オーストラリアの主要農業地帯であるマレーダーリング川流域では6月の降雨量が記録的に少なく、干ばつが一段と深刻化していることが分かった。政府系管理団体の責任者が10日明らかにした。


 マレーダーリング流域委員会のウェンディ・クラーク氏は「これは非常に失望させられるもので、冬季残りと春季に上流域の水の流入量が平均を上回る可能性は極めて低い」と指摘。降雨量の大幅な増加がない限り、2008/09年の農業用水の状況は引き続き厳しいものになるとの見方を示した。


[キャンベラ 10日 ロイター]