月満つれば則ち虧く(つきみつればすなわちかく)

物事が盛りに達した後は、必ず衰え始めることのたとえ。また、栄華をきわめたことにおごることへのいましめ。故事ことわざ辞典

 

政権を揺るがす森友加計疑惑のその後を追跡取材

 

ご紹介しましたニュース動画はお盆中に放送されたものです。23日~24日に報道された内容と照らし合わせてみてください。

 

国会閉会、参考人招致が終了し、お盆休みに突入してから、「森友・加計問題」に表立った動きがなく(籠池夫婦逮捕のみ)、このまま線香花火のように消えてしますのか?と思ってしまいそうな流れでしたが、新たな動きが出てきました。

 

「加計問題」では設計図面が公表され、補助金不正疑惑、高すぎる建設費が報道されるようになりました。「森友問題」では、佐川国税庁長官(当時は理財局長)の国会答弁を覆す音声データが公表されました。

 

以前・・・『安倍政権の悪巧み問題については、「言った言わない」を繰り返すばかりでは埒があきません。情況証拠はどこまでもいっても情況証拠でして、決定的な物的証拠がなければ、いつまでも「霧の摩周湖」のままでしょうね~』と述べましたが、図面にしても、音声データにしても物的証拠ですので、秋の臨時国会は当然のことですが、検察の捜査の行方が焦点ですね~。うーん

 

(過去記事) 【国会閉会】逃げる逃げる、責任は下へ下へ(6/16)

平尾昌晃さん死去、代表曲に「うそ」(7/23)

 

加計・獣医学部施設の設計図が流出! 研究施設にワインセラー、病原体封じ込め不十分、補助金不正の新疑惑も

 

しかも呆れるのは、加計学園の危機管理に疑問がつく一方、この獣医学部棟の最上階である7階には、信じがたい豪華施設の存在が設計図に書き込まれていることを日刊ゲンダイが報じた。

 

 

その豪華施設とは、「パントリー」(配膳室)と「大会議室」と書かれた部屋。そのパントリーには驚くことに「ワインセラー」「ビールディスペンサー」などという文字が図面に躍るという。ようするに、「大会議室」とは酒盛りに対応する“宴会場”ということなのだろう。言っておくが、ここは「国際水準の獣医学教育」をおこなうという触れ込みの大学であって、ホテルの宴会場ではない。

 

 

そして、忘れてはならないのは、この獣医学部の建設には森友学園に似た“補助金不正申請”の疑惑もあることだ。今治市は獣医学部新設のために約37億円の土地を無償譲渡し、建設費96億円を愛媛県とともに補助。

 

 

市は最大64億円を負担する予定だが、今治市議会は6月21日に獣医学部の施設など建設にかかる費用見積もりを約148億円と公表。単純計算で坪単価は約150万円となるが、これが相場よりかなり高い、と指摘されていることは既報の通りだ。(引用終了)

 

「建設費が高すぎる」加計問題で市民団体が指摘(8/24)

 

「建築費について水増しの疑惑があるのではないか。場合によっては補助金を不正に詐取しようとしているのではないか」市民団体らによりますと、加計学園の獣医学部の建設費は坪単価で約150万円で、一般的な相場と比べて倍近くになり、高すぎると指摘しました。

 

「今治加計獣医学部問題を考える会」黒川敦彦代表

 

総事業費の半分は今治市などが負担する予定になっています。一方、加計学園は、建設費の坪単価は約126万円としていて、約150万円という査定には本来、建設費には含まれない敷地内の他の工事費なども含まれるとしています。(引用終了)

 

森友学園、佐川国税庁長官の大嘘を示す音声データを公開!玉木議員「これまでの国会答弁が嘘に」(8/24)より拝借

 

(音声データ前編・後編)

https://www.youtube.com/watch?v=aoRXoDei8To

https://www.youtube.com/watch?v=tcFBX7KrtyU

 

佐川国税庁長官の国会答弁を覆す音声データ完全公開!(8/23)

音声データ発見後、退職者を含む複数の財務省関係者に話を聞いたが、「売り払い交渉にもかかわらず、財務省側が、購入希望者のもとに出向くことは考えられない」と口をそろえる。当然だろう。一般常識として考えても、監査や査察でもない限り財務省側から人が出向いてくるなど考えられないだろう。

 

 

そしてその交渉で、池田統括官はわざわざ自ら塚本幼稚園に出向き、「できるだけ早く価格呈示をさせていただいてちょっとずつ土壌も処分しているけど ですので そこそこの撤去費 われわれの見込んでいる金額よりも少なくても我々は何も言わない」などと発言している。(中略)

 

 

しかし物を買う側が値切るのは当然のこと。そしてもしその値切りが不当であれば国有地をあずかる財務省側が「貴方の要求は不当です」と突っぱねればよいだけのことでしかない。だが、音声データを注意深く最後まで聞いていただきたいのだが、この交渉の結末で財務省側は、「1億3千万以下への値下げは厳しいが10年分割の支払いなら可能」とさらなるオプションを提示しているのだ。(転載終了)