- 明日、君がいない/テレサ・パルマー
- ￥3,189
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19歳、映画としてはまだまだ拙い・・・しかし、拙いからこそ胸に響く・・・。
『 明日、君がいない 』 2006年 オーストラリア 99分
監督 ムラーリ・K・タルリ
出演 テレサ・パルマー 、 ジョエル・マッケンジー 、 クレメンティーヌ・メラー 、 チャールズ・ベアード 、 サム・ハリス 、 フランク・スウィート 、 マルニ・スパイレイン
【満足度】
★★★★★★★☆☆☆（7.2）
はっきり言って、それぞれのインタビューシーンは映画としては全くいらない。
【オススメ度】
★★★★★★★☆☆☆（7.5）
ムラーリ・K・タルリでなければ描けない19歳の叫びとしては、絶対に必要なインタビューシーン・・・。
【内容】
その日もいつもと同じ1日のはずだった。父の期待を一身に担う兄マーカスと、兄に脅える妹メロディ、マッチョを気取るスポーツマンのルーク、孤立するゲイのショーン、ルークとの結婚だけを切実に願うサラ、いじめられても卒業まで3ヶ月の我慢だと自分に言い聞かせるスティーヴン。心が壊れてしまいそうな秘密を抱え、誰もが窒息寸前だ。やがて、午後２時37分、校舎の片隅でひとつの若い命が消えようとしていた…。goo映画
【感想】
この監督のバックボーンを知らずにこの作品を観たならば、高い評価を与えることなんて到底できない。
この作品は、あまりにも若くて、あまりにも拙い・・・。
しかし、彼がまだ19歳であり、親友の自殺を機にこの映画を撮り上げたことを心に留めて観たならば、評価は一変する。
映画ファンとしては、上記のとおり7.2点をつけるが、人としては限りなく10点に近い点数を付けたいと思う。
19歳にして友人の自殺を乗り越え今を生きる者が、どのような考えを持ち、どのような悩みを持っているのか、ソレを知れるだけでもこの映画を観る価値は十分にある。
その考えが正しいのか間違っているのかは重要ではない。
彼はまだ19歳、今を精一杯生きればいい・・・。
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基本的には、オススメはし難い。
だが見て損をすることは絶対にないと思う。
いや、コレを見て損したと思う人はいないと信じたい。
