台風7号 徐々に弱まるも依然として風雨に要警戒(7/3)

台風7号は3日午後1時現在、長崎県五島市付近の海上を進んでいます。今後は徐々に勢力を弱めながら対馬海峡を通過して、4日は日本海を北東へ進む見込みです。4日夜までには温帯低気圧に変わるとみられていますが、その後、5日にかけて北日本に接近する恐れがあります

 

 

 

4日昼までに四国では最大400ミリ、九州北部では最大350ミリの雨が予想されています。土砂災害などに厳重に警戒して下さい。また、4日までに予想される最大瞬間風速は、九州北部で45メートルなどと予想されています。(引用終了)

 

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土砂災害など引き続き厳重警戒を・北海道(7/3)

道内は上空に前線が停滞し暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、大気が不安定な状態になっていて、未明から3日朝にかけて空知の北部や上川地方を中心に激しい雨が降りました。

 

 

1時間の雨の量は午前3時までで道北の東神楽町志比内で36ミリ、午前2時10分までで深川市で35.5ミリの激しい雨を観測しました。


 

気象台によりますと雨のピークは過ぎたものの夕方から再び強まり、3日正午から4日正午までで1時間の雨の量は、多いところで30ミリの激しい雨が降るおそれがあると予想しています。(引用終了)

 

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各地で土砂崩れや床下浸水被害(7/3)

避難準備情報(7/3 午前11時半)

 

 

前線の影響で大雨となっている北海道は、あすの日中は雨の降り方がいったん落ち着きますが、夜は再び雨脚が強まり、5日(木)は台風から変わる低気圧が北日本を通過するため、北海道や東北の広い範囲で雨が強まる見込みです。

 

 

雨竜川は一級河川・石狩川の支流です。このタイミングで「雨竜」とは・・??

 

 

深川市は旭川市に隣接しており、米どころなんですよ。留萌市は漁業の街ですが、幌加内町はソバの産地で有名、北竜町の基幹産業も農業(稲作、畑作)となっており、ヒマワリの作付面積は日本一ですね。

 

あり得ない所であり得ないことが起こる時代に突入(2016/8/22)より

 

2016年8月に北海道を襲った三つの台風も「7号」から始まりました。この年は、玉ねぎを始めとした野菜類、小麦、てん菜、豆類産地の北見地方、大農業地帯の十勝地方が被害を受けました。「日本の食糧庫」である北海道が自然災害を受けますと、時間を置いて全国の消費者に影響を及ぼすことになります。

 

九州、北海道での洪水被害が甚大ですと、今年も一昨年の再来となるかもしれません。また、関東~東北南部が猛暑となっており、少雨、渇水が農業に悪影響を与えることも想定されます。

 

まずは、お住まいの地域でどんな災害が発生しやすいかを想定し、気象情報に留意しながら今夏を乗り切りましょう。お願い

 

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