同じ時間の流れを歩む限りジャームッシュには追いつけない・・・
『 ブロークン・フラワーズ / 81点 / BROKEN FLOWERS 』 2005年 アメリカ 106分
監督：ジム・ジャームッシュ
製作：ジョン・キリク、ステイシー・スミス
脚本：ジム・ジャームッシュ
音楽：ムラトゥ・アスタトゥケ
出演：マーク・ウェバー、ジェシカ・ラング、ビル・マーレー、ティルダ・スウィントン、ジュリー・デルピー、シャロン・ストーン、ジェフリー・ライト、ジェフリー・ライト、クロエ・セヴィニー、ビル・マーレイ、フランセス・コンロイ
【満足度
★★★★★★★★☆☆（81点）
ええ映画やー！ちょっとゾクゾクっとしたっすね！これが観たかったんやと！わしはコレが観たかったんや！
【オススメ度】
★★★★★★★★☆☆（70点）
うーん、こういう作品って評価がわかれるんやろなー・・・まったりしてるし、ラストがもやっとしてるし・・・
【内容】
□かつては多くの女性と恋愛を楽しんだ元プレイボーイのドン・ジョンストンは、中年となった現在も勝手気ままな独身生活を送る日々。そんなドンに恋人のシェリーも愛想を尽かして出ていった。そこへ、差出人不明のピンクの手紙が届く。便せんには“あなたと別れて20年、あなたの息子はもうすぐ19歳になります”と書かれていた…。鬼才ジム・ジャームッシュ監督がビル・マーレイを主演に迎えて贈る哀愁漂うオフビート・コメディ。かつてのプレイボーイが、自分の息子がいるという差出人不明の手紙を手に、昔の恋人たちを訪ねる旅に出る。【TSUTAYA DISCAS 】
【感想】
「ダックシーズン｣を観たときに、我が青春（？）のジャームッシュ監督を思い出したので「ブロークンフラワーズ」を観てみました♪
ははははは♪面白いやんかー!!!可笑し過ぎる!!!当たり前のことに気付かずにとにジャームッシュを観なくなってた自分が可笑し過ぎる！！！
自分もジャームッシュも同じスピードで年をとることを忘れとったш(｀∇´*)ш
今を生きるジャームッシュは２０歳以上年上のおっさんなんやからリアルタイムで観たら合わんで当たり前やんш(｀∇´*)ш
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二十歳のときに「デッドマン」を劇場で観て、ぜんぜんわかれへんと、悲しくて切ない気持ちになったとき「まだ自分にはわからない」と思ったはずやのに、いつの間にか「自分の中のジャームッシュは終わった」に変わってもーてた（;^＿^A
自分がハタチつーことは、ジャームッシュは既に４０歳超えとるやん！わからんで当たり前やん！ハタチとシジュウではいくらなんでも合わんわなー（」°□°）」<アウワケナイヤン
今の自分の年齢でも、まだ「ミステリートレイン」辺りやもんなー∑（・д・ノ）ノ案外自分が若いｗ
でまぁ本作を観てみて思ったのが、『あぁジャームッシュって、常に"今"を撮って来たんやな』と、この作品には、５２歳のおっさんの"今"があるんやなと感じたんすね♪
「ストレンジャーザンパラダイス」や「ダウンバイロー」がピタっと心にハマったのは、自分の"今"とジャームッシュの"今"がピタっと合ってたからなんやなと（（φ（・д・。）
若い自分の"今"の隙間をピタッと埋めてくれる映画やったんやなと・・・
テトリスの凹を置いたあとに、凸が出てきたようなもんやなと・・・
■■ （デッドマン）
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■■■■ （ストレンジャーザンパラダイス）
■■ （ブロークンフラワーズ）
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□□□□□ □□□□ （若かりし自分）
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□□□□□ □□□□ （今の自分）
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（」°□°）」<そういうことやったのか！！！←いや、わかり難いって>L（‐□‐L）
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ということで、本作は５２歳の"今"を描いてるので、３０代の自分には面白くなかったのかというと、これがとかくとんでもなく面白かったんすね！！！
もちろん５２歳の心の機微はわからないんすけどね、自分も伊達にバカほど映画を観てる訳ではないので、映画の素晴らしさがわかるようになっとるんですなー♪←ほんまに？
まぁジャームッシュも伊達に年を取ってる訳やないので、３０代の自分でも楽しめるように作ってくれとるっつー部分が大きいかも知れんけど←多分ソレが全てやろш(｀∇´*)ш
例えば、車内から流れる風景をリズミカルに映す一連のカットなんて、決して動くことのできない絵画や写真には無い、映画にしかない動きの美しさがあったりして、そこに音楽なんて被さって来るもんやから、そこは、年齢性別関係なくやっぱ惹きつけられてしまうっすよねー（（φ（・д・。）そういう細かいマジックの積み重ねがこの中にいっぱい詰まってて、誰もが訳のわからんまま映画の世界にドップリハマっちまうんすなー♪
せやから観終わった後、あー面白かった～♪ってなりながら、あれ？なんで面白かったんやろ？ってなるんすよねー（´艸｀）
さすが、おっさん！小技が効いとります（°∀°）bエライゾオッサン！
でまぁ３０代の自分でも面白かったんすけど、勿論コレは５０代の人の方が面白いに決まってて、じゃぁ３０代の自分としては、ピタっとハマる映画を観るために、ジャームッシュの過去作を巡ろうかなと思ったりもして♪あの頃はそんなに良いとも思わなかった『ミステリートレイン』が、今の自分には傑作となるのかも知れないなと（（φ（・д・。）
ドンが２０年前の彼女に会いに行っても、もちろんソコには"今"を生きる彼女しか居ないわけで、過去と向き合いながら、否が応でも５０代の"今"を生きるしかない訳で、自分も当然ながら過去に戻ることは出来るわけがなく、３０代の"今"を生きるしかないわけやから、"今"を巡るのもエエもんかもと、この映画を観ながら思ったわけです（・～・）デスデス
同じ時間の流れを歩む限りジャームッシュには追いつけないけど、ありがたいことにジャームッシュが残した作品に追いつくことは出来るっすからね（´艸｀）
個人的満足度 ８１点！ オススメ度 ７０点（高くするのは気が引ける）
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↓女が出て行った・・・ ジュリーデルピーはいつみてもカワイイ！！！
↓一人取り残された男・・・
↓ソコにピンクの封筒が届く、その内容は・・・
↓すくない手がかりを元に旅に出る・・・
↓それは昔の彼女を訪ねる旅・・・ ジェシカ・ラング！！！色っぽい！！！
↓いいこともあったり・・・ シャロンはやっぱ今でも美人やねー（でも一番エロくない）
↓危うく死にそうになったり・・・ ティルダ！！！こんなにキレイだったのか！！！
↓さて、どうなることやら（笑）
↓ジム・ジャームッシュは相変わらずイレイザーヘッドやねー（笑）
いやー、ジャームッシュの上手さが光るねー♪さて追いかけるか！