【悲報】推しの歯医者さんが退職した話。
ここ数年でこんなに悲しい出来事があったでしょうか・・・。いつもお世話になっているデンタルクリニックの先生が退職されました(涙)その日は突然やってきましたいつものように定期健診の予約を入れた次の日に、クリニックから一通のお便りが届きました。先生は患者向けに歯に関するセミナーを定期的に行ってくれていたので、そのご案内が来たと思いながら封を切ったところ・・・・・≪お世話になった皆様へのご挨拶≫の文字が読み進めると、遠方にて独立開業するため退職する運びになった旨とこれまでの感謝の言葉が丁寧に綴られていました。それはもう、先生の人柄が滲み出る温かい文章でした。(強調w)もう読みながら無意識に「噓でしょ・・・」「えっ本当に?」「やだやだやだ・・・」とブツブツと声が漏れ出します←もう、アイドルの卒業発表さながらです私がこんなに先生を崇拝しているのには理由があります。もともと私は歯が弱いタイプです幼少期に親の都合で通院させられていた老夫婦が営む歯医者が幼児でも危険を察するほど後進的な治療を施す歯医者でしたなぜかしっかり生えた乳歯をペンチで抜いたり(結局抜いた部分から変な方向に永久歯が生えてきた)、麻酔をせずに拘束して治療したり(アダムスファミリーかよ)、19世紀のヨーロッパで使っていそうな謎の器具でいたぶってきた(被害妄想←)せいで、すっかり歯医者がトラウマにそうそう、夕方に訪れても建物に電気がついていなかったのも怖かったし、治療室の窓から見える景色が朽ちかけの古びた神社だったのも怖かったです※現在は閉院しました。この歯医者との出会い以降、歯ブラシを口に入れるだけでもえずくようになり、あっという間に虫歯だらけになりました。厄介なのはその後です歯医者がトラウマなのでろくに治療ができない状態が続いてしまったため、小学生のころからずっとずっと、口の中がどうなっているのかが不安で、怖くて、一番のコンプレックスになってしまいました社会人になった時に「このまま歯に不安を抱えながら生きていくのだろうか・・・。いや、絶対にダメだ!」と決心して向かった先が先生のいる医院でした15年ぶりの検査の結果、案の定、全部の歯が虫歯でした先生は呆れるわけでも怒るわけでもなく、哀れみの表情を浮かべながら「悩みましたよね・・・・。これまで大変でした。ここからは良くなる方向しかありえませんから、大丈夫。」と励まし、焦らず気長に頑張りましょう!わたしも頑張ります!と心強い言葉をかけてくれました批難される覚悟で訪れた初日にまさか労わってくれるなんて・・・・。親身すぎて衝撃を受けたのを今でも覚えています因みにその時BGMで流れていたドビュッシーの【子供の領分:グラドゥス・アド・パルナッスム博士】は元々好きだったけど更に大好きな曲になりました。コーヒータイムにもピッタリな曲なので、ぜひ聞いてみてください(唐突w)ドビュッシー/1.グラドゥス・アド・パルナッスム博士/演奏:金子一朗■ ドビュッシー/《子供の領分》1.グラドゥス・アド・パルナッスム博士/演奏:金子 一朗■ Debussy, Claude Achille /Children's corner/pf:Kaneko Ichiro■ ピティナピアノ曲事典のページhttp://www.piano.or.jp/enc/dictionar...www.youtube.comそして、半年以上にわたるハイペース通院を経て無事に完治までこぎ着けたのでした。通院初期から現在に至るまで親身に話を聞いてくれて本当に嬉しかったですそんな事情があったため、親身に治療をしてくれた先生は指折りの恩人なのです。退職のお知らせにしばらく絶句した後、通院日まであまり時間がないことに気がついて急いで退職祝い兼開業祝いを買いに出かけましたこの感謝の気持ちは一言だけでは言い表せられないと思ったのです。無難にお菓子を用意する予定でしたが、はたして歯科医はおかしを食べるのだろうか??と悩み、結局筆記用具にしました。チャーリーとチョコレート工場のチャーリーの父(歯医者)はお菓子を嫌って暖炉で燃やしていたので・・・。(情報源よ)それと、感謝の手紙を書きましたご存じの通り私は文章が長いので、最初に書いた手紙は原稿用紙3枚くらいありそうな文字数に。流石にキモすぎると思ったのでポストカードに変えて端的かつ合理的な言葉選びで書き直しましたw感謝の伝え方について、こんなに真剣に考えたのは初めてです(笑)検診日当日。いつもの衛生士さんによる歯周病チェックと虫歯チェックを行いました。検査結果は問題なかったようで一安心です。最後のチェックに先生がやってきて、前回の検診時にお話ししていたコルチコトミーの様子について会話をしました。お二方ともコルチコトミーに興味深々で、術中の様子や術後の状態を伝えるとオーバーリアクションで聞いてくれました最終的には患部を見たいとお願いされて、縫合部分を見せました。勉強熱心すぎてびっくりなんですけど(笑)いつもならここで終了ですが、今回ばかりは違います。先生から改めて退職の挨拶を頂戴します。よくある「お世話になりました。これからも治療に励んでください。」ではなくて、「後任の医師にしっかり引継ぐので安心してください。これまでの治療に差支えの無いように尽力します。」だったのが先生らしくて感心しました最後まで患者に寄り添った気配り溢れるコメントができるなんて凄すぎませんか!?人徳がありすぎて、職種は違えど見習いたいです私も感謝の気持ちを伝えて、最後にお手紙とお祝いの品をお渡しすることが出来ました。受け取ってもらえるか不安でしたが、ハニカミながらも受け取ってもらえて一安心です昆布「6年間本当にありがとうございました!もう開院する医院の場所は決まったんですか?」先生「はい!もう大体は進んでいます。もうすぐこの街ともお別れです。」昆布「先生の退職は今年一ショッキングなニュースでしたよ先生に顎変形症が完治した姿を見て欲しかった・・・」先生「(笑)それなら、写真を送ってもらえれば見ますよ!というか、ドライブがてら私の医院まで診せにくるというのもアリです!!(笑)」昆布「えっっ!!!いいんですか!!!医院の名前は先生の氏名で検索したら出てきたりします!?」先生「多分でてきますよ~!名前と地名で検索してもらえれば!ぜひ診せに来てください」昆布「本当ですか!?じゃあ、ブラケットがとれたらホワイトニングで伺いますね~」というった感じ。まさか先生から「診せにおいで」という言葉をもらえるなんて絶対に絶対に!ブラケットが外れたらホワイトニングしに行きます(本気の本気)このブログの最終回は『昆布、推しの先生手術完了を報告する。の話』になりそうですねwwwww別れは悲しいですが、再会を楽しみに治療を頑張りたいと思います<日常>大きいプールに変えてから水遊びが一層大好きになりました短いあんよでテチテチ水中ウォーキングをする姿は鳥好きには堪りませんしかし、ラグが濡れちゃうのでそろそろ対策を考えねば今回の治療費 3,070円合計金額 370,680円