『 木洩れ日の家で / 64点 / PORA UMIERAC 』 2007年 ポーランド 104分
大切な物、大切な事、大切な人・・・大切な犬と大切な家
【 満足度 】★★★★★★☆☆☆☆(64点)
【オススメ度】★★★★★★☆☆☆☆(65点)
◇「僕がいない場所」のドロタ・ケンジェジャフスカ監督が、撮影当時91歳になるポーランドの名女優ダヌタ・シャフラルスカを主人公にシナリオを当て書きして撮り上げた感動ドラマ。ワルシャワ郊外の林の中に佇む古い屋敷を舞台に、そこに暮らす老女が愛犬と過ごす晩年の日々を、全編モノクロによる詩情溢れる映像で描き出していく。
□ワルシャワ郊外の緑に囲まれた木造の古い屋敷。ここで愛犬のフィラデルフィアと暮らす91歳の女性、アニェラ。共産主義時代に政府から強制された間借人もようやくいなくなり、思い出の詰まったこの家で静かな余生を送っていた。そんな彼女の楽しみは、双眼鏡で両隣の家を覗くこと。一方は、愛人を囲う成金の家、もう一方には、子どもたちのために音楽クラブを開く若いカップルが住んでいた。ある日、成金の使いという男がアニェラの家を売ってほしいと破格の値段を提示してくる。言下に断るアニェラだったが、残り少ない人生を思い、大切な我が家の行く末に不安が募る。追い打ちを掛けるように、息子の思いがけない行動を目の当たりにし、さらなるショックを受けるアニェラだったが…。<allcinema>
【感想】
ポーランド映画、モノクロ、おばーちゃん、犬・・・『木洩れ日の家で』を観てみました♪
うん、そんなに面白くはありませんでした(´・ω・`)
決してつまらなかったわけではないですが、イマイチ響くものはありませんでした・・・
個人的な好き嫌いの話になってしまうんすけど、「犬」と「モノクロ」の使い方が、ちょっと好きになれないっすね。
こういう映画をマジメに否定的なレビューをするのは気が引けるけど、あえてココはマジメに書いてみます。
この映画では、犬が非常に多く映し出されるんすけど、犬に演技をさせてる時点で、ちょっと好きになれないですね。「おばーさんが見てる犬」を映し出すことは、大して重要ではなくて、「犬を見ているおばーさん」を映し出すことこそが重要やないの?確かに「犬」はかわいいけど、かわいいからって映してしまったら、やっぱ視点がブレるっすよね。
見た目が「かわいい」に観客の意識がいってもええのん?
モノクロの映像に関してもそうで、果たして、この映画をモノクロで撮る意味はあるんやろか?
どこがでカラーの場面を持ってくるのかとも思ってたんやけど、最後までモノクロのままやし・・・
これやと、単純にモノクロの映像が好きやからモノクロにしただけになってしまえへん?
これやと色が必要でない理由が無いやん
色が無い世界にした理由は何?
ちょっと、厳しく書きましたが、ストーリーは決して悪くない(というか良い)ので、普通に観れる映画ではあります。
個人的には、オススメではないですが、観て損するような映画でもないので、興味があればご覧ください♪
個人的満足度 64点! オススメ度 65点!
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