米軍 アフガニスタンから撤退完了(8/31)

 

米軍のアフガニスタンからの撤退が完了したようです。

 

映画『ホワイトハウス・ダウン』より

 

文末の最後に映画『ホワイトハウス・ダウン予告編』をご紹介しておりますが、上図のシーンを発見しました。偶然かな? ニヤリ

 

さて、昨夜の記事で予告しました『アフガニスタン情勢』ですが、30日配信の板垣メルマガから一部転載します。一部の画像は今朝放送された「モーニングショー」からお借りしました。

 

逆転の兆しが見えてきた(8/20)

アフガン

(※アフガニスタンはケシの大生産地)

 

最後の視聴者からの質問で、「タリバン、ISの資金は何処から出ているのですか?」はグッドでしたね。拍手

 

一瞬、常岡氏は返答に困っておりましたが、「ISの場合は以前、CIAから資金が出ていた。他に麻薬による・・・」

 

各国がアフガニスタンに関わりたがる理由がお分かりになりますよね。人間の欲望には際限がないので、いつの時代でも、麻薬、ギャンブル、買春売春はお金になるのです。

 

政権死守に腐心の自民党は、国民の生命と財産を守ると言いながら、コロナは後手後手、アフガニスタンにいる邦人は連れて帰れない。大手マスコミは書かないが、政権への打撃は致命的になっていく。(8/30 板垣氏メルマガ)

 

アフガニスタンにイスラム国ISが自爆テロを仕掛けた。それをプッシュしたのはイランであり、さらにその指示を出したのは、ロシアのプーチン大統領だ。さらにプーチンに頼んだのが、キッシンジャー博士だった。

 

世界は聖書の預言どおりに動く~(4)(8/2)

(※ロシア・イラン・トルコ首脳による3カ国会談・2019/9/16)

 

その理由は、バイデンがあまりに体たらくなので、ここで、バイデン政権の足を引っ張ろうという思惑からだ。トランプ前大統領がいま、「最大の失策だ。米国の恥だ」と吠え始めた。次の大統領選挙を狙って起死回生を図ろうとしている。

 

 

タリバンは8月31日までの撤退期限を守らないと逆に攻撃するぞと言っている。米国は必死で撤退しているなかで、米兵13人が死亡と報道され、負傷者もたくさん出ている。

 


アフガニスタンは国際情勢のなかで、パワーバランスにおけるロシアと米国の事情があり、結局、代理の代理戦争みたいな形になってしまった。
 

そのなかで一番割を食っているのが日本の自衛隊だ。いま日本の自衛隊輸送機が、8月31日までに邦人を連れて帰ろうと苦心しているけれども、どう考えても無理だ。

 

無理して空港まで移動している途中に、事故やテロに遭ったらそれこそ日本政府の責任になる。

 


アフガニスタンにいる邦人を連れて帰ろうとしても、いまの自衛隊法では空港の外に出られない。そのため国外退避する邦人は、空港までは自力でたどりつかなければならない。

 

ところが自爆テロもあり、カブール空港の周辺は危険極まりなく、空港まで行く安全に行く手段がなく、近づくことすら出来ないし、それを自衛隊が空港から出て救出に行く法律がなく、成す術がない状態だ。

 

 

撤退期限の31日は目前まで迫っており、それを過ぎてしまうと、米国は一切助けてくれない。これは、これで外交的には大問題なのだ。

 


アフガニスタンにいる外国人が安全に自国に帰国する政策をタリバンがとれればいいけれども、まだ反タリバン勢力との争いも続いておりアフガニスタンの情勢は極めて不安定だ。(中略)


日本は、大使館関係者約600人の邦人を帰国させなければならないのだが、空港にたどり着けない。自衛隊機はカブール空港に着いても、誰もいない。

 

 

これでインターネットなどの通信手段を止められてしまったら、もう助けようがない。自衛隊は手の出しようがない。いまのところ打つ手がない。

 

これは、大手マスコミは書かないけれども総裁選などやっている場合ではないくらいの大問題だ
 

トルコの国境は、トルコが強硬に封鎖した。もちろんそれはアフガニスタン人に対してのことで、日本人の場合がどうなのかはわからない。これはこれで、有効な解決策が何もないので深刻な問題だ。

 

空しく響く、菅総理の「国民の命と健康を守り」(5/10)

 

日本人の生命と財産を守るんだと言いながら、コロナは後手後手、アフガニスタンにいる邦人は連れて帰れない。まだ大手マスコミは大きく報道していないけれども、今後、報道次第では、政権への打撃は致命的になっていくのは必至だ。

 

アフガニスタン 米軍撤退完了 現地は? 各国は?(8/31)


茂木敏充外相が交渉しているようだが、具体的な方策は何もない。バイデン大統領が、CIA長官をアフガニスタンに送り込んで撤退期限延長の裏交渉をやったけれども、結果的には不調だった。

 

タリバンが、米国人の帰還を助けてくれればよかったのだが、それをイスラム国がイランの指令を受けて邪魔をした。

 

イスラム国はCIAがつくった組織だったが、いまのCIAにはイスラム国を支援する力はなく、そのため壊滅しかかったイスラム国をいま支援しているのはイランということなのだ。反米ということでイランにとっては使い勝手がいい。

 

プーチンはイランとの関係を深めてきておりイランに支援もしている。結局、タリバンは中国が支援をして政権を奪還しつつあり、そのためロシアは中国との関係がさらに微妙になるだろう。

 

 

中国の習近平としてはロシアと軍事協定を結びたいところだが、そのことについては、中国の長老とキッシンジャー博士が既に話をしており、それは出来ない。

 

そうしたなかプーチン大統領は、相手によっていろいろと行動を変えてうまく立ち回って、相変わらずうまくやっているといったところだ。

 

習主席とプーチン大統領が電話会談 アフガン安定へ(8/25)

 

安倍前首相は、8年間の政権の間、アフガニスタンの問題は何もしてきていない。安倍政権を引き継いだ菅首相は、コロナ対策は後手後手、アフガニスタンについても何も対応できてない。

 

邦人救出もコロナ対策も、政権を失いかねない自民党にとっては、政権浮揚に繋がりそうもなければ、もはや「関係ない」「どうでもいい」「しておけ」というのが本音

 

泥沼のアフガン 自衛隊機や外務省の対応に数々の疑問(8/28)

(※まるで他人事、この悪夢は対岸の火事ではない)

 

総裁選も次の衆院選を優位に戦うための宣伝手段であって、国民のために行われるものではない。すべてにおいて、国民の生命と財産を護るというのはそっちのけで、ただ政権死守に躍起になっているだけ。

 

国内外で日本人の生命がこれだけ脅かされているというなか、平然と総裁選を行いそれに向けて、いろいろ出馬しようとしているけれども、誰が菅首相に変わって選挙の顔になったところで、沈没間際の自民党を救い上げることは出来ない。誰がみてもわかりきったことだ。(一部転載終了)

 

(過去記事)

 

 

ホワイトハウス・ダウン(2013年公開のアメリカ映画)