- 前ページ
- 次ページ
家の周囲に植えられた福木 右端は桑の木
琉球大学学生の卒業論文を紹介します
沖縄で屋敷の周囲に植えられてる福木は南方から移入された植物です。何百年前かははっきり調べてませんが以前から大変興味を持ってました。私の祖先は10代約300年前から始まりますがその本家の周囲にも
やはり福木が植えられてます。島の現在の集落の成り立ちを考える時、福木の樹齢に関心を持っていましたが琉球大学の卒論で2年間調査されました。研究の主旨で年輪やアイソトープを利用した樹齢は測定されてませんが幹周りを測定する事により集落の成立ちを調査された研究です。
福木は成長が凄く遅く小さい内は雑草に覆われ成長しません。また実をくわえて鳥が種を移動する事もなくある程度大きくなるまでは人の手が入ってないとなかなか育たない植物です。
島の集落の始まりは島の西部※草戸原(クサトバル)と言われてますがその一帯には福木は一本もありません。そこから現在の集落に移って後民家の広がりは福木の樹齢が分ればおおよその見当がつきます
研究内容には福木は琉球王朝が屋敷林として普及させる政策をとった祭、王朝から派遣された(1738年)役人が植え始めたと考えられてきたがそれ以前にはもう植えられていた。幹周りが200cm以上の大木は現在の西集落の根屋(ニーヤー)周辺に集中してるなど細かく調査されてます。
個人的には島の神事などから考えると西集落の始まりは少なくとも500年以前と思われますが南方から沖縄に福木が導入された時期が分ればいろいろ考察できると思います。
卒論で調査に来た学生は偶然にも甥っ子の幼馴染で人の出会いにはこの島に来てからいつも驚かされます。
いい研究有難うございました。
この島には2、000年前から漁労を主体とした我々の祖先が生活してきました。福木は祖先を偲ぶ唯一の木です。
(※今でも毎年旧暦4月22日草戸折ユミという神事があります)
旧正月も終え旧暦1月5日(今年は2月11日)にノロは今年も島が安泰な年になるよう2日かけてゆかりの拝所(40数箇所)祈願します






