共同代表の平田です。
5月22日に、性科学学会の主催する「第40回性治療研修会」@慈恵会医大にて、「思春期のセクシュアル・マイノリティのメンタルヘルスと対応」というお題で話をしてきました。
主に、Cassという心理学者が(30年も前に!)提唱したゲイ・レズビアンのidentity formation modelをもとにしつつ、ゲイ・レズビアンが10代前半の頃から、どのような体験(想い)を経て、アイデンティティを形成していくのかについての話をしました。
びっくりしたのは、質疑応答の時間に、「ゲイの性指向は、認知行動療法で変えられませんか?」と質問してきた精神科の先生がいたこと。性同一性障害の診療に携わっている先生だと思うのですが。
「ほんまもんのゲイの場合、まず無理だと思います」とお答えしました(笑)。
このあと別所で用事がある私は、自分の話が終わるや否やそそくさと会場を退室。
会場には、交流できたらよいと思っていた先生方がそこかしこにおられましたが、交流もできず、残念!
その後の研修会の内容も興味深そうだったですが、参加もできず、残念!
性科学学会 第40回性治療研修会
http://www14.plala.or.jp/jsss/seminartop.html