ヨルダン川の「戦争と平和」(2010/4 ナショナルジオグラフィック)

イスラエルと周辺諸国の紛争の火種になってきたヨルダン川は、今や干ばつと水質汚染で枯渇寸前だ。この川を守る戦いは平和への一歩になるだろうか。

ヨルダン川

聖書にも登場する中東を流れるヨルダン川。神々しい静けさを連想させるが、実際は平和からはほど遠い。今も戦争の傷跡が残るヘルモン山の水源を流れ出た奔流は、300キロ以上下流の死海付近で暗褐色のよどみに変わるが、過酷な環境のせいでその存在自体が脅かされている。

ヨルダン川周辺は、近隣の国々が川岸に地雷を敷設したり、砂州の帰属をめぐって戦争が起こりかねない殺伐とした場所だ。

中東の乾燥地帯で水は常に貴重な資源だが、近年は6年連続で干ばつが続き、また人口増加のせいで、生活に欠かせないヨルダン川の水利権を争うイスラエル、パレスチナ、ヨルダンの間で新たな紛争の火種となりつつある。(続きは元記事で)

ヨルダン川02

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ヨルダン川周辺の血で血を洗う争いが絶えません。イスラエル、パレスチナ、ヨルダンの間で水利権を争っているからです。ヨルダン川はイエスがヨハネから洗礼を受けた川として世界的に有名です。

水利権だけではなく、宗教的、民族的な争いは今後も無くなることはないように思います。14日にも流血事件があり、17日にはイスラエル軍がパレスチナ人の露店を破壊しました。イエスも現在の状況を嘆き悲しんでいるのではないでしょうか。

さて、そんなニュースを目にした今日配信されました【霊界物語メルマガ】には、その「ヨルダン河」を取り上げておりました。全文転載させていただきます。

王仁三郎によりますと、霊界物語のヨルダン河は現在のヨルダン川ではなく、ユーフラテス川のことで、ヨルダン河は日本では京都府北部を流れる1級河川【由良川】に相応しているというのです。

また、【由良】といえば、淡路島洲本市の【由良】を思い出しましたが、【イスラエルの失われた10支族】にもつながる話ではないでしょうか?うむ・・・面白いですね~♪

(参考)由良川(Wikipedia)

≪ヨルダン河(霊界物語スーパーメールマガジンから)≫

聖地エルサレムの宮殿が建つ蓮華台(れんげだい)の麓に、ヨルダン河(川)が流れています。神界の大河で、「イスラエルの河」ともいい、「五十鈴川(いすずがわ)」ともいいます。〔第1巻第23章〕

実在するヨルダン川は、パレスチナを流れる全長約430キロメートルの川で、イスラエル北端のヘルモン山やゴラン高原などを源流とし、ガリラヤ湖を通って死海へ注ぎ込んでいます。川の東岸はヨルダン、西岸はイスラエルとパレスチナ自治区があり、国境になっています。聖書でヨハネがイエス・キリストに洗礼を施した場所がヨルダン川です。

しかし王仁三郎は、霊界物語のヨルダン河は現在のヨルダン川ではなく、現在のユーフラテス川のことだと言っています。川が注ぎ込む死海も、現在の死海のことではなく、現在のペルシャ湾のことだと言っています。大地の変動があるため古代と現代とは地形が大きく異なっているからです。〔第35巻第1章〕

チグリス

実在するユーフラテス川は、トルコ北東部からシリア、イラクを通り、ペルシャ湾に注ぐ全長約2800キロメートルの大河です。源流と河口で合流するチグリス川もほぼ平行して流れており、両川の流域は古代メソポタミア文明として繁栄した場所です。

霊界物語で、ヨルダン河を舞台に次のようなエピソードが出て来ます。

●竜宮城の従神(じゅうしん)が、稚桜姫命のために庭園を造ろうとして、ヨルダン河の上流から千引(ちびき)の岩を取った。それは水星の精から出た霊石(れいせき)で、稚桜姫命に病気を起こしたが、神勅通りに、霊石を祭ると病気は癒えた。

長方形で、茶褐色を帯びた烏帽子型をしており、この霊石があったのでヨルダン河は幅広く水清くゆるやかに流れて、あたかも水晶のようだった。

しかし霊石を掘り出してからは、山上より土砂を流し濁水の流れになってしまった。霊石を掘り出した中裂彦(なかさきひこ)は心が狂い、ヨルダン河に投身し、その霊は悪蛇(あくじゃ)となり、死海に流れ入って邪鬼となった。〔第2巻第14章「水星の精」〕

●大洪水の時にヨルダン河は埋まってしまい、小さい細い川になって、水も汚くなってしまった。〔第7巻第49章「乗り直せ」〕

由良川鉄橋を挟んで 丹後由良駅と丹後神崎駅間の空撮


日本だと、ヨルダン河は由良川(ゆらがわ)に相応します。綾部の大本の聖地の横を流れている川です。そのため「由良」を「ヨルダン」と読ませている場合があります。

(例)
ここは名におう小亜細亜
地上(ち)の高天(たかあま)と聞こえたる
昔の聖地エルサレム
橄欖山(かんらんざん)や由良(ヨルダン)の
景色に勝る聖地なり
〔第16巻第6章〕

由良川

由良川は京都府北部を流れており、三国岳(福井県・滋賀県・京都府の県境)あたりが源流で、大本の聖地・綾部を通って若狭湾に注ぎます。この川の上流部分を和知川(わちがわ)と呼びます。

伊都能売神諭にも出て来ます。

(例)
由良川(よるだんがは)の水上(みなかみ)の渭水(いすい)の辺りに流れも清き和知川(わちがわ)十二の支流(わかれ)を寄せ集め〔「伊都能売神諭」大正8年4月13日〕

空撮アオリイカ釣り場(兵庫) 淡路島 洲本由良漁港


由良

http://oonisi.way-nifty.com/lameru/2014/10/post-2f6a.htmlより拝借

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