一昨日、出口王仁三郎の現代の予言をまとめたサイトを発見しました。それほど多くはないのですが参考にしてください。

出口王仁三郎の現代の予言

「人類愛善新聞」昭和48年7月1日号から転載

 

 

出口王仁三郎師は、人類の将来について、いろいろ多方面の予言警告を発せられ、また、その解決策まで明示されている。師の予言は、今日まで一つの例外もなく事実となって現われてきている。この公害時代に、師はいかなる予言警告をなされているか、師の側近として仕えてきた大国以都雄氏(人類愛善会相談役)木庭次守氏(人類愛善会参務)に、王仁師の“現代の予言”を語ってもらった。

 

≪“母体を守る”が第一≫

─現在、公害、天候異変による食糧危機の問題が世界的な問題になっています。こうした問題について、出口王仁三郎師が、どのような予言警告をされているか、ということについて、おうかがいしたいと思います。

 


 

大国 王仁三郎先生は、「人々が神に目ざめないと、わしが死んでから三代目か四代目になったら、たいへんなことになる」と言われていましたよ。
 

─王仁師が、お亡くなりになってから、二代目・・・三代目がお生れになったんですから、だんだんそういう時代に入ってきたことになりますね。具体的にはどんなことなんですか。
 

大国 奇形児とか脳性異常児がふえて、まともに人間の姿、人間の感情をもったものが、ほとんど生まれなくなるということです
 

─公害のため、水や空気、食糧が汚染されるためですか。
 

大国 そうでしょう。母体の胎内の、いわゆる子宮の中の胎児は、人体の凝集された、いわゆる種です。だから、針の先ぐらいのところが悪くても、生まれてきて、育って拡大されると、それが大変なことになる。
 

胎内にあるうちに母体が汚染される結果、それが胎児に重大な影響をうけることになる。人間性のない、と言ってはおかしいが、人間の資格のないものが生まれてくる。王仁三郎先生は、「それがわしは、ほんとうに一番心配なんだ」と、ほんとうに深刻な顔をして言われましたよ。

 

そして、「救世主は、すべてのものを救わなければならないというが、こういうものはなかなか救世主としても救いようがない・・・。しかしこんなことを今、人に言うたって、気違いといわれるから黙っておれよ」と言われるもんですから、長い間黙っていたんです。
 

しかし、この事は、みな一生懸命考えなくてはいかん時節が来ていますよ。みんな自分のことより子供や孫や、その次の世代のことを考えて、今、対策をたてなくてはいかん。生命を最も重大視しなくてはならん根本的な問題が、ここにあると私は思います

 

≪電波の乱用は危険だ≫

─現代は、いわゆる電波の時代で、とくに主婦や子供は、毎日、テレビの前に何時間もへばりついていますが、こういうことは、はたしてどうなんでしょう。

 

高周波活性オーロラ調査プログラム(HAARP)


 

大国 いつごろでしたかな、ラジオができたのは。
木庭 昭和のはじまりごろですな、丹波に入ってきたのは。
 

大国 ラジオの機械ができて、王仁三郎先生のところに大阪のお相撲さんが寄付して持ってきたんや。大きなラッパのついたラジオを聞いてもらおうと。しかし、場所が悪いから入りが悪かった、雑音でね。

 

王仁三郎先生のおられた瑞祥閣という建物の床の間で、何べんやってもうまくいかなかった。それで結局、また大阪へ持って帰った。けれども「とにかく声が聞こえるというのは分かった。しかし、わしはすかん(嫌い)でのう」と王仁三郎先生はおっしやったんです。

 

それで、私が「何故すかんのですか」と聞いたら、「今はいいけれど、後何十年かすると、世界中に電波の網がはしるようになる。そうすると、神の調節(宇宙の調和)がかく乱されるのや。神の調節がかく乱されると、地上のものはおかしな状態になってくる。電波も、必要なものだけは、神さまは許されるから、そういうものはいいが、こんなものを娯楽に使ってはいけない」と言われたですよ。
 

 

─そうすると、テレビの前に長時間坐って見るということは、精神的にも肉体的にも非常に悪いですね。
 

大国 それは当然です。テレビから出てくるのはレントゲンだから恐い。それは特に母胎に影響するから恐いですよ。それから、電波の乱用で、「見とってみい、気象現象でも徐々に変わってくるぞ」と言われましたが、このごろは世界の各地で、大干ばつの所がある反面、大洪水におそわれるところもあり、世界の気象のバランスが破れてきているでしょう・・・。だから、もう一度、このあたりで、現代文明を根本から考えなおさなきやいかんです。

 

≪酸欠空気が土を覆う≫

―ところで、最近は光化学スモッグが、大きな問題になってきましたが、この問題について・・・。

 

 

大国 王仁三郎先生は、よく、空気がとまるときがくる。と言われていました。
 

─空気がとまる、ということは、どういうことですか。
 

木庭 酸素がなくなるということですよ。酸欠空気の状態になる。現代は、火力文明の世の中ですから、酸素の消費がはなはだしい。このまま文明が進むと、王仁三郎先生の予言通り、酸素がとまるときが来ると思いますよ。
 

大国 われわれの吸う空気というものは、これは現在、もうどうにもならなくなっていますよ。王仁三郎先生はよく言われていたですよ。
 

「まだお前ら、空気が楽に吸える間は安心しとれ。いくら肺を早く働かせようとしても、もう足りない、というような時代がくるわい」
 

われわれが、現在、一分間に何呼吸するか知らないが、五十年か三十年前と、現在の呼吸数を調べてみると、微妙に現在は早くなっているはずだと思うんです。とくに都会人は・・・。

 


 

─しかし、酸欠空気で呼吸が苦しくなるような時代は、いつごろ来るんですか。
 

大国 王仁三郎先生は、「まあ、お前の生きている間は大丈夫だ」と言われましたが、最近の大気の汚染状況からみて、これは案外早いかも知れん。

≪自給自足は当然の道≫

─次に、食糧の問題ですが。はたして、日本にも飢えの時代が来るでしょうか。
 

 

大国 これは、国民がこのままの精神では来るね。米があり余ったと言って、えらく減反させた。そして、足りなくなったらよそから買えばよい、と言っておる。バカだと思うんだ日本人は。うちの米が足りなくなったら、隣のをあてにしておこう、というようなものですよ。日本人も、馬鹿もここまで来たか、と思うんですよ。だから、王仁三郎先生は自給自足だと言われたんですよ。
 

百姓も、長年の政府の間違った農業政策で、さっばり精神的にも駄目になっている。百姓根性というものがない。肥料も堆肥は人手がかかるといって化学肥料でパッパッとすましてしまう。そういうことで安心しておる。

 

しかし“土”そのものが、もうやせてしまって、ある時期に達したら力がなくなってしまう。そのうち、気候の変動でもあったら、どんなことになるか分からんですよ。
 

木庭 青森あたりでは、化学肥料では地温が低下して作物がとれない、というので堆肥づくりに真剣に取りくみはじめたそうです。化学肥料にたよっていると、これからの激しい気象変化に、作物が耐えられなくなることは、明らかですよ。
 

≪水の汚染が最も心配≫

─ところで、最近は、どこをみても、水が汚なくなりましたね。王仁三郎先生は、ことに水を大切にされた方ですから、今日の状態をごらんになったら、何と言われるでしょう。
 

 

木庭 水が生命、宇宙の根源ですからね。非常に怒られるでしょう。
大国 王仁三郎先生が言われているでしょう、ご飯食わなくても、水さえ飲んでおったら相当生きられるって。
 

木庭 一ケ月は充分生きられるでしょう。
大国 水道の水では駄目ですが…。
木庭 自然の水には栄養が入っているんですね。
大国 王仁三郎先生は、よく、「都会へ出て水をあまり飲むなよ。あれは消毒した死んだ水だから」と言われていました。今の科学は、基本に生命がないんです。生きていた水、これを皆殺している。これでは駄目なんです。
 

─これは、まさに科学の責任ですね。
 

木庭 科学者が、あまりに幼稚なんです。今の科学は、殺すこと、分析、解剖しか知らない。非常に局部的で、全休の幸福というものを考えていない。


大国 そうです。この宇宙が生き物だ、ということが分かれば変ってくると思うんだが。


木庭 王仁三郎先生は、「地球は巨大な人体である。血管は川であり、水は地球の血液である。岩石は骨で、土は肉である」として、自分の体と同じように地球を愛するようにならなければ駄目だ、大地は生き物、神の体である、と申されていますね。いわゆる「地球人体説」が学者に理解されないと、地球は壊われてしまう。

 


 

大国 王仁三郎先生は、「月日と土の恩を知れ」と言われていますが、これが宗教、科学一さいの原点にならなければ、人類はこの先滅ぶほかはありませんよ。
 

木庭 王仁三郎先生は、精神上の迷信に根ざす宗教はいうもさら、物質的の迷信に根ざせる科学を、根本的に変革せねばならん、と言われています。現代は、宗教の迷信より、科学の迷信を問題にすべきだ。(完)

 

こちらの記事も参考にしてください。王仁三郎が吉岡温泉に逗留中、信徒に対して話された「吉岡御啓示録」です。ありがとうございました。ニコニコ