半
※全＝全音（半音２つ） 半＝半音
全音 全音 半音という並び方のもの２つが全音で連結されている
という、秩序ある大変整った音階です。
私は考えるだけで美しいと感じて、いつも惚れ惚れしてしまいます
なので、ミ ファ と シ ド が半音 となり、あとは全部全音です。
どの音から始めても、この並び方でいけば長音階が
作れるということです。
これを知った時は、なるほど！と思いますが、
整然と並んだ音階を離れて、メロディーになった時や和音になった
時は、考えにくいものです。
でもそれがわかって弾けるようになった時に本当に
役に立ってきます。
例えば曲の中で、５小節目から最初の４小節と同じことを５度上の調でやっているとか、
三部形式（ABA)で、はじめのAの部分を後のAでは４度上でやっているとか。
調について理解して、移調の技が身についていれば
すぐに弾けてしまうのです。
今日の生徒さんも、はじめは少し手こずり、
「わかんなーい。」
と言っていましたが、
「半音の所はどことどこだったかな？」
と問いかけると、考え直し弾けてしまいました。
ハ長調からト長調でできたので、今度は
ト長調からヘ長調へ。
簡単に出来ちゃいました。
満足そうな笑顔が見れてとてもうれしかったです
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