畑にひょっこり顔を出した良いトシのオジサン、もちろん普段何かとお付き合いいただいているお友達なのですが、何やら握りしめている手をパッと開くとキイチゴのような赤い実が...そのあまりに不似合いな状況に思わず笑いだしそうになったのですが...そこは堪(こら)えて、何?と聞くとヒメコウゾらしい。食べてみろと言うので一粒いただいた。ナニ?コレ?想像を遥かに超える甘い実に真夏の太陽が微笑んだ。
(以前、カジノキを調べているときにヒメコウゾの名前がありました...その時は「実」は眼中にありませんでした。「楮:コウゾ」はカジノキとヒメコウゾの交雑種。いずれも紙の原料として使われていました。ちなみにどれもクワ科コウゾ属。「姫楮の実」は「桑の実」に似ていると言えば何となくお分かりいただけるでしょうか。)写真提供:八太郎