天地創造
        『アダムの創造』

世の中不祥事が次から次と露出していますね~。巨人軍選手の野球賭博、日本大学名誉教授と山口組との関係(そのうち橋下氏にも波及するかも?)、果ては小学生が大麻吸引です。膿が出されるということは、それによって改心する者と改心しない者が出てくるということでしょう。

さて、上図はバチカン宮殿内に建てられたシスティーナ礼拝堂の天井画の中で最も有名な≪アダムの創造≫です。8日に『ベン・ハー』をご覧になった方はお気づきになられたでしょうか。映画の冒頭にこの絵が背景として使われていましたね。


ベンハ―-03


乙女の時に観た際には気がつかなかったのですが、今回「あれ?!」と思った場面がありました。廃墟となったベン・ハーの屋敷の玄関に≪ダビデ(六芒星)の紋章≫、戦車競走の前日に馬主のアラブ人から≪ダビデの星のペンダント≫を渡されレースに出走する場面です。

ダビデ-01


その≪ダビデの星≫ですが、伊勢神宮の石灯篭、元伊勢にある籠神社の奥宮にあたる真名井神社の石碑にもその紋章は見られます(現在は三つ巴紋に変わっています)。そういった≪ダビデの星つながり≫によって【日ユ同祖論】が取り立たされています。ダビデの星は、ユダヤ教、あるいはユダヤ民族を象徴する印でイスラエルの国旗にも描かれています。

問題はいつから偽ユダヤ人が「ダビデの星」を使い始めたかという点です。古代イスラエルのダビデ王の時代というのは紀元前1000年ごろです。ところが、この紋章が考案&使用され始めたのは17世紀といわれています。ダビデ王は利用されただけなんじゃないかと思えてきます。

(参考)ダビデの星(wikipedia)

そこで伊勢神宮の石灯篭(上図)と皆神山の石碑(下図)をご覧ください。どちらもダビデの星と十六菊花紋が仲良く刻まれています。これは何を意味するのでしょうか。

ダビデ-02


≪かごめかごめ≫

かごめかごめ かごのなかのとりは いついつでやる
夜明けの晩に 鶴と亀がすべった 後ろの正面だあれ


籠目


童謡【かごめかごめ】は謎の歌と言われ色々な憶測がされています。籠神社と籠目(かごめ)からほぼ決定的と思える点は、≪籠≫という字は【竹かんむり】に【龍】です。つまり「龍の国日本」は籠の中に閉じ込められて身動きできませんよって話でしょう。「ダビデの星(六芒星)」は籠目の形です。結局のところある時期までは「六芒星の国によって身動きできませんよ~」という意味なのではないかと思うのです。

問題は・・鶴と亀がすべった後の正面に現れてくるのは誰でしょう。そこで≪失われた10支族≫が現れると云われていますが、その10支族は古代イスラエル人ってことでよろしいのだろうか?とちょいと疑問に思ったのです。ダビデの星と十六菊花紋が仲良く刻まれている写真を見ますと、ひょっとして≪シュメール文明≫に関係していませんか?と。

シュメール

ヘロデ門
       エルサレムにあるヘロデ門

「シュメール人」は紀元前3800年ごろに突然現れ、世界最古の都市を築き、メソポタミア文明の基礎となりました。その後、アッカドやバビロニアの支配を受け、さらにバビロニアがペルシャ帝国に併合されてシュメール人は姿を消してしまいました。

メソポタミア
 http://www14.plala.or.jp/bunarinn/plala/daieryAA/daiery/daieryA/mesopotamia/mesopotamia.htmlより

上図は現在の中東諸国とメソポタミア文明を重ね合わせたものです。ここで何かお気づきになりませんでしょうか。「イスラム国が世界最古の文明遺跡を破壊しています」という報道が昨年からされていますが、その報道がされ始めた頃から、「イスラム国等はシュメールの面影をなんとしても破壊したいのだろうなぁ・・」と想像してきました。

報道でも世界最古とは表現しますが、シュメールのシュの字も云いません。ほとんどの一般人は「シュメール文明」という言葉は聞いたことがないと思います。逆にいうと、それだけ知られたくない「古代文明最大の謎」なのでしょう。エジプト、イラクにも十六菊花紋が描かれています。メキシコのティオティワカンを訪れたことがある友人は・・・「そこでも十六菊花紋を見ました」と言っておりました。

世界支配層としては、日本の皇室が十六菊花紋なのは致し方ないとしても、古代イスラエル人⇒突然消えたシュメール人⇒かつてのムー大陸につながるような表現は避けたいのではないでしょうか。それよりも何よりも【龍の国】は【ダビデの星(六芒星)の国】によって籠の中の鳥で居続けて欲しいと願っている人たちがいるということではないでしょうか。

(参考)古代史探訪