日本人技術者、円周率を「約31兆桁」計算 世界記録塗り替える(3/15)

 

日本出身の女性技術者が「3.14」でおなじみの円周率を小数点以下約31兆4000億桁まで計算し、世界記録を更新したことが14日分った。これまでの約22兆桁を大幅に上回る記録となった。

 

秘密の回文(5)(1/18)より

※「秘密の回文シリーズ」に円周率が登場します。円周率を31兆桁まで計算したのが日本人女性だったとは驚きました!グッ

 

新記録を出したのは、日本出身の米グーグル技術者の岩尾エマはるかさん。同社のクラウドコンピューティングサービスを駆使して、記録を塗り替えた。

 

 

円周率とは、円の直径に対する円周の長さの比のことで、「3.14」から始まることで知られるが、その桁数は非常に長い。数字に規則性はないことから、すでに分っている桁の先を計算することは非常に難しい。

 

波動、円周、円柱の計算に用いることができるため、円周率は工学、物理学、スーパーコンピューティング、宇宙探査で使われている。研究者は長年にわたり、円周率の桁数を伸ばそうと計算を続けていた。岩尾さんは、子供の頃からこの数字に魅了されてきたという。

 

今回の計算には170テラバイト(例えば音楽20万曲が1テラバイト分に相当)のデータが必要で、25のバーチャルマシンを使って121日間かけて行なわれた。

 

 

3年前からグーグルに務める岩尾さんは、世界記録達成は本当に大変で、非常に驚いているとBBCに話した。岩尾さんは、円周率には終わりはないため、今後もさらなる桁に挑戦していきたいという。

 

31兆4000億桁の数字を言い終えるには、33万2064年かかるとされる。グーグルは「円周率の日」の3月14日にあわせて、ブログでこの世界記録達成を発表した。(一部転載しました)