急にauのCMが出てまいりました。それもこの夏新登場した「一寸法師バージョン」です。このCMに関しては1ヶ月前から仲間内で話題になってまして、浦島太郎、桃太郎、金太郎、乙姫、かぐや姫という昔ばなしキャラクターに一寸法師が登場し、何か意味があるのかしら?と。ちなみに乙姫はかぐや姫の姉という設定になっております(笑)。

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」で牡丹は高島礼子さん、百合は小池百合子さんだったわけですが、残る芍薬(しゃくやく)も話題になりました。

シャクヤク(Wikipedia)より
牡丹が「花王」と呼ばれるのに対し、芍薬は花の宰相、「花相」と呼ばれる。シャクヤクまたは近縁植物の根は、消炎・鎮痛・抗菌・止血・抗けいれん作用がある生薬であり、日本薬局方に収録されている。(引用終了)

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「日本の神様辞典 やおよろず」より【少彦名命(スクナヒコナ)】に関する部分を引用します。全文はリンク元でお読みください。

≪大国主のパートナーとして現れた小さな神様≫

大国主神が出雲の御大之御前(みほのみさき、現在の美保岬)にいるときに、飛沫立つ波頭を伝い、天の羅摩船(ガガイモの船)に乗りヒムシ(蛾)の皮を身にまとってやって来る小さな神様がいました。(略)

大国主は神産巣日神に申し上げると「確かにこの神様は私の手のひらの指の間から生まれた子どもです。あなたたちは兄弟になって、葦原中国をおさめなさい」と仰っいました。そこで、二人は国々をまわり、稲や粟の栽培方法や鳥獣や昆虫の害から穀物を守るためのまじないの法を定め、国づくりを行いました。

≪医療、温泉の神様として活躍≫

日本最古の名湯、愛媛の道後温泉の開湯にも大国主神と少彦名神が関わっています。国づくりの途上、二神が出雲の国から伊予の国へと旅していたところ、少彦名神が突然の病に苦みました。大国主神は大分の「速水の湯」を道後へと導き、手のひらに温泉を作り少彦名神をそこへ浸して湯あみさせ温めました。すると少彦名神はたちまち元気をとりもどし、立ち上がりました。その時、踏んだ石に少彦名神の足跡が残りました。

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≪酒楽の歌〜酒造の神のルーツ≫

神功皇后は息子のホンダワケノミコト(後の応神天皇)の帰還を酒を造って待っていました。

「この御酒は 我が御酒ならず 酒(クシ)の司(カミ) 常世に坐す 石立たす 少名御神(スクナミカミ)の 神寿き 寿ぎ狂ほし 豊寿ぎ 寿ぎ廻おし 献り来し御酒ぞ あさず食せ ささ」と歌います。

少名御神とは少彦名神のこと。古くから少彦名神が酒造の神として崇められていたことが伺われます。

≪一寸法師のモデルになった神様へ≫

ガガイモの船に乗れるほどに小さい体でありながら、大国主神の国づくりを助け、多くの知恵と知識を持つ少彦名神は「御伽草子」の一寸法師の他、後世における「小さな子」が活躍するいくつもの物語のモデルとなりました。

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「聖徳太子の未来記」「織田信長の謎」も続きがありますが、何かとお伝えすることがいっぱいです。もう少しお待ちください~。