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みさきはもうすぐ一年生。団地に引っ越してきたばっかりで、まだ友達がいません。
弟のこうすけと団地の階段を駆け下りて、あ、っと立ち止まりました。
コンクリートの割れ目から、小さなムラサキ色のすみれの花が咲いているのを見つけたからです。
2人はすみれの花の周りをまるで囲んで、「すみれちゃんおふまないで」と書きました。すると、次の日の朝、はい、とかいてありました。
お返事を書いたのは一体誰でしょう?
みなさんは、クラスの中に「ちょっと苦手だな」「怖いな」って思うお友達はいますか?
小学一年生のともこちゃんにとって、お隣の席の「たっくん」はそんな男の子でした。
体が大きくて、声も大きくて、おまえ、なんて言うし、なんだかちょっぴり怖いのです。
ある日、学校でうえきばちに、あさがおの種をまきました。ともこは早く芽がでないか、楽しみでしかたありません。放課後、いつものようにあさがおの芽を見に行った時、ともこはとなりのうえきばちを倒してしまいました。あわてて元にもどしますが、うえきばちの名前を見て、どきっとしました。倒したのは、たっくんのうえきばちでした。
先生に倒したことをいわなくてはいけないのに、なかなかいいだせません。そして、たっくんにあやまらなくてはいけないのに、たっくんはおたふくかぜで長くはお休みすることになってしまったのです。
その頃みんなのあさがおは、小さな芽を出しはじめていたけれど、たっくんのうえきばちからはなにも出てきません。植木鉢を倒して変になっちゃって、芽が出てこないんじゃ…と友子は心配になります。そこでたっくんのうえきばちにもお水をあげることにしました。毎日たくさんあげました。けれど、たっくんの芽は一つもでてこないのです……。
ともこは、倒しちゃったことをちゃんと言い出すことができるのかな。そして、たっくんの朝顔は芽を出すのかな。
あさがおをとおして、悪いことをしちゃったときのドキドキや、お友達の優しい心に出会えるステキなお話です。
ぜひ読んでみてくださいね。
みさきはもうすぐ一年生。団地に引っ越してきたばっかりで、まだ友達がいません。
弟のこうすけと団地の階段を駆け下りて、あ、っと立ち止まりました。
コンクリートの割れ目から、小さなムラサキ色のすみれの花が咲いているのを見つけたからです。
2人はすみれの花の周りをまるで囲んで、「すみれちゃんおふまないで」と書きました。すると、次の日の朝、はい、とかいてありました。
お返事を書いたのは一体誰でしょう?














