ここからはかなり難しいです。最近話題になっている「超ひも理論についてです。50分ほどの動画ですが、深く知りたい方はご覧になってください。広告はスルーしてくださいね~。てへぺろ

 

≪量子と重力≫

「超ひも理論」が誕生した背景には、それまでは「量子の理論」「重力の理論」が、現代物理学の二大基礎理論になっていたという点が大きいのです。

 

 

この二つが別々で互いに矛盾するようでは困ります。だから、世界中の物理学者が血眼になって、量子と重力を統一する理論の研究を続けているのです。その最有力候補が「超ひも理論(超弦理論)」です。

 

 

自然界の4つの力・・・重力(G)、強い力(S)、電磁気力(EM)、弱い力(W)を、ひとつの理論で説明できることを「大統一理論」と呼びます。現代の物理学界の悲願である大統一理論として期待を集めている「超ひも理論」ですが、いまだに完成にはいたっていません。

 

≪まずは「ひも理論」から≫

 

 

ひも理論では、万物の根源である素粒子は極小のひもで出来ていると考えます。開いた1本の線のようなひもだったり、輪ゴムのように閉じたひもだったりして、そのひもが振動したり回転したりしてエネルギーになっていると考えました

 

 

「ひも理論」が誕生した背景には、物質の最小単位であるはずの素粒子が、約150種類も見つかったことにより、「最小単位がこんなに多くあるのはおかしい」ということになり、新たな理論の構築を模索していました。

 

 

しかし、「ひも理論」にも矛盾する点が見つかりました。質量ゼロの量子と数学的矛盾(アノマリー)です。質量ゼロの量子については解決しましたが、アノマリーについてはお手上げ状態となりました。

 

 

動画(29分頃)をご覧になればお分かりになりますが、熱心な研究者二人によって、すべては同じ計算値にまとまりました・・・「496」という完全数でした。

 

それは、ギリシャ時代における天地創造の数字のひとつだったのです。それゆえ、「神の数式」と呼ばれています。凄いですね!これを偶然と思うか、必然と思うか、人それぞれですね~。口笛

 

 

(参考)

神の数式・古代ギリシア人が神としてあがめた【完全数496】は現代物理学のキーワード(NAVERまとめ)

 

 

このアノマリー解決によって、ひも理論の可能性が広がりました。「異なる力を統一する」というアインシュタインが果たせなかった夢を実現できるかもしれないという可能性です。

 

 

 

「ひも理論」の「紐」は振動する小さなエネルギーの糸です。宇宙も、人間社会も、わたしたちの心身も、振動する無数の紐が奏でるシンフォニー(交響曲)なのかもしれません。

 

現在は、ひも理論を発展させた「超ひも理論」、それをさらに発展させた「M理論」が登場しています。(続く)