おはようございます。

 

毎日(҉´҉・҉ω҉・҉`҉)あち~

 

とは言うものの、

自分の部屋の窓と扉には、

スタイロフォームと言う建材用の断熱材を

パコっと、はめているので、

 

涼しい~( ̄ー ̄)

 

でも、(。ノω\。)真っ暗。

 

日焼けしない夏(。・д´・。)なのだ!

 

===

 

さて、以前から神道について

色々語っていて、

 

未だにこれと言った答えは

出ていませんが、

 

ふっと、外国の宗教を眺める事で、

神道への理解も深まるかと思い、

 

仏教やキリストなど、

政治的な宗教ではなく、

 

アフリカの自然崇拝の宗教、

「ブードゥー教」を

ちょっと覗いてみたいと思います。

 

そもそも、ブードゥー教は、

西暦何年に誰が作ったのかなど、

詳細な記録は残っていないそうで、

 

今回書く話は、

目に止まった断片的な情報を

まとめたものです。

 

ブードゥー教の真の理解には

ほど遠い話ですが、

 

何となくでも、

神道の理解につながればと思います。

 

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まず、ブードゥー教とは、

アフリカの中の、どこの宗教かと言うと、

 

西アフリカ。

ガーナ トーゴ ベナン ナイジェリアを中心に

発展した宗教で、

 

現在信者は、3000万人ほど。

 

ベナンでは1月10日が祝祭日で、

この日は、ブラジル・カリブ海・アメリカからも

観光客が多く訪れています。

 

===

 

元々の発祥地、西アフリカのこの地域は、

海から上陸しやすい地形なので、

 

外国勢力から国を守る軍隊や、

村の秩序を守る警察の役割から始まりました。

 

現在でも、環境保護などに使われています。

 

===

 

そもそもの基本的な世界観は、

 

この世は、「火・水・風・地球(地)」の

四大要素で出来ている。

 

と考えられていて、

 

蛇は地(基礎・基本)の象徴として

祀られています。

 

ブードゥー教には、

様々な動物や植物が使われていますが、

 

その意味は、これら4大元素の象徴であり、

それらの組み合わせが、

教訓的な物語や、人生哲学を生み出しています。

 

===

 

では、この4大要素は、

ブードゥー教特有の考え方かと言うと、

 

ヨーロッパでは、

アリストテレスが提唱した4元素説があり、


1・火の性質は熱と乾、

2・空気の性質は熱と湿、

3・水の性質は冷と湿、

4・土の性質は冷と乾。

 

となり、

 

インドの仏教で説く物質の構成要素も、

1・地

2・水

3・火

4・風

の4種を指します。

 

また、中国の陰陽五行 説では、

1・火

2・土

3・水

4・空気・風

5・空気・気息

 

ですが、基本的に4大要素です。

 

===

 

人間の肉体を4大要素で考えると、

 

肉→タンパク質→アミノ酸→炭素

 

のように、地 の素材から構成され、

 

熱エネルギー(火)によって体温を維持し、

空気(風)の呼吸と、血液(水)の循環で

生命を維持しています。

 

===

 

もっと身近な例で考えると、

占星術も、この四大要素で出来ていて、

 

  • 火星座(牡羊座・獅子座・射手座)
  • 地星座(牡牛座・乙女座・山羊座)
  • 風星座(双子座・天秤座・水瓶座)
  • 水星座(蟹座・蠍座・魚座)

1・火は情熱、意欲、創造力を、

2・土は安定性、現実感、信頼性を、

3・風は知性、コミュニケーション、自由を、

4・水は感情、直感、創造性を表しています。

 

このように、肉体だけでなく、

人と人のつながりも、

これら4大要素で構成されていると

考えられています。

 

ちなみに、日本人の人口で、

最も多い星座、最も少ない星座と言うのは無く、

全ての星座が均等に生まれているそうです。

 

話を戻して、

つまり、ブードゥー教とは、

 

異界の悪魔的・原始的な宗教ではなく、

理性的で哲学的な宗教と言えます。

 

===

 

ではなぜ、ブードゥー教が恐れられるように

なったのかと言うと、

 

黒人奴隷として、アメリカ南部やカリブ海で

働かされていたアフリカ人が、

 

ブードゥー教の力を利用し反乱を起こし、

内戦に発展した事で、

 

白人社会に恐怖を与え、

悪魔的宗教として禁止された経緯があるためです。

 

悪魔的とは、白人から見た脅威の意味です。

 

===

 

アフリカ大陸から引き離された黒人は、

ブードゥー教の力により、

先祖や自然霊と繋がっていました。

 

ハイチではブードゥーと呼ばれ、

ブラジルではカンドンブレ、

キューバではサンテリア、

アメリカではフードゥーと呼ばれていました。

 

===

 

では、ブードゥー教とは、

一体誰を崇拝しているのかと言うと、

 

それは、自分達の先祖や自然霊など、

目に見えない存在です。(基本は先祖崇拝)

 

ブードゥー教の世界観は、

天国が上にあり、地獄が下にあるのではなく、

 

全ての世界が、多次元的に同時に存在していると

考えます。

 

そのため、霊と人間の関係に

密接なつながりがあり、

同時にその事が家族の強い絆に結びついています。

 

===

 

ブードゥー教と言えば、

先日ご紹介しました「ザンゴ」と呼ばれる

物体について、

 

これは、椰子の葉で作られた「ザン」と言う

素材で出来ていて、

 

赤・黄色・紫・茶色・緑など着色されますが、

それらの色には、

 

強さ、生殖能力、進歩、痛み、犠牲、

成熟、自然の秩序を意味し、

 

人生のあらゆる側面を包括し表現しています。

 

===

 

ザンゴには、手や足、顔など、

識別可能な体の部位はありません。

 

この事が、ザンゴのアイデンティティを明確にし、

謎の要素を深める理由になっていますが、

 

目的は、形を抽象化する事で、

男性性や女性性など排除し、

その存在を中立的、包括的に捉える事です。

 

===

 

ザンゴには様々な役割があり、

最も高い存在は「Zaholu」(ザホル)

 

最も一般的で人気のある「Taho」(タホ)

 

子供のような存在の「Oho yin-yin Taho」

(オホ・ニンニン・タホ)

 

強さ、勇気、回復力を持つ男性的な存在の

「Oosi」(オオシ)

 

などあります。

 

そして回転する動きは、

浄化を意味し、

 

ザンゴを動かしている原動力は、

先祖の霊、または自然霊と言われています。

 

このように、目に見えない精霊の力を、

物体として表現出来るのは、

 

アフリカ人の強固な精神性によるものと

言われています。

 

つまり、神が上、人が下、と言う二元論で、

神様に一方的にお願いをするのではなく、

 

共に生きる感覚になります。

 

===

 

まだまだ謎の多いブードゥー教ですが、

これを謎と感じるのは、

 

私たちの知識が、

西洋文明の物質主義による

影響が大きいからではないでしょうか。

 

そこで、この自然崇拝の感覚を、

神道に取り入れて捉えてみると、

 

それぞれの神社の特徴や雰囲気を

これまで以上に新鮮に、身近に感じる事が

出来るのでは、と思います。

 

===

 

日本人の場合、結婚式はキリスト教会。

葬式と先祖供養は、仏教式の仏壇。

神様は神道の、神社。

 

のように、日本人は節操がないと

言われていますが、

 

実は、全ての目に見えない存在を平等に扱う

精霊信仰なのではないでしょうか。

 

===

 

さて、長々と書いてしまいましたが、

 

神道を知るには、神道だけに注目するのではなく、

他の宗教との比較から、神道の謎に迫ってみたいと思い、

今回は簡単ではありますが、ブードゥー教を眺めてみました。

 

本日も最後まで読んでいただき

ありがとうございます。

 

では( ̄^ ̄)ゞまた!