選手1人が右脚切断、直前に搭乗やめた4人も 墜落機の明暗(12/1)

ブラジルのサッカーチーム、シャペコエンセの選手など77人を乗せたラミア航空のチャーター機は11月28日にコロンビア・メデジン近郊に墜落した。

同機に搭乗していて一命を取りとめたのは、ジャクソン・フォルマン、アラン・ラスケル、エリオ・エルミート・サンピエル・ネトの3選手と乗員2人、記者1人

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地元当局者によると、フォルマン選手はメデジンで右脚切断の手術を受け、集中治療室に入院している。ネト選手は複数回の手術を受けて経過を観察中、ラスケル選手も集中治療室に入院しているという。

一方、ブラジル・サンタカタリーナ州のジェルソン・メリシオ議員(50)は同チームの大ファンで、チャーター機に乗って選手団に同行し、30日の試合を観戦する予定だった。

しかし直前になって仕事の予定が入り、楽しみにしていた観戦をあきらめたという。メリシオ議員はフェイスブックへの投稿でこの経緯を打ち明け、犠牲者に哀悼の意を表した。

ジャーナリストのイバン・アグノレットさんは、大会の取材が夢だったという同僚のジェルソン・ガリオットさんに座席を譲っていた

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「試合は私が取材するはずだったが、国際大会の決勝戦取材が夢だという同僚がいた」「ジェルソン・ガリオットに、自分の代わりに取材に行っていいと伝えると、『本当に? 本当に行けるの?』と信じられないという様子だった。彼の夢だったんだ」と振り返る。

墜落事故のことは、妻のところに追悼の電話が相次いだことで初めて知ったという。「神が私を救ったのかと考えても、あまりに痛ましすぎる」

チームの本拠地シャペコ市のルシアノ・ブリゴン市長と、シャペコエンセ会長のプリニオ・ダビド・デ・ネス・フィリョさんは、サンパウロで開かれた会議に出席するため搭乗を見送った

ブリゴン市長はグローボの取材に対し、「こうした事態についても私が残った経緯についても、神にしか説明できない」と語り、「シャペコは最大の悲劇を切り抜けなければならない。私たちはサッカーチームとともに至福の時にあった」と振り返った。(CNN)



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昨日のブラジルのサッカーチームを乗せた飛行機がコロンビアで墜落した事故には、本当に驚きました。電気系統の停止、燃料切れが事故原因と言われています。確かに、飛行機は激しく炎上していませんので燃料切れは本当でしょう。

電気系統の停止・・・現在、高齢者ドライバーによる事故が連日報道されており、同時に自動運転システム、自動ブレーキシステムが宣伝されていますが、電気系統にトラブルが発生すればおじゃんになるんですよね~。

上越

また、新潟県上越市で母親が買い物中に、自動車のパワーウインドウに2歳のこどもさんが首を挟まれた事故が起きましたが、人間が作ったシステム、機械には100%完璧というものはないと思います。

「これは便利!」と次々に新製品が開発・販売されていますが、≪便利の裏に隠されたリスク≫を考えないといけません。この事故も手動でしたらあり得なかった事故です。今は窓の開閉が手動だと笑われてしまいますが・・・。

すっかり、アナログが姿を消しつつありますが、いざとなったら結局はアナログが重宝するんですがね~。

123

さて、今回の飛行機事故ですが、それぞれの理由で事故機に搭乗しなかった方が4名おりました。真っ先に、1985年(昭和60年)のJAL123便墜落事故を思い出しました。

あの時はお盆の帰省客でどの便も満席でして、キャンセル待ちのお客様が多数おりました。逆に、電車の遅延、その他の理由で乗り遅れた予約客もおり、キャンセル待ちのお客様が何名か乗られたはずです。

本当に人間の運命とは分からないもので、シャペコ市のブリゴン市長が仰るように、≪神にしか説明できない≫・・・のかもしれません。

お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、一命をとりとめた方々の快方をご祈念いたします。