近年、【サイコパス】と呼ばれる人々の挙動に関心が集まっています。サイコパスとは、良心が欠如した人々のことをいい、主に下表にあげられるような特徴を示します。
サイコパスは一見魅力的で、人を操るのが上手です。しかし、自分自身の定めたルール以外に従うべきルールはないと思っているので、世間で定められたルールには頓着しません。
ですから、借金を踏み倒したり、仕事についても遅刻や欠勤を繰り返したりするなどの無責任な行動をとりがちです。
また、同時に多くの人と性的な関係を結んだり、短い期間で結婚を繰り返したりすることもあります。
通常の人は自分が悪いことをやったと想像するだけでも不安や恐怖を感じますが、サイコパスは全くそんなことを感じないので、他人にはとことん冷たく、残忍なことも平気でできます。刺激を求める心が強く、衝動性が高いのも特徴です。
★成功したサイコパス、凶悪犯罪者となるサイコパス
サイコパスの割合は意外と高く、およそ100人に1~3人は存在すると考えられています。
しかし、サイコパスが必ず犯罪を起こすわけではありません。ほとんどのサイコパスは犯罪を起こさずに日常生活を送っています。
★サイコパスの分類
上表にあるように、サイコパスは大きく四つに分類されます
★サイコパスの特徴(詳しい説明は省略)
①対人因子
②感情因子
③生活様式因子
④反社会性因子
特に凶悪犯罪を起こしやすいサイコパスは、【反社会性因子】の点数が高い傾向にあります。
表の中の【成功したサイコパス】には、たとえば既往褒貶(きおうほうへん)の激しいカリスマ起業家や政治家などがあげられます。
自分の手を汚さず手下に犯罪行為をやらせたり、法の網をかいくぐって人を出し抜き、巨万の富を築いたりするのも【成功したサイコパス】の特徴です。
一方で、【良いサイコパス】もいます。こちらは、人並み外れた勇気や努力で人々から尊敬を集めるような人です。
例えば、死を恐れずに国民をまとめて国難に立ち向かう政治家や、ギリギリの緊張状態の中で最高のパフォーマンスを出すアスリートやアーティストなどです。
既存のルールや感情にとらわれず、不安や恐怖を感じにくいので、思い切ったことができるのです。
★サイコパスの脳の様子
上は通常の人の脳のPET画像、下はサイコパスの脳のPET画像。。
前帯帖皮質、眼窩前頭皮質(がんかぜんとうひしつ)、扁桃体などの活動量が小さいことが判ります。
眼窩前頭皮質は、脳の前頭葉下部(眼球のすぐ上)に位置し、報酬の予測、意思決定、感情調整、社会性、道徳的な判断を司る「情動・行動のブレーキ」の役割を担う領域です。
今回は以上となっております。それでは~![]()
(参考書籍)ゼロからわかる心理学(別冊ニュートン)
(参考サイト)
「サイコパス」の脳内構造はこうなっている(東洋経済)
【精神病質者】サイコパスの脳は何が違う?







