このところ短歌はほとんどつくってないけど、つくってた最後の方はずっと連作仕様になってて、すると私の歌の味といえなくもない素っ頓狂な部分はかなり抑えられた出来になるわけです。定型の枠を信頼して預けちゃって後は知らないよっ、ということはせず、一連の流れの中でいずれ責任はとっていきますから。私を信じてください。という態度でつくるということなんですね、私にとって連作をつくるとは。だから責任取れなくなりそうなことは初めから言わない、ということになる。定型それじたいの枠以外の枠を信じることによって、連作は可能になるんじゃないか、と思ったわけです。つまりそれが短歌における倫理ってやつですね。
だけど短歌をしばらく離れていた目でそういう一連の自分の歌を見ると、何か今ひとつピンと来ないなあ、ずいぶん地味だよなあという気がしてしまう。もっとこう、破れかぶれなところがないと、短歌なんて存在する価値ないんじゃないの。連作がどうこういうのなんて、あくまでその先の話じゃない? という気分が今は優勢になってきていますが、たぶん短歌をつくることを再開したらまた変わってしまうのだろう。良くも悪くも。
それから短歌関連の話題なんでリンクしておきますが
http://d.hatena.ne.jp/ggippss/20071011/p1
私のもう一個のブログの方の記事です。
記事中にリンクしてる(というかほとんどリンクしかないけど)過去の日記はなかなか我ながら面白いなあ、と思いました。ああいうことが今も書けるなら、短歌のブログをこうして分けて隔離する必要はないんだけど。
それからあの人はどうも私のこと好きなんじゃないか、という気がしたんですがどうでしょう。