※今回の記事にマヤの発言はありません。全てGの発言です。
「幼い獅子よ、『空間ずらし』という言葉を聞いて、何を想像するだろうか?」
Gはマヤの瞳の奥を読みとっていた。
「そう、『空間ずらし』があるのなら、どこかに『時間ずらし』があるに違いないと思うだろう。しかし、時間と空間について、汝らの知性は、まだまだ未熟だ。なぜなら、時間について語るには、時間から離れたところから、時間を観察しなければ、本当の姿はわからないからだ。
時間とは、空間の上を漂っているものでも、空間を押しやって流れて行くものでもない。時間と空間は、扉の表と裏の関係なのだ。時間と空間は同じものの、入口と出口に過ぎないのだよ。同じ一つのものを、外側から見るか、内側から観るかの違いだけなのだ。
そして、時間とは、空間と背中合わせに貼りついているものであり、両者は決して分かつことはできない。どんなに距離が離れていても、分かつことのできない双生の魂や双子の電子のように、時間と空間は、聖なる双子と呼ばれている。
パラレルワールドは実在するのか?(1/21)より
もし、君が3次元に住んでいると主張するならば、進化を遂げた際には、次に向かうのは、5次元の世界だ。なぜなら、汝らはすでに4次元を内包し、4次元時空間にいる。厳密にいえば、現実だと思っている3次元の世界から、137分の1ずれたところに4次元の真実の世界が重なっているとも言えるだろう。次元と次元の透き間に、夢と現実の狭間に真実があるのだ。」
【空海】22を超えてゆけ?!(5)(3/19)より
「幼い獅子よ、言葉の森に迷い込まないうちに、結論から先に言っておこう。時空を旅するとは、『空間ずらし』のことなのだ。時間をずらすことと、空間をずらすことは、同じものの表と裏を表現しているに過ぎない。時間とはアナログ状態で流れているわけではないということは知っているだろう。一本の線のように継続するものとは、時間ではなく、我々の『意識』なのだ。
時間とは、空間と共に、デジタルの形で存在している。デジタルの時間をつないでいるものが、我々の『意識』なのだ。この宇宙は、我々の『意識』から出来ているということを忘れてはならない。
「インターステラー」の4次元超立方体空間に辿り着いたシーン
他の時間領域へ行くには、座標軸を設定し、特定の図形や数字のコードを使って、『空間ずらし』を行っているに過ぎない。そして、それがタイムトラベルの奥儀でもあるのだ。
映画「スターゲイト」より
君がタイムトラベルの際に使っている図形や数字のコードは、共鳴の原理を用いている。単純にその仕組みを表現すれば、時間軸と空間軸にそれぞれ出口と入口のコードを設定する。それが、スターゲートいうものなのだ。」
以上、「6と7の架け橋」から転載しました。(次回へつづく)
リメンバー・ザ・タイム(1992年 マイケル・ジャクソン)