AIと音楽
おはようございます。さて、今日は暑いですが、もうすぐ秋なので、我慢( ̄^ ̄)我慢。===以前、芸術について書いていて、芸術とは、グチャグチャの何かではなく、どんな事でも極める事で、精度を高めた結果である。と書きました。今日のお話は、その延長でもありますが、AIと音楽について。AIと言うキーワードは、ここでは、意識とは何かに関連して書いています。===さて、近年AIの普及に伴い、工業製品をはじめ、物作りの現場でも、すでに影響は出始めています。そんな中で、音楽も同様に、AIの進出により、様々な音楽が誕生していますが、では、音楽を作る人はいなくなるかと言うと、それはありません。私自身、30代の頃は、日本情報処理学会の中の、音楽情報科学研究会と言う所で、音情報が人の意識に与える影響について、自動作曲プログラムを制作するなど、活動をしていましたが、私の結論としては、音楽に感動するのは、聴く人それぞれの経験によるもので、音自体に、感動と言う情報は含まれていません。音は、ただ音に過ぎず、音楽もまた、単なる音の重なりに過ぎないのです。===なんだか少し面倒くさい話になりそうなので、もっと簡単に書くと、同じ物を見ても、そこに感動する人もいれば、目に止まらない人もいます。それは、見る人の経験次第で、感動とは、見る対象が作っているのではなく、見る人自身がそこに意味を見出し感動しているのです。そのため、人生経験が多い人ほど、感動する機会も多いと言えます。===そこで音楽の話に戻りますが、例えば歌の歌詞で、「私の彼氏が死んじゃった。」「どうしてなの?」と言う歌があったとします。最近YOUTUBEでは、「死別ソング」と言うジャンルで呼ばれていますが、なぜ人は、死別ソングに心を打たれるのかと言うと、聴き手は、歌手の経験に感情移入し、自分の経験を振り返ったり、死を、人の死ではなく、過去の自分の死や、歌手の想いに共感しているからです。ここで大切なキーワードは、「感情移入」。マラソン中継を見て感動するのも、走者の強い意志に感情移入する事で、見てる人自身の経験から、感動しているのです。===では、これを踏まえて、AIの作った死別ソングに感動するかと言うと、それは出来ません。なぜならAIの作る歌詞は、ネット上の死別キーワードから、最も多い単語情報を検出し、それを最も多い歌詞のパターンに割り当てているに過ぎないからです。そこにあるのは文字データであり、経験や意識、感情は含まれていないので、人は感情移入出来ないのです。===私達が歌を耳にする時、文字情報を求めているのではありませんし、音楽と言う音情報を求めているのではありません。その音楽を作った人や歌う人の連続性のある意識(つまり経験)に、感情移入を通じて、自分の経験を照らし合わせる事で、私の経験や物語として、私が感動を覚えているのです。===なぜ今回、このテーマに触れたかと言うと、少し前ですが、こんな記事を目にしました。それは、美術大学を卒業した女性が、自○未遂で助けられたと言う内容で、自○の理由は、これまで必死に絵の勉強をしてきたのに、AIが自動生成により、あっと言う間に素晴らしい絵を描いてしまう。私のこれまでの苦労は一体何だったのか、絵を描く意味と、これからの人生の目的に絶望した。との事。今後AIの普及に伴い、ビジネスの世界だけでなく、芸術の世界でも、活躍の機会を奪われる人が増えるかもしれませんが、この自○未遂をした人は、「絵」を、上手ければ価値があり、下手なら価値が無い。のように、様々な場面で、二元論で物事を捉えているのだと思います。その結果、最後は生か死かの二元論に陥ってしまった。上手ければ生きる価値はあるが、下手なら生きる価値が無い。この考えは、楽器演奏も同じで、才能があれば基礎練習はいらない。才能が無ければ演奏する資格はない。のように、生か死かの極端な判断をする人が多いです。===その原因は、絵とは何か、音楽とは何か、に対して、道筋を持っていない事です。AIの普及に伴い仕事が減ったなら、それをテーマに絵を描けば、同じ気持ちの美大生が自分の経験と照らし合わせ感動するかもしれませんし、AIが出て来たなら、私はどうすべきかを、突き詰める事も新しい作品のきっかけになり、そこに、道筋が生まれ、自分だけの経験が積み重なって行き、その突破口に感動を覚える人が出て来るかもしれません。つまり、上手いか、下手かではなく、なぜ自分は絵を描くのか、私だけのテーマと道筋、連続性のある意識と経験を明確にする事。それが、AIと人間の違いです。そして、そこに至るまでは、諦めず続けるしかありません。続けるからこそ、そこに道筋が生まれるからです。===もちろん、芸術活動を続ける事は、現実的には金銭的課題もあり、誰でも続けられる事ではありませんが、続ける人は、何があっても続けます。どちらを選ぶかは自分次第。===とは言うものの、今世界が崩壊へ向かい、経済も破綻へ向かっています。この状態を、あと1年でも続ければ、世界中の多くの人が、究極的に悲惨な状況に陥ってしまいます。そのため、これはまだ理想かもしれませんが、ベーシックインカムは不可欠だと思いますし、様々な新しい経済システムへの移行の話は、日々増えています。そうなれば、これまでの仕事が、AIや機械化により人手が必要無くなり、失業者が増えても、最低限の生活は保障され、時間に余裕が生まれるようになります。ここでの希望は、これまで、必死に自分の目標に向き合って来た人は、今、高い能力を身に着けているはず。時代が変わるから、私が変わるのではなく、時代の変化に向けて、私達は変化して来ているはずです。つまり、ここからが本領発揮で、目標達成です。===多くの人が、夢や目標を諦めるのは、達成直前と言われています。砂漠で諦める人も、残り一つの丘の前。アメリカアリゾナ州の砂漠では、特定の場所で遭難者の死体が見つかるそうで、その場所は、ハイウェイまであと一歩の丘の手前だそうです。===こんな感じで、今は、新しい時代へ向けた移行の直前。私がこんな事を言わなくても、ここまで諦めず来た人は沢山いるはず。あとちょっと、私も皆さんと一緒に頑張って乗り越えたいと思います。本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。