※ マヤの発言を紫色にしています。

 

「時空を旅する者の紋章」についてGに尋ねてみると、この八方向に伸びる光は8次元をあらわしているのだという。

 

「幼い獅子よ、よく聞きなさい。橋は一方向から渡るだけではなく、双方向の往来があって完成するものだ。人々の往来があってこそ、その橋は踏み固められ、やがて誰もが安心して渡れる橋になる。たとえば、エリア#6と7の間に橋を架ける際には、6から5そして、5から7へ飛ぶ方法と、7から8そして、8から6に飛ぶ双方向のベクトルがある。」

 

【高野山・関西の旅】交野ケ原に広がる天空の地上絵(3)より

 

5から7へと向かう方法だけではなく、8から6へ飛ぶ方法もあると聞き、今度はエリア#8からアプローチしてみたいとマヤは思うのだった。

 

「幼い獅子よ、この宇宙の中で、一番光に満ちている場所はどこかわかるかね?」

 

無数の星が散りばめられた、鏡のような天の川を指差しながら、唐突にGはこう尋ねた。

 

「それは、宇宙の中心かな・・・」

 

「その答えは常に、今ここ、ハートの中心なのだ。この『スターゲート88』は、今ここに、完全にフォーカスすることの重要性を語っている。未来のこうあるべき自分より、今の自分の方が輝いているということを、知っているだろうか?こうあるべき、こうすべきことなど、この宇宙には存在しないのだよ。

 

 

過ぎ去った過去や、遠い未来ではなく、今ここ、自らのハートの中心にあるゼロポイントに完全にフォーカスできれば、汝は時空を超えて、永遠の今を生きることになる。もし、輝く未来のビジョンを見たとしても、今の自分の方が、もっと輝いているということを忘れないでくれたまえ。」

 

 

Gは、四つ葉のクローバーに込められた、宇宙的なエピソードを話してくれた。なぜ、夏至の日に四つ葉のクローバーを摘むのかといえば、それは、地球の地軸と太陽の角度の関係を表しているらしい。春分や秋分、夏至や冬至の日には、一瞬、137分の1の歪みが修正され、太陽の光が純粋なまま届けられるとGは言う

 

「たとえば、地球上には、様々なエネルギーグリッドがあることは知っているだろう。地上の戦いの多くは、宇宙の視点から解釈すれば、このエネルギーグリッドの陣取り合戦のように見える。

 

 

しかし、これらのグリッドは、いずれ一つにつながり、地球という星全体が、特別な聖地と同じ光を放つようになるだろう。

 

しかし、地球という星全体が、聖地のような光を放つのが先か、地球という惑星を破壊し尽くすのが先か、そのゆくえを見守るということが、惑星地球が今、この宇宙において注目を集めている理由でもある。

 

 

『朽ちることのない杖』とは、目には見えない中心軸のことである。それは自分の身体に留まることなく、意識を拡大することによって、惑星地球の中心と宇宙の中心へと真っすぐ伸びていることがわかるだろう。

 

 

この光はどんなことがあっても消えることはない。たとえどんなことが起きても身体の中心軸には、朽ちることのない一本の光があるということを忘れないでくれたまえ。惑星地球と宇宙をつなぎ、自らの中心軸を確立するために、わざわざ君を銀河の向こう側まで連れてきたのだ。」

 

以上、「6と7の架け橋」から転載しました。(次回へつづく)

 

Say Say Say(1983年 ポール・マッカトニー&マイケル・ジャクソン)