11日パリで開かれた「第1次世界大戦終結100年式典」ですが、日本ではあまり大きく報道されませんでした。その理由が分かりました。戦勝国側にも関わらず招待されなかった人物がいらしたからです。だから、ここ最近、冴えない表情をしていたのですね。今朝配信された板垣氏のメルマガから転載します。

 

日本は、第1次世界大戦の戦勝国だったのに、安倍晋三首相は、「MSA資金」運用益抜き取り事件が災いし、パリの凱旋門での「終結100年式典」に招待されず、大恥をかいた(11/14 板垣氏)

 

第1次世界大戦(1914年7月28日~1918年11月11日)終結から100年を迎えた「11月11日」。フランス・パリ中心部の凱旋門で記念式典が開かれ、大戦に関係した60カ国以上の首脳らが参加した。ドイツのメルケル首相、米国のトランプ大統領、ロシアのプーチン大統領、日本からは麻生副総理が出席した。この記念式典には、大戦に関係した主要国の首脳が招かれ参加していた。

 

だが、日本は戦勝国だったのに、安倍首相は招待されず、大恥じをかいた。英国の植民地だった中国は、屈辱の歴史の一幕だったので出席しなかった。戦勝国、敗戦国を含めて、関係国でトップが出席していなかったのは日本だけだった。ということは、つまり、安倍首相は世界中から、もはや首脳と認められていないということだ。

 

(関連)第1次世界大戦式典:安倍首相欠席は外交的大失態

 

ペンス米副大統領との会談、自動車については話さない=麻生副総理(写真はパリで10日撮影されたもの)

 

この1つをとってみても、これからどうなっていくかは明らかだ。安倍首相は招待されていなかったため、麻生副総理が仕方なく参加していた。麻生副総理の周りには知っている人がいないこともあり、ふてくされたような面持ちで、いかにも居心地は悪そうな様子。だれとも喋ることなく、通訳のヘッドフォンをつけて一人で目を瞑っていた。ある意味、さらし者のようだった。

 

しかも、本来経済対話をするはずのペンス副大統領は、日本に来て安倍首相と会談しようとしていた。これは、安倍首相と麻生副総理の2人が、天皇陛下と小沢一郎代表に委ねられている「MSA資金」運用益を抜き取り、使い込みをしていた事件があったからだった。麻生副総理は、慌てて帰国した。

【報ステ】米副大統領「サービス分野も」新協定は(11/13)

 

安倍首相は11月13日午前11時から午後0時すぎまで、首相官邸で米国のペンス副大統領と会談した後、共同記者発表に臨み、自由で開かれたインド太平洋の維持に加え、幅広いエネルギー分野での提携や、質の高いインフラ支援の定着に向けた協力の推進など、について、発表した。

 

米副大統領、シンガポールへ出発 国際会議出席へ(11/13)

 

ペンス副大統領は、シンガポールで開幕するASEAN=東南アジア諸国連合関連のAPEC閣僚会議(11月15日)・首脳会議(11月17日~18日)前に、基本方針のすり合わせを行うため日本を訪れていた。


「キッシンジャー・習近平」会談の背後に次期米大統領候補(11/12)


そのころ、キッシンジャー博士は、中国を訪問していて、北京市で習近平国家主席と王毅外相、貿易担当者・劉鶴副首相そして長老に会っていた。何しに北京市に行ったかというと、米中貿易戦争を終わらせるために北京に行った


今度のG20では、トランプ大統領が主催して米中首脳会談を行う。トランプ大統領とロシアのプーチン大統領は11月11日、訪問先のパリで接触し、11月末のアルゼンチンでのG20首脳会議にあわせて正式な米露首脳会談を開くことで合意した。

 

米中首脳、今月末からのG20に合わせ会談へ 貿易問題を協(11/14)

 

具体的なディールは、キッシンジャー博士が訪中して、条件を詰める。G20首脳会議で行われる米中首脳会談で正式に決める。いかにもトランプ大統領がディールを決めたかのようにG20で演出する。つまり、ここで米中貿易戦争は解決する。

 

それはつまり、貿易摩擦の皺寄せを全部日本に押し付けることで合意し解決させるのだ。正確には、日本というよりは、安倍晋三首相のところに何もかも持って行って押し付けて、米中貿易戦争はもとより、日中貿易戦争を解決させるということだ。

 

キッシンジャー元米国務長官:米中の課題は基本的な協力関係の維持(11/12 ブルームバーグ)より


キッシンジャー博士は、中国に行ってさまざまな問題を完全に押さえた。これで朝鮮半島も中国も問題は、ファイナルとなる。資金についてはペンス副大統領が確認して、キッシンジャー博士に報告しているので、これで決まるはずだ。後は、結果がどうなるか。ようやくここまで来たという感じだ。

 

 

もう1つ、キッシンジャー博士が中国に行った目的は、領土問題だ。東シナ海もそうだが、南シナ海にもいろいろ基地をつくっている。韓国は、これから国がなくなるからいいけれども、中国はそうはいかない。南シナ海も東シナ海もどうせ同じ連邦になるから、領土を主張しなくてもいいだろう。共同で管理すればいいことだ。事を荒立てるなということを言いに行った。

 

北方領土は・・きょう総理プーチン大統領と会談へ(11/14)

 

ダメなのは日本だけだ。株が高いだけで、全然ダメだ。しかし、これで、政権交代して、いろんな政策が変われば、これでよくなる。2018年の11月11日は、21世紀100年間のなかで、宇宙における地球としてのパワーが最も高まる日だったその日に世界中の首脳がパリに集まった。しかし、そこに安倍晋三首相の姿はなかった。(転載終了)

 

六本木心中(昭和59年 アン・ルイス)