ブレジンスキー元補佐官死去=米外交の大御所、89歳(5/27)

 

カーター元米大統領の補佐官(国家安全保障担当=1977~81年)を務めたズビグニュー・ブレジンスキー氏が26日、バージニア州の病院で死去した。89歳だった。家族が発表した。

 

右はキッシンジャー氏

 

旧ソ連・東欧圏の専門家で、大統領選でオバマ前大統領ら民主党候補に外交を指南し、ブッシュ元大統領(父)にも助言するなど、キッシンジャー元国務長官と並ぶ米外交の大御所的な存在だった
 

 

ブレジンスキー氏は1928年、ワルシャワ生まれ。移住したカナダのマギル大学で修士号、ハーバード大学で博士号をそれぞれ取得。同大で教壇に立った後、60年からコロンビア大学に移って共産圏の政治や外交を研究した。
 

77年から大統領補佐官として現実主義的なアプローチで外交政策を推進した。米中国交正常化や第2次戦略兵器制限条約(SALT2)調印に取り組み、イラン革命イラン米大使館人質事件に対応。ポーランドでワレサ元大統領が率いた自主管理労組「連帯」や、アフガニスタンの親ソ政権への抵抗勢力などをそれぞれ支援した。

 

 

補佐官退任後は有力シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)の顧問やジョンズ・ホプキンス大高等国際問題研究大学院の教授を務めた。2003年のイラク戦争に強く反対。14年のロシアによるウクライナ軍事介入を受けて、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟にも反対した。
 

71年に日本に半年間滞在し、経済発展を遂げた日本を、地政学的な理由および自信の欠如から「ひよわな花」と論じたことでも知られる。(引用終了)

 

(参考) ズビグネフ・ブレジンスキー(Wikipedia)

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D・ロックフェラー氏が3月20日に亡くなって、今度はブレジンスキー氏の訃報ですか。高齢ですから意外ではありませんが・・・。それにしても、今年はこの手の人たちの訃報が多いような?

 

ロシア嫌いのポーランド系ユダヤ人として有名ですが、ハッキリ言って「影のホワイトハウス」「シオニスト」「戦争屋」という表現の方が適切かもしれません。かつて、CFR(外交問題評議会)という所で、次のように述べたと言われています。

 

≪ブレジンスキーの恐怖の言葉≫

全ての人類史で初めて、人類は政治に対して目覚めてきています。

 

そして彼ら(大衆)が持つ権力を破壊する力が高くなっているその間に、逆に大衆を支配する能力は歴史的に低水準にあるのです。

私はあえて一度辛辣(しんらつ)に言っておきます。

 

これまでの時代では、百万人の人々を誘導することは簡単だったのです。文字通り、百万人の人々を誘導するのは、物理的に百万人の人を殺すよりも簡単なことだったのです。

しかし今日では、百万人を誘導するよりも、百万人を殺すほうが限りなく簡単なのです〝誘導〟するよりも〝虐殺〟のほうが簡単なのです。そしてもちろん、それは直接、武力の行使を伴うのです。

以上、「殺せ!」の思想家(建築とかあれこれ 呪いもあれこれ)より転載

 

どんな人間にも「肉体の死」は訪れ、「ご冥福をお祈りします」とお悔やみの言葉を述べなくてはなりませんが、わたしも修行不足のため、この人だけには、そのような気になりません。悪いけど・・・・(;´Д`)