農業分野での原油高対策では、2007年度中の対策として、ビニールハウスの被覆の多層化や省エネルギー型の田植え機、遠赤外線を利用する穀物乾燥機などについて導入費用の3分の1~2分の1の助成を行う。経営の維持に必要な資金を低利で融資する農林漁業金融公庫のセーフティーネット資金も、すでに発動している。


 また08年度予算案には、施設園芸への支援を盛り込んだ。木質バイオマス(生物由来資源)を利用した加温設備など石油消費を節約する技術の導入や、家畜排せつ物から発生するメタンガスなどの利用に、新たに2分の1を助成するモデル事業を行う。


掲載日:07-12-26