※ マヤの発言部分を紫色にしています。

 

「そして、死の淵でわたしと出会い、宇宙図書館の存在を知ったのだ。しかし、3次元の世界に戻れば、思いを分かち合う人もなく、幼年期のすぐ後に老境に入ってしまったようなものだ。君にとって、少年期や青年期などなかったことだろう。しかし、それも悪いことばかりではない。なぜなら、君の子ども心は、純粋なまま保たれているからだ。

 

 

いうなれば、純粋な心を瞬間冷凍したようなものだろう。凍りついた記憶は、タイムカプセルの役割を果たすことを忘れないでくれたまえ。君は、太陽が緑の炎をあげる時、凍りついた青い心が、再び目覚めるようにタイムカプセルをセットしたのだ。

 

緑の太陽は傷ついた記憶を癒し、凍りついた子どもの心を抱きしめてくれるだろう。それは君だけではない。地球の民それぞれ一人ひとりが、銀河の中心の太陽とつながった時に放たれる、太陽の緑の炎をサインに、様々なプログラムを設定しているのだ

 

幼い獅子よ、これから、たくさんの星の子どもたちが、惑星地球を目指してやってくる。純粋なまま保たれた子ども心を、スターチルドレンである未来の人のために使いたまえ。そして、時空を超えた多次元の旅は、未来を照らす光であることを忘れないでほしい。」

 

 

これから、多くの星の子どもたち・・・スターチルドレン・・・やって来ることを、マヤは以前から知っていた。なぜなら、惑星地球に転生する際に、後方から輝く光の一団がやって来る姿を、すでに目撃していたからだ。もしできるなら、後からやってくる人々のために、道端の小石を拾い、沿道に花々を飾りたいと、その時マヤは思ったものだった。

 

「・・・でも、銀河レベルの大人になる、ということはどういうことなの?」

 

マヤはGのハートの中心にフォーカスして、決して答えを取り逃さないように身構えている。

 

 

「銀河レベルの大人になるためには、汝自身の美学を持つことだ」

 

「美学を?」 緊張の糸が切れたように、マヤは思わず感嘆の声をあげた。

 

「大人であることは、利口になることではない。知恵と勇気、愛や真実と呼ばれているものを、ハートの中心に落とし込み、知性と感性の両者を束ねることだ。互いに切磋琢磨を繰り返しながら、右脳的なものの双方を向上させることによって、その高みには美と調和が垣間見えてくるだろう。

 

京都・正寿院HPより

 

Gの口から「美」という言葉が出てくるなんて、意表を突かれて返す言葉さえなかったが、二元性を統合してハートの中心にとどまるだけで終わりではなく、その先に美と調和があるということは、感覚的に理解できるような気がした。

 

以上、「6と7の架け橋」から転載しました。(次回へつづく)

 

スリラー(1983年 マイケル・ジャクソン)

 

※最終回がマイケルの命日(25日)まで間に合いそうなので一気にいきますね~カラオケ