開校式の翌日からダンサーとしての特訓が始まった初代フラガール達、7月の後半には勿来(なこそ)海岸で初めての公演が予定されていました。ある程度のレパートリーがないとステージには立てません。

 

4、5、6、の3ヶ月で見せても恥ずかしくない踊りにさせる為、佐竹、早川両先生よりかなり厳しいレッスンが課せられました。

 

一期生が最初に教わった曲の順番です。

 

Hula O Makee

 

The Hukilau Song

 

月の夜は

 

Papalina Lahilahihi

 

Ahulili

 

上記5曲に佐竹先生のタヒチアンダンスも加わります。

 

..... 並んで立てば、でき、ふできは一目瞭然「始めた以上は負けてたまるか。ぜったいに負けたくない。」競争心が自然と湧いた。

一方で思うように体が動かずチグハグな踊りに落ち込んだ。親元を離れての慣れない寮生活のストレスも加わり「もういやだ」と泣き出す子もいた.... 「踊るこころ」より

 

 

それでも初めの3ヶ月は瞬く間に過ぎて行き、その間に、Blue Hawai'i や Beyond The Reef など、フラダンスだけで13曲を覚えたのです!!

 

すごいなあ、、フラを習ったことがある人は3ヶ月で13曲がどれだけ大変なことかわかると思います。「一山一家」と言われて来た常磐炭鉱、自分達が頑張らないと、という覚悟もあったと思います。

 

そして、若いから出来たこともあると思うのです。16歳が殆どの初代フラガール、1人の脱落者も出さずに翌年1月15日のオープンに向け、7月からの巡回公演がスタートしました。