地産地消 広島の新鮮無農薬野菜、瀬戸内天然の海の幸、安芸高田市産のジビエ等、完全化学調味料不使用の手づくり季節料理で粋なおもてなし、京蒸の総料理長 山本里志でございます。

 

 

4本目のブログになります。本日もよろしくお願いいたします。

 

 

嫁の病気がキッカケで食に対する考え方が変わると、お店のメニューに

なんだか違和感を感じ始めました。「こんなもん売ってお金もらって

いいんか?」そう考えるようになりました。ちょうど3年半くらい前。

 

 

当時は今とは真逆の営業スタイルでホットペッパー全盛でクーポン利用で

¥3500飲み放付!そんな時代。まさにそんなことをやっていまして、

中途半端に安売り合戦に乗りセコイことをするわけです。ほんま最低ショボーン

 

 

結果は目に見えて惨敗。そりゃそうよ。。。と今は思えますが

当時の自分はこの現実が直視できず、人のせいにしてみたり

言い訳ばかりしてコソコソ逃げ回ってみたりとヒドイ奴でした。

 

 

そんな中、嫁の病気が発覚し、食に対する考えが変わり、店を

生まれ変わらせる原動力となるキッカケとなりました。これからは

お客様の体のためになるものをお出しできる料理人になるんだ。

 

 

そう思い始め、メニューの見直しを始めた頃、コロナ禍に突入。

先の見えないまま休業の日々。ありあまる時間を有効に使うべく

化学調味料に頼らない調理方法や安心安全な食材探しに奔走。

 

 

コロナ禍も、生まれ変わるキッカケになったひとつ。プラスに変換!

ホントにポンコツな自分ですが、少し褒めてやれることがあるとすれば

「諦めなかったこと・努力をしたこと」これくらいかな笑 あとはダメ。

 

 

そんな中、完全な無化調料理にこだわるイタリア先輩シェフと出会い、

改革はさらに加速していきます。料理のクオリティーもさることながら

店内のあつらえやコース内容、単価、さらには私の人となりにもメスが。

 

 

この先輩との出会いも、生まれ変わる強烈なキッカケとなりました。

料理人としての姿勢も、美味しいという意味も先輩から学びましたし、

この出会いなしに今の私はないと断言できます。感謝しかない笑い泣き

 

 

そう思い返すと、すごくいいキッカケに恵まれてきたなと感じます。

そしてまた新しい挑戦ができたり、新しい仲間に恵まれて。当時の

自分を思い返すと信じられないけど、これが現実。ありがたいです。

 

 

 

おっと、ダラダラ長くなってしまいました。また書きます。

お読みいただきありがとうございます。