動き出した日本列島 西之島直下でM8・5の地震発生


西之島-02


昨晩の巨大地震には本当に驚かされましたね。お怪我をされた方はおられませんか?震源の深さが590キロということで、津波や大規模災害にならなかったのは不幸中の幸いでした。それにしても、首都圏では深夜まで交通等の混乱が続いたようで、大都会の脆弱さを垣間見たように思います。
さて、本日の浅川先生の記事より一部転載させていただきます。

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昨夜発生した小笠原諸島西方沖の地震、実は本日の記事「動き出した日本列島」の原稿の準備をしていた最中だったのでびっくりした。 驚いたのはタイミングだけでなく、震源地と地震の大きさであった。震源の深さが590キロという今まであまり聞いたことのない深さであったために、地表の揺れは「震度5」程度と大きくなかったが、マグニチュード8・5というのは東日本大震災に次ぐ巨大地震である。

もう一つの驚きは、発生地点が小笠原諸島の西方沖であったことである。 その場所については詳しいことは一切報道されていないが、専門からお聞きしたところでは、父島の直下であったようである。 ということは、1年半もの長きに渡って噴火を続けている西之島の周辺であったことになる。しかも、その西之島周辺では、実は新たな海底火山が発生しており、 もう少しすれば海面に島が出現しようとしているのである。

未だ公式な発表はないが私が得ている情報では、この海底火山はおよそ2週間ほど前から始まっており、その辺りの海域は深度がおよそ8000メートルと深く、その海底から既に7000メートルほどの高さまで盛り上がり、あと1000メートルほどで海面に顔を出すことになろうとしているようである。

7000メートルと言えば、富士山の2倍の高さである。それだけの巨大な山が出来上がって来ていると言うことは、海底で巨大な噴火活動が始まって、大量のマグマが噴出していると言うことになる。我が目で確かめたわけではないから確かとは言えないが、私が得ている情報がもしも正しいようなら、それは我々国民は知っておかなければならないことなのに、なぜかそうした情報が知らされずにいる。

それは、発生場所が西之島同様、富士箱根火山帯に属するエリアであるため、政府は世の中が騒がしくなることを恐れているからではなかろうか。 あれだけ巨大な島と化してきている西之島の噴火情報がほとんど知らされない状況が今もなお続いているのもそのためである。 

それゆえ、箱根の大涌谷のガス噴出が始まる直前に、2ヶ月近く続いていた西之島の噴火が止み、今また始まった噴火で島が凄い勢いで拡大し続けていることを知る人はわずかしかいないのだ。島の大きさは既に東京ドーム59個分ほどになってきているおり、これに新しい海底火山で生まれる新島が連なれば更に大きな島となる。

安倍政権は戦争法案を通すために、全ての分野で報道規制を徹底している。それに従順に従っている学者や報道機関も情けない話である。 国民の身に危機が迫っているというのに、戦争法案に夢中になって知らせるべき情報を知らせず、時には震源地などの偽情報を流させている政府の罪は重い。(転載終了)
http://www.y-asakawa.com/Message2015-1/15-message81.htm

西之島-03


2本目のニュース動画は22日に報道されました。この時に「海底火山が動き出したのでは?」と推測しておりましたが、今回の地震によって裏付けられたと思います。気象庁は「余震の心配はない」と言っていますが、余震というのではなく、これからこの海域での地震が頻発することになると思います。必然的に富士箱根火山帯にも影響を及ぼすことになるでしょうね。

政府や地震と火山の専門家も知っているでしょうが、何事も隠蔽することが常態化しているこの国では、国民は情報難民となり、突然起きる非常事態に右往左往するだけとなりそうです。憲法改正をめぐり自民党が最優先に議論する方針の【緊急事態条項】は、それを見越した目論見があると思われます。勿論、原発事故も視野に入っているでしょう。

「早く質問しろよ!」と辻元議員を急かせた安倍首相は、与野党審議を早急に打ち切り、急いで採決に移りたいという心情を表現したトンデモ発言だったのかもしれませんね。

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