第六感は存在するのか?(モーガン・フリーマンの時空を超えて)
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「時空を超えて(1)時間の正体は何なのか?」の続きになりますが、10日放送の「重力は幻想なのか?」を観るのをすっかり忘れておりました。よって、17日放送の「第六感は存在するのか?」の一部を紹介します。なお、科学者名や実験については割愛させていただきます。

≪第六感の秘密を解く鍵は≫
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五感とは触覚・味覚・視覚・嗅覚・聴覚です。「五感を研ぎすませる」といいますが、最も優れているのが視覚でして、目から入った情報は視神経を通して大脳の視覚野に伝えられます(上図)。

視覚系には9つの経路があることがわかっていますが、メインとなる経路以外はよくわかっていません。もしかして、「第六感」は未知の経路を通して伝えられるのではないか、という説がありました(下図)。人間が無意識に物事を感じ取っている「第六感の秘密」を解く鍵は、意識と無意識の境界線上にあるようだ・・・。

≪意識は無限に重なる層≫
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「E(エネルギー)=M(質量)×C(光速度)の2乗」はアインシュタインの相対性理論の帰結です。科学は客観的なもの、意識は主観的なものとして、科学は意識の研究をを棚上げしてきましたが、ここ数十年で科学も意識をテーマとして取り上げるようになりました。ある研究者は、意識を理解するためには意識をいくつもの層に分けて考えてみることが必要だといいます。

【意識のレベル】
第一レベル:自分を取り巻く物事(人や物)に関する意識
第二レベル:意識を意識すること。自分が何を考えているかを意識することで意識の内部に意識が存在する
第三レベル:(上記赤字部分)について考えると意識を意識したことを意識することになる。

意識の内部に意識があり、その内部にも意識がある・・・これが無限に繰り返されている。わたしとしては『顕在意識』『潜在意識』『阿頼耶識』ではないかと思っています。

処理すべきレベルが多くなると、脳は全てを意識しきれなくなると考えられ、意識の中には背後に隠されてしまうもの、一瞬だけ注意を引きそのままどこかへ消え去ってしまうもの、一方では強い注意を引き、離れない意識もあります

科学では『時間』『空間』『物質』という物理学の基本的な要素で説明しようとしますが、意識を物理学で上手く説明することは出来ていないのが現状です。

≪地球全体に広がる意識≫
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ある科学者は「意識は脳内だけではなく、世界中に満ちている」と述べ、30年間研究してきた調査結果を披露してくれました。それは、【乱数発生機】と呼ばれる装置に向かって誰かが意識を集中させると、ランダムに発生する数値に影響が出るというものです。

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「人の意識が乱数発生機の数値に影響を与える」
もし、ひとりの人間の意識が乱数発生機の数値に影響を与えるならば、より多くの人々の集団意識も同じ現象を起こしているのではないか、と考えた彼は≪地球意識プロジェクト≫を発足させます。

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彼は、世界各地の研究者と協力して乱数発生機のデータを記録するネットワークを作りました。すると、世界的に大きな出来事が起きると、多くの場合ネットワークのデータに偏り(かたより)が生じることが分かったのです。

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中でも強烈な偏りが生じたのは、2008年アメリカ大統領選挙の時でした。投票が締め切られ、「オバマが勝ちそうだ~」と報じられました。上図は投票が締め切られてから5時間後までのデータです。真ん中あたりはオバマが当選スピーチをしていた時にあたります。では、地球意識が実在するとすれば、それはどのような仕組みで機能するのでしょうか。

≪形態形成場≫
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「形態形成場」という聞き慣れない言葉が出てきましたが、「シェルドレイクの仮説」と呼ばれるものです。

シェルドレイクの仮説(Wikipedia)より
①あらゆるシステムの形態は、過去に存在した同じような形態の影響を受けて、過去と同じような形態を継承する(時間的相関関係)。
②離れた場所に起こった一方の出来事が、他方の出来事に影響する(空間的相関関係)。
③形態のみならず、行動パターンも共鳴する。
④これらは「形の場」による「形の共鳴」と呼ばれるプロセスによって起こる。


簡単に言えば、「直接的な接触が無くても、ある人や物に起きたことが他の人や物に伝播する」とする仮説である。(引用終了)

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例えば、鳥が最適な形で群れをなしたり、動物が大移動できるのは、形態形成場のお陰だとシェルドレイクは考えています。わたしたちが普段の生活で「誰かの視線を感じる」という感覚もそうなんです。(実験結果は省略)

≪人間の思考が空間を超えて周囲の人間に伝わる≫
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地球は磁場に囲まれており、多くの生物にとって磁場は不可欠です。鳥や魚は磁場をナビゲーションに利用していると考えられています。私たちの思考や第六感も磁場と関係があるのでしょうか。

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地球の磁場は70億人すべてを包むこむ媒体です。それが情報の交換を可能にしているのです。地球の磁場はさざ波が立つ海のようなもので、その波に乗って脳の電気活動が人から人へと伝わります。

ひとりの脳に変化が起きれば、磁場を通じて他の人たちにも影響が及びます。離れた空間にいる人と同じ感覚を共有する能力、それは「第六感」の基礎となるものです。(実験結果は省略)

「量子テレポーテーション(1)」より
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空間を飛び越えるだけではなく、時間を飛び越えて「未来を感じる」ことができるかもしれません。私たちの意識こそがミクロの世界をコントロールし、この世を動かしているという仮説があります。

≪9.11が示す地球意識≫
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これは、2001年9月11日米国同時多発テロが起きた前後1週間ほどの地球意識プロジェクトのデータです。真ん中が9月11日、小さな□は「ビルに飛行機が衝突してからビルが崩壊するまでの時間」です。

飛行機が衝突する前から明確な変化が起きているのです。衝突してからは数値が激しく上昇しておりますが、ハイジャックそのものが発生していない午前4時半頃から数値が上がりだしているのです。

人間の意識は起きた事件に反応するだけではなく、事件が起きることを予知するのかもしれませんが、「地球意識」についてはまだまだ未解明のままとなっています。

≪予知能力は誰にでもある?≫
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未来を予知する能力・・・ほとんどの人が「虫のしらせ」を経験しているはずです。

光の正体は電気と磁気が一緒に振動して起きる波、すなわち「電磁波の一種」だということが明らかになりました。また、未来から現在に向かって情報が流れる逆向きの波として、「先進波」を導き出しました。この先進波が予知能力解明の鍵ではないかというのです。

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ただ、先進波については賛否両論あり、否定する科学者は先進波に「反物質」という考え方を持ち込みました。そして、物質が時間を遡るということは、実は反物質が普通に動いていることだと考えればいいと主張しています。

この考え方に基づくと、物質は時間を遡っていないことになります。となりますと、未来からの情報は現在に伝わらないということになります。一方、先進波というアイデアを切り捨てることに反対する科学者もおります。

「第六感の解明」について科学者は100年以上研究してきましたが、まだまだ未解明な部分が多いです。理論物理学のみでは無理だと感じている科学者は多いです。

最後に、「宇宙船 天空に満つる日(最終回)」からの引用と、頭の固い科学者には耳の痛い動画で終わります。長文失礼いたしました。m(__)m

(過去記事)直観力を養え(2015/7/25)

「宇宙船 天空に満つる日(最終回)」より
人類意識のバイブレーションが高まれば高まるほど、多くの人々の眼が開き、この宇宙からの呼びかけを感じとる人も急速に増えてくるだろう。そして、その全体をじっとご覧になっている宇宙創造神が、その御心で「よし!」とされた時・・地球と人類は、「その日、その時」すなわち「宇宙船天空に満つる日」を迎えるのである。

「9歳、宇宙のしくみを語る」