おはようございます。
ふ~(・д・)今日も暑かった。
今は、( ̄ー ̄)涼しいです。
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さて、昨日の話の補足的内容です。
昨日は、新皮質の思考へ移行するためには、
一旦、本当の自分に向き合い、
そこから一歩ずつ前進する事が大切。
と書きました。
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例えば、大学まで勉強して
知識が豊富だとしても、
知らない言語を使う外国へ行くと、
その国に行った途端、
自分の知識は役に立たない事に気づきます。
その知識を、
その国の言葉で説明出来ないからです。
更に、言葉がわからないと、知識だけでなく、
トイレの場所を聞いたり、お腹が空いている事さえ、
伝える事が出来ません。
つまり、どれだけ自分に知識があると言っても、
一旦赤ちゃんへ逆戻りして、
そこから一つずつ単語を覚える必要があるのです。
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他の例として、
スポーツを始めた時、
自分がどれだけ知識が豊富でも、
まずは、基本中の基本の動作や、
道具の扱いを学ばなければいけません。
サッカーの試合を見ていると
監督気分ですが、
実際、サッカーボールを目の前に置くと、
足先のどこでボールを蹴ればいいのか、
重心はどこに置くのか、視線はどこへ向けるのか、
などなど、
何も知らない事に気づきます。
サッカー選手らしい動きになるまでには、
1から技術を順番に積み重ねる必要があります。
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ここで書きたい事は、
どんな物事も、1から順番に道筋を通らないと、
結果まで辿り着けないと言う事。
また、どんなジャンルでも、
このプロセスを理解していれば、
他のジャンルを眺めた時に、
簡単な事ではない事に気づけるようになります。
短い人生の中で、
あらゆる全てのジャンルを経験する事は出来ません。
そのため中途半端な経験のまま、
人生を終えるような気持ちにもなってしまいますが、
ジャンルは結果であり、
この世で大切な事は、プロセスです。
職業には、上も下も無い。
職業差別はいけない。
と言いますが、
その理由は、どんな分野の仕事でも、
プロセスは同じだからです。
そして、この理解が、
互いに思いやる気持ちにつながり、
共同作業からの共存共栄につながって行きます。
また、自分に経験の無い事は、
理解出来ない事を知っているので、
謙虚な気持ちにもつながります。
謙虚な気持ちと言うのは、
自分を卑下する事ではなく、
1からプロセスを理解出来ている証拠です。
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最近、静岡県知事や、新潟県の市長が、
職業差別の発言をして、問題になっていますが、
なぜ、差別をしてしまうのかと言うと、
彼らは、プロセスと言う物ごとの道筋を
理解していないからです。
つまり、経験不足。
単なる知識だけの勉強は、
出来たフリが出来、
また学歴と言うレッテルが通用します。
スポーツや、海外経験(旅行ではない)、
技術や芸術などは、
肉体の変化や、重力、時間を伴う経験なので、
日々変化するプロセスを理解出来ますが、
何かを暗記するだけの経験は、
想像の域を越えられません。
これは、養老孟子さんの著書「バカの壁」の中にも
書いてあります。
知事や市長が、
どうせ他の職業は楽で簡単なはず。
と判断してしまうのは、
自分の想像の範囲で
レッテルを貼っているに過ぎないのです。
「レッテル貼り」とは、プロセスを飛ばして、
印象だけで決めつける思考法で、
思考の簡略化や、効率化と言う人もいますが、
実際は、思考停止状態の事です。
そして謙虚さを持てず、
全能感に陥ってしまうのも、
経験不足が原因です。
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また最近、学歴詐称と言う問題も
耳にしますが、
なぜ簡単に学歴を偽ってしまうのか
と言うと、
そこにたどり着くまでの
プロセスを知らないからです。
知らないから、嘘をつけるのです。
このように、プロセスを知らない人が、
仕事で上に立つと、
結果だけを求めるようになるので、
結果を出す事は出来ません。
物事は、原因から結果が生まれるのであって、
結果から結果は生まれないからです。
素晴らしい商品を作りましょう。
と言うだけでは、何も生まれません。
現在、世の中が混乱していますが、
とどのつまり、混乱の原因は、
プロセスを知らない経験不足の支配者が、
筋道の無い結果だけを求めた結果なのです。
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世の中には、威張る人や嘘をつく人、
虚勢を張ったり、見栄を張る人が多くいますが、
これらの原因は、
本当の自分に向き合う事なく、
謙虚な姿勢で1から積み重ねた経験をしまいまま、
結果だけを求めた人達なのです。
つまり、自分はバカだと認める事は、
自分を卑下する事ではなく、
プロセスを理解するための第一歩で、
新皮質が起動する発火点なのです。
経験しない事は、誰にも理解は出来ません。
それは当たり前の事ですが、
それさえ認める事が出来なかったのが、
これまでの社会だったのです。
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2回にわたって、ちょっと突っ込んだ話に
なってしまいましたが、
本日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
では( ̄^ ̄)ゞまた!