彼女と共に無くなった僕の心に、何を詰め込んで生きれば良いのか?
『 瞳の奥の秘密 / 82点 / EL SECRETO DE SUS OJOS 』 2009年 スペイン/アルゼンチン 129分
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【満足度】
★★★★★★★★☆☆(82点)
前半は正直ちょっとしんどかったけど、後半の展開にやられました!!!前半50点↓後半100点!!!
【オススメ度】
★★★★★★★★☆☆(80点)
正直なところ前半はそれほどでもないけど、ガマンして最後まで観る価値は十分ある秀作です!!!
【内容】
□2009年に本国アルゼンチンで公開されるや歴史的な大ヒットとなり、みごとアカデミー外国語映画賞にも輝いたサスペンス・ドラマ。25年前の未解決殺人事件を題材に小説を書き始めた孤独な主人公が、葬られた事件の真相と改めて対峙していくなかで、次第に封印していたはずの愛も甦らせていくさまを巧みな脚本と演出で描き出していく。主演はリカルド・ダリン、共演にソレダ・ビジャミル。監督は人気TVシリーズの演出などでハリウッドでも活躍するアルゼンチンの俊英フアン・ホセ・カンパネラ。
◇刑事裁判所を定年退職したベンハミンは、有り余る時間を使って、彼の人生で未だ忘れることの出来ないある殺人事件を小説にしようと決意する。そしてかつての職場を訪ね、当時の彼の上司で、今では検事に昇格している女性イレーネと再会を果たす。2人が関わった事件が起きたのは、25年も前の1974年。銀行員の夫リカルドの最愛の妻が自宅で暴行殺害された事件。やがて捜査は暗礁に乗り上げ、そのまま1年が経った頃、ベンハミンは駅で容疑者発見に執念を燃やすリカルドを偶然目にする。その姿に触発され、イレーネとともに捜査を再開したベンハミンは、ついに事件の核心へと迫るのだったが…。allcinema
【感想】
ということで、午前中に『大脱走』を観た後に、梅田に移動してアカデミー外国語映画賞を受賞した『瞳の奥の秘密』を観ました♪
ほほー!!!まさかの展開やんかー!!!ざっくりサスペンスっぽい映画としか知らんかったのも幸いして、後半の展開には心底びっくりして魅入ってもーたすねー・°・(ノД`)・°・
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3時間ある『大脱走』を観たあとに、直ぐにクソ暑い中シネリーブルまで移動してチケットを買って、ちょい疲れ状態でごはんを食べた後に観たっつーのもあって、疲労と満腹からくる睡魔で前半はかなり辛かった・・・(あ!睡魔っつーても、もちろん寝てません!ちょっとでも寝たら基本的にレビューはしないと決めてるので!)
かなり淡々とした平坦なドラマ(主人公の記憶/小説という設定なので臨場感が薄れる)が展開するので、後半への伏線になってるであろうことは容易にわかるんやけど、なかなか物語に入っていく事が出来ないんすよねー・・・((φ(・д・。)
まぁ実際、ここまで前半を淡々と描いたことが、終盤にかなり効いてくるんすけどね・・・効いてくるであろうことがわかっててもツライもんはツライっすよね(σω-)。o ○
とりあえず前半は、
"ベンハミンは、ベンジャミンのJAの部分が、スペイン語やからハと発音するんかなー"っとか・・・
"っつーことは、ジャンっつー名前やったら、ハンってなるんかなー"とか・・・
"っつーことは、ジャンが京都に行ったら、ハンはんって呼ばれるんかなー"とか・・・
"っつーことは、ジャンさんじゃん!は、ハンハンハン!ってなるんかなー"とか・・・
"ジャンさんジャンジャンがんばってるジャン!は、ハンハンハンハンガンバハン!になるんかなー"とか・・・
まーそんなことを考えながら、なんとか集中を保って(←それで保ってるのか!?)乗り切りました(`・ω・´)ゝウソデスガナニカ?
その退屈(←ゆってもーた)な前半をとにかく集中を切らさずに乗り切りさえすれば、後半の驚きの展開に必ず心を鷲掴みにされること間違いないと思います・・・・°・(ノД`)・°・
自分は最後まで涙を流すことは無かったけれど、それは感動しなかったのではなく、あまりにも心が動揺してしまったが為に涙を流すのを忘れてしまったんす・・・
なんという悲しさなんや・・・
なんという美しさなんや・・・
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【ネタバレではないですが、ココからは事前に知らずに観たほうがいいかも知れません】
この映画は、そんなにたいしたストーリーでも無いのに、なんでこんなにも衝撃的で、なんでこんなにも感動するのか?っつーとですね、実は、この映画は、ストーリーを追いかけていないんすね∑(・д・ノ)ノナント!
サスペンス映画に見えて、実はストーリー展開ではサスペンス(ミステリー)の体を成していないんすね((φ(・д・。)ふむふむ
前半の展開がなぜにこんなにも億劫なのかというと、ストーリーはほとんど動かずに、人の心しか動いてないから、画的な派手さが無いんでダレてくるんす(σω-)。o ○ネムー
要するに、この映画は、人の心の動きを追っかけるサスペンス(ミステリー)として構成されているのです(-_☆)キラン!
せやから、終盤に物語が動き始めるときに、ストーリー上にはなんの伏線もないんやから、観客が衝撃を受けて当たり前ちゃぁ当たり前なんすね~!
でまぁ、通常はストーリー上の伏線が無いと観客は納得いけへんのやけど、この映画の場合は、観客の心(瞳)の奥に伏線として"登場人物の心の動き"を置いてあるんで、観客は感情の伏線を呼び起こされて感動するんですなー!!!(」°□°)」<ウマイやんけー!!!
この説明でわかるんでしょーかねー(σω-)。o ○わしは知らん・・・
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ということで、いつも以上にてんやわんやな文章ですが、要はオモロイから観なはれ!っつーことなんすねш(`∇´*)ш
わしは、DVD出たらも一回観よかなーっと思っとります♪←そんなことゆーて観直したこと無いくせに(-ω-)ZZZZ
個人的満足度 82点! オススメ度 80点!
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↓・・・解明しないと・・・
↓・・・誰なの?・・・誰なんだ?・・・
↓もうすぐわかるぞ!
↓お前ならわかるか?
↓誰なんだ?・・・彼女は・・・
↓倍賞千恵子さんですね!!!
↓いえ、倍賞美津子よ!勝新太郎さん!!!
↓勝新太郎ってだれやねん!いやー・・・
アルゼンチン映画侮れず!!!