ガミラスによる遊星爆弾の攻撃に晒された地球は放射能に蝕まれていきました。幸いなことに遊星爆弾による攻撃は緩やかなものでした。

$batuの宇宙戦艦ヤマトを考える部屋-遊星爆弾1もし、突如始まった遊星爆弾による攻撃が大規模なものであったら、その時点で人類は滅亡しており、宇宙戦艦ヤマトの出番も無かったのです。




日本に初めて遊星爆弾が落下したのは西暦2192年であり、第一世代地球防衛艦隊が冥王星で壊滅する7年前です。如何に遊星爆弾による攻撃が時間をかけた緩やかなものであったのかが分かります。

$batuの宇宙戦艦ヤマトを考える部屋-遊星爆弾不発弾見る限り、遊星爆弾1つで1つの都市が消し飛ぶ威力があります。

また時折不発弾もあるようです。ガミラスの科学力を考えると、かなりの粗悪品を飛ばしていることになります。


そもそも遊星爆弾自体が格安兵器だったことは想像に難くありません。兵士も要らず座標値を入力して飛ばすだけなので。

そして放射能を撒き散らし人類を殺しながら地球をテラフォーミングまでしてくれるのですから一石二鳥とはこのことです。

地球攻略が緩やかに行われたのは、大ガミラス帝国は多くの戦線を抱えており、冥王星前線基地を築くための資材運搬も少量ずつ段階的に行われたからなのでしょう。

おかげでその間に人類は地面に穴を掘り、全人類が移住出来る程の大規模な地下都市を築くことが出来ました。この人類の底力は凄まじいの一言です。

$batuの宇宙戦艦ヤマトを考える部屋-地下都市エレベーター1地下都市の構造は火星基地から地球に帰還した古代と島が地表近くの地価ドックのエレベーターに乗った時に描写されています。

←この区画は既に放射能に侵され廃墟となっている。


この地下都市は驚くべきことに隔壁で上下に隔てられた多重構造となっています。1区画に全人類が居住可能であり、上の区画が放射能に侵されると下の区画に移住するという驚異的な規模を誇ります。

$batuの宇宙戦艦ヤマトを考える部屋-地下都市隔壁これが地下都市の隔壁である。分厚い金属で区切られている。恐らく放射能を通しにくい重金属で出来ているのだろう。

$batuの宇宙戦艦ヤマトを考える部屋-地下都市隔壁2隔壁の下は一転して綺麗に整備された高層ビルの姿が確認出来る。
すぐ上は放射能まみれの廃墟が広がることを考えると精神衛生上極めて悪い住環境だと言える。この様な状態で1年間ヤマトを待ち続けた人類は限界まで追い詰められたはずである。

$batuの宇宙戦艦ヤマトを考える部屋-ヤマト地下地表近くのドッグも分厚い金属で囲うことで放射能から護られているので沖田艦を収容したドック内で活動可能だったのだろう。宇宙戦艦ヤマトを建造した区画も同様だと思われる。
地表のすぐ下にも拘らず宇宙服を着用していない古代達の姿が確認出来る。

この凄まじいまでの掘削工事により、地球は言ってみればガミラス星の様な構造となってしまったことは何とも皮肉である。

$batuの宇宙戦艦ヤマトを考える部屋-エレベーター放射能測定器地下都市の深さはかなりのものである。エレベーターには放射能測定装置が付いており、地下1㎞にまで放射能が達していると島が語っている。つまり、現在人類が居住している区画は最低でも1㎞以上の深さに位置していることになる。

ガミラスの安価な遊星爆弾により人類は凄まじい負担を強いられたわけですが、それは彼我の科学力の差に大きな隔たりがある証左でもあります。

こんなモグラの様な生活を強いられればノアの箱舟計画が出るのは自明の理でありました。しかし、イスカンダルからの技術供与によりノアの箱舟は宇宙戦艦ヤマトとなりました。人類はサーシャのお墓をピラミッドより大きなものにしなければバチが当たることでしょう。

しかし、そんな墓標建設の形跡はないので、地球が次々に星間国家から攻め込まれる羽目になったのも頷けます。所謂「サーシャの呪い」です。

しかし、歴史は繰り返すのでした。スターシアの娘のサーシャも地球人類の為に命を落とすのですが、ピラミッド建設は行われませんでした。あぁ・・・何ととんでもないことを。

$batuの宇宙戦艦ヤマトを考える部屋-地下都市エレベーター2それにしても地下都市のエレベーターは怖いです。地表近くから数㎞もの高さを一気に降りる訳ですから。しかもエレベーターはガラス張りの為透明です。

高所恐怖症の方は乗れたもんじゃないでしょう。

しかし、これとは別に全人類を運んだ大型エレベーターも別にあるのでどうぞご安心を。


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