神戸製鋼所 米司法省から資料提出求められる(10/17)

発表によりますと、神戸製鋼のアメリカの子会社は、16日、司法省から、アメリカの顧客に販売した製品で検査データの改ざんなどを行ったものについて、関連資料の提出を求められました。

 


この子会社は、アメリカでの事業を統括しているということで、神戸製鋼は、子会社とともに調査に協力するとしていますが、一連の問題は、アメリカの司法当局が調査に乗り出す事態に発展しました。(引用終了)

 

神鋼不正、数十年前から アルミ・銅の合格証改ざん(10/17)

神戸製鋼所のアルミ・銅製品の性能データの改ざん問題を巡り、同社の国内工場で数十年前から不正が続いてきたことが16日、関係者の話でわかった。神鋼はこれまで不正が行われた期間を約10年前からと説明してきた。神鋼はOBらからも聞き取り調査を進めているが、組織ぐるみの偽装が常態化していたことが改めて浮き彫りになった。(日経新聞・ここまで無料記事で以降は少し編集して下記に)

◎ 水準を下回った製品を出荷することを「トクサイ(特別採用)」という隠語で表現、一部の工場では40~50年前から使用していた

 

◎不正のやり方が「裏マニュアル」化されており、担当者引き継ぎの際も「裏マニュアル」は引き継がれていた模様

 

◎アルミ・銅事業部門の幹部が神鋼本体の取締役になっている

 

英高速鉄道、座席がずぶ濡れ 日立製車両「出発に暗雲」(10/17)

英国で16日から営業運転が始まった日立製作所の新型の高速鉄道車両の始発列車で、技術的な不具合によるトラブルが起きた。出発が遅れて遅延したうえ、客室の天井にある空調機器から水が漏れて座席がずぶぬれになった。英BBCは「新しい高速鉄道の出発に暗雲を投げかけた」と伝えた。

 

 

BBCなどによると、英南西部ブリストル・テンプル・ミーズ駅を午前6時出発予定の始発列車は予定より約25分遅れて出発し、終点のロンドン・パディントン駅に約40分遅れで到着した。

 

 

ツイッターでは水漏れをよけるために通路に立つ乗客の写真が投稿され、乗客から残念がる声もあがった。列車にはクリス・グレイリング英運輸相も乗車していたという。(引用終了)

 

神戸製鋼のデータ改ざん問題については、9日の「神戸製鋼のデータ改ざん、影響は世界的規模に」で述べたとおり、米国の動きが気になっておりましたが、やはり動きが出てきました。GM,、フォードだけではなく、ダイムラー(独)、エアバス(仏)とも取引していたそうですから、最終的にタカタ以上の賠償金が要求されるのではないでしょうか。

 

また、16日に営業運転が始まった英国高速鉄道ですが、始発列車からトラブル発生です。出発が遅れただけならいいですが、客室天井の空調設備から水漏れです。車体には神戸製鋼の製品が使われています。

 

また、今回の車体は山口県で製造し、英国で仕上げられました。皆様もご存知のように、安倍首相は1979年(昭和54年)神戸製鋼所に入社。ニューヨーク事務所、加古川製鉄所、東京本社で勤務しました。加古川製鉄所での経験は、「私の社会人としての原点」、あるいは「私の原点」だったと回顧しています

 

(参考) 安倍晋三(Wikipedia)

 

 

前述の日経記事によりますと、一部の工場では「トクサイ」という隠語を40~50年前から使用していました。まさか、加古川製鉄所じゃないでしょうね~?衆院選挙公示日直前から始まった「神戸製鋼データ改ざん問題」・・・妙なタイミングから、ふとそんなことを想像してしまいましたとさ~はてなマーク

 

最終的に神戸製鋼はシャープのように身売りとなり、技術力を他国に取られてしまうかもしれません。なんだか、ウン十年前から決まっていたシナリオと思えなくもありません。2、3年前に録画された飛鳥動画では、「パナソニック、トヨタもこてんぱんに米国にやられますよ~」と仰っていました。

 

 

東芝、神戸製鋼に限らず、日立製作所、三菱重工業等の企業も過去の栄光にふんぞり返っていたら、とんでもないことになるかもしれません。これらの企業には従業員も多いですし、下請け、関連企業がたくさんあります。地域経済にも密接に関係しています。

 

自然災害は別にして、2018年、2019年の日本経済は決して明るいとは思えず、株価だけを吊り上げて目くらましをしている安倍政権と日銀ですが、「山高ければ谷深し」という言葉もあります。

 

今後起きる株価大暴落はリーマンショックを超えるのは確実と言われており、株式投資していない人々も影響を受けることになります。その時に安倍首相が総理の座におられるかどうかは分かりせんが・・・(謎)

 

(追記)