はじめまして!農学生命科学研究科生物・環境工学専攻の松林周磨です。
研究室の先輩の縁でこの水勉強会に参加しています。
他のメンバーの人はバイタリティに溢れた人たちで、かつ学問面でも真面目な人ばかりなので、自分としてはただもういい刺激を受けるのみです。
もっと頑張らないとですね~。
さて、やや遅ればせながらの報告ですが、2月2日~7日にかけ調査の手伝いでラオスに行ってきました。
成田を出発した日は東京でも雪
寒さに震えながらの出発になりましたが、現地についてみると・・・
30℃!
さすが東南アジア。最終的に健康体で帰ることができましたが、それをとても幸運に思います。
調査は首都ビェンチャン近郊の水田地帯の用水路や圃場において行いましたが、熱射病対策に市場で買ったカウボーイハットを被ったよくわからない格好で調査に臨みました↓
調査において具体的にしたことは用水路の流量観測↓
や、イネの活性を求めるためのスペクトル観測↓。
流量観測は橋の上からするので、橋と水面が遠い時は流速計を水に突っ込むのが一苦労です↓
そんなこんなで水路を回っていましたが、末端のほうで流量観測をしようとしたところ・・・
水が無い!!
用水路なのに水がほとんど流れていません・・・。
近くの田んぼのイネも水が無いせいか元気がありません↓
どうしたものかと用水路の水源、つまり河川からの取水場に行って見たところそこには取水ポンプが↓
このポンプは日本の援助で作られたそうですが、水道局の人の話では4つあるポンプのうち2つは壊れて使えないとの事でした。日本の作ったポンプは高性能ですが、現地の人にとってはハイテクで修理不可能な物のようです。使用する側の持続性を考えると、性能は劣っていても単純な構造のものを導入するべきなのでしょうか。援助のあり方を改めて考えさせられてしまいました。
そんな真面目なことを考えていると、目の前にとても微笑ましい光景が↓
子供たちです。暑い中、用水路ではしゃいじゃってます。
写真を恥ずかしがる子を指差して「あいつ撮ってくれよ!」という子も↓
この子は多分いじめっ子ですね。
ちなみに、末端の用水路ですが、数日後はちゃんと水が流れてました↓
どうやら週に3日は曜日を決めて水を流しているそうです。
ちょっと安心。
さて、海外といえば気になるのが食事。
僕も海外に行くのは未だ2回目だったので不安でしたが、向こうの食事はやっぱり辛い!
行きの空港で早速洗礼を受けました。汗だくです↓
でもこの旅で最も印象に残った食べ物は「エビ」
現地の運転手さんの紹介で出してもらったのですが、このエビ・・・
生きてるんです。
皿から逃げ出さんばかりにピチピチしてます。ていうか一部逃げ出してます。
食べてみるとサクサクした食感で意外とうまいのですが、こんなものを食べてしまって僕は大丈夫なのでしょうか笑
また食事とあわせて気になるのがお酒ですが、ラオスには「ラオハイ」というお酒がありました。
日本で言うどぶろくのようなものですが、この飲み方がまた容赦ない。
麹のようなものが入った坪に水を満たしてストローで飲むのですが、飲むのと同時に上からコップで水を注いでいきます。
そう、コップの水がなくなるまで飲まなければならないのです。日本でやったら流行るんじゃないか。
ちなみに調査に行ってるのになに酒なんか飲んでるんだーという苦情は受け付けません。
だってこれは運転手さんとの信頼関係を築くために必要不可欠なイベントなんですから。
他にも書きたいことは色々とあるのですが、もう相当長くなってしまいましたのでこの辺にしておきます。
今回は勉強面でも生活面でもとてもいい経験になりました。
ラオスの人はやさしい人ばかりで、昔の日本の田園風景のようなとても安らぐ場所だったので、一生のうちに一度はまた行きたいと思います。
それでは。