儲かる農業

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儲かる農業の秘訣はここにある!

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南北約60キロの細長い形をした種子島には、とても良いサーフィンスポットがあると聞きます。

その島の形から、西と東では風が異なるため、サーフィンにぴったりの波がある場所へすぐに行くことができるそうです。

そうした絶好のサーフィンスポットを満喫するために、ある人は移住し、またある人は数か月にわたり長期滞在しています。

その間、地元の農作業を手伝ったり、また自ら作物を育てている人たちもいて、正に自然と調和したスポットだと感じます。

"サーファー""ファーマー"につながる。

"サーファーマー"の育てた"タンカン"、全国のみなさんにぜひご紹介したいと思います。
日本の農業に関しては、さまざまな意見があります。

あぐまねが、かつて農業関連ビジネスに関するテーマについて、あるコンサルタントとお話ししたときのこと。

その人はひと通り話を聞いてくれてたあと、「投資家は見込みのない市場には投資しない。そのビジネスにはあなたの家族は投資していますか」と質問しました。

実際のやりとりは英語で行われ、日本の農業の実態をもっと直接的に表現しています。

そのコンサルタントが、どれほど日本の農業をネガティブに見ているかはどうでもいい話です。

あぐまねは、日本の農業の現状を憂いてはいません。

むしろ、おそらくそのコンサルタントには判断材料としてとらえることができない、

「日本の農業を支える日本人気質」

が日本の農業の持続的発展を支えるのだと確信しています。

あぐまね日本の農業の将来には多くの可能性があると考えます。

以前も書きましたが、新規就農した人は

「日本の農業には多くの参入障壁があり、純粋に農業をやってみたいと思っても、それをはばんでしまう障壁がたくさんある」

と感じているのだと思います。

新規就農した人の「心が折れる」ような状況にならないためには、

どれだけ信頼できる師匠をみつけるか

どれだけ信頼できる仲間をつくれるか

どれだけ信頼できる情報を集められるか


といったことが重要になると考えています。

こうした障壁をどう取り払っていくかは、政府であったりその土地の自治体の役割ですのでコメントは控えますが、あぐまねとしては、夢を抱いた皆さんが、どうかくじけずに思いを貫いてほしいと願っています。
種子島には絶好のサーフィンスポットがたくさんあり、種子島に移住したサーファーも多いと聞きます。

その中には農業に従事する人も多く、そうした”サーファーマー”がおいしいタンカンを生産しています。

”波”という自然に立ち向かうサーファーがもつ情熱は、タンカン作りで自然と共存するファーマーとしての場面でも、存分に発揮されていると感じます。

適度な酸味と高い糖度が見事にバランスしたそのタンカンは、”サーファーマー”によって込められた情熱の味わいがします。

タンカンの画像は<こちら>をご覧ください。
カナダのジャーナリスト、アダム・リース・ゴウルナー氏が書いた

「フルーツ・ハンター 果物をめぐる冒険とビジネス」

この本には、世界各地を旅した著者が各地で出会っためずらしい果物に関する感想や、多くの興味深いエピソードを紹介しています。

一方で、遺伝子組み換えにまつわる話や農作物の流通に関するテーマなどもあり、旅行記を超えた深い内容になっている、お勧めの一冊です。

*参考文献

フルーツ・ハンター 果物をめぐる冒険とビジネス
アダム・リース・ゴウルナー 立石光子(訳)
農水省によれば、最近40代以下の若い就農者で新規参入者が増えているとのことです。

将来の担い手となる若手の人たちの就農は、日本の農業の持続的発展を支える一つの方法となり、素晴らしことです。

一方で、新規就農にはいくつか課題があります。

次の3つは、新規就農の際に乗り越えなければならない3つの壁といえます。

1. 技術の壁

栽培や機械に関する技術は農業を行う上での基礎的技術になります。

2. 農地の壁

一般に農地は農業委員会で許可が得られないと借りられません。

3. 資金の壁

通常は収穫後までお金が手に入らないため、資金の手当てが必要になります。

これら3つの壁への対処法は<こちら>に詳しく書かれています。

ぜひ参考にして、新規就農の成功に役立ててください。
ビジネスではよく使われる、SWOT(スウォット)分析

(S) Strength (強み:ストレンクス)

(W) Weakness (弱み:ウィークネス)

(O) Opportunities (機会:オポチュニティーズ)

(T) Threats (脅威:スレッツ)

※とりあえず、へんなカタカナ表記と複数形で書いてみました。

かっこうよく表現されていますが、考え方はとてもわかり易く、いろいろな場面で適用可能です。

農業でいえば、

* 完全有機栽培など、ほかの農家に比べて競争力のある作物を生産できる

* 投入する資材費が高くなる傾向にあり、販売価格を高く設定しないと利益が出ない

* 地元の直売所やネット通販など販路が複数ある

* 最近、大手スーパーなどが似たようなコンセプトで積極的に販売促進している


といったことが挙げられるでしょうか。

ビジネスの世界では当たり前に行われてきた手法を農業の分野でも実践してみれば、これから取るべき手段について、何かヒントが見つかるかもしれません。

SWOT分析の例は<こちら>に書いてみました。


こんにちは。

あぐまねです。

皆さん、「農業人フェア」をご存知ですか。

リクルートジョブズ社が主催している新規就農を促進するイベントですが、今回は東京・池袋で開催されました。

会場や講演会の様子は<こちら>

あぐまねはこのイベントが楽しみで、講演会をよく聞きに行きます。

20代や30代の人が新規就農を決意し、農業の分野で活躍している様子やその苦労話などを聞くことができて、とても楽しいイベントです。

講演会に登壇する人たちは、

* 有機栽培を実践している人

* 青年就農給付金を活用して農業に取り組んでいる人

* 被災地で頑張る人


など多岐にわたります。

主催者のみなさんのコンセプトは講演会の内容の通りとて明確ですが、何はともあれ、農業に興味のある人には楽しいイベントです。

日本の農業の持続的発展が究極の目標だと感じますが、いま活用できる施策を紹介してもらえたり、新規就農を実現させて今は幸せに仕事に取り組んでいる人のお話が聞けたりと、とても活気のあるイベントです。

新規就農を目指す人には、まず参考にしていただきたいイベントです。
最近、農業ITツール(アプリやパッケージソフトなど)がたくさん出ています。

生産管理圃場管理農薬散布の管理などなど。

また、無料アプリから大手IT企業の格安ライセンスなども出ています。

ITインフラ(ITシステムを支える基盤となる技術や機器)のコストは時間の経過とともに安くて便利になってくるのが通常のパターンです。

そのため、ITベンダー(ITシステムの供給業者)も最初は損を覚悟の上で、”頑張っちゃう”のでしょう。

こうした状況を冷静に眺めていると、供給業者だけの勝手なロジックで販売促進をしているだけで、本当に

* 日本の農業の持続的発展
* 国際競争力の強化
* 東南アジア地域への技術移転


などが実現するのだろうかと疑問を感じる時があります。

ITは情報技術なので、本当に肝心なのは「ITツールをどの分野でどのように活用し、いかに”使い倒せるか”」にかかっていると、あぐまねは考えています。

あぐまねが農業にITツールを提供するとしたら、何より、利用者の人に

* 「このツールを使えばこれだけ活動の幅が広がりますよ」
とか、
* 「その要望は、この機能をこうして使えば実現しますよ」

というように、解決策(ソリューション)を売ることに徹すると思います。

大切なのは、

農業に従事する人が「より便利に、より効率的に、楽しく農業を経営できて、期待する利益が出せる」状況を実現するサポートをすること

だと考えています。
ビジネスでは、一般的に最初に事業計画を立てて、それが実際にどのくらい実現できているかを日々トラッキング(またはモニタリング)します。

もしも計画に遅れが生じていれば、

* 遅れた原因はどこにあるのか
* これからどのようにリカバリーするか

を考え、リカバリープランを立てます。

計画を上回っているときには、

* なぜ好調なのか
* 計画が着実に実行されたからか
* 予想しなかった需要(特需)があったのか

などなど、その要因を分析して次の事業計画に生かします。

農業でも、

生産計画を立てて、
* どのくらいの資材を投入し、
* どのくらいの"リソース"(パートやアルバイト)を確保すればよいか、
* どのくらいの量を販売するのか
* いくらの収益を上げるのか

などと計画を立てたりします。まさに「事業計画の立案」です。

「農家はどんぶり勘定だから、そんなことはしない」という面があるのも事実ですが、これを着実に実行して、「農業は成長産業である」ことを実践している人もがいるのもまた事実です。
以前、「うまくいっている農家は間違いなく作業日誌や日記をつけている」というコメントを紹介しました。

今回はもう一つ別のポイントです。

沖縄の農家さんを訪問したときのこと。ある人は国産マンゴーの立ち上げから取り組み、ブランドマンゴーを確立しました。その人は、自分がこれまで試行錯誤してきた栽培方法がしっかり頭に入っているのですが、ほかの人の意見も実に熱心に聞きます

もう一人の人は、いろいろな種類の熱帯果樹(トロピカルフルーツ)を栽培していて、収穫したアボカドの出来栄えを専門家に評価してもらっていました。その時の真剣なまなざしを、わたしは今でも鮮明に覚えています。

また、わたしがアボカドが東京のスーパーでどのように、いくらくらいで販売されているかといったことを話したら、その時も熱心に耳を傾けてくれました

一般的に職人さんといえば、頑固で、自分の考えを信じてわが道を行っている、といった印象があります。それに対して、農業で何かを成し遂げた水準まで行く人は、実にいろいろな意見に耳を傾けます

ビジネスの世界でも、好奇心旺盛で、研究熱心で、これはいい!と感じた方法はどんどん試してみる、といったスタイルを実践し、成功している経営者がいます。

農業もビジネスも、どのような姿勢で取り組み、試行錯誤し、そして結果を出すかという点で、違いはないと感じます。

”あの二人は間違いなくこれからも品質の良い作物を生産していくんだろうなあ”と想像するだけで、何かワクワクして、次の収穫のシーズンが楽しみになります。